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【回復】許すと終わって行くこと、始まること(覚え書き)

「許し」は癒しの完成形です。

しかし、癒やせども癒やせども
扉は手前から一枚ずつしか開いていかないし、
先は見えない、
いつゴールに辿り着くか分からない。

私は一生、許せないだろう、
と思っていました。


その私に
転機が訪れたんです。

それは
傷がある自分でいい、
と思えた時からです。

まるで、それが
自然のサイクルか
と思うぐらい

無理なく

ヒーリングは起こりました。


この傷があるから幸せにならないんだ、と

傷を治そうとしてきたけど、

急に、もういいか、

と思えたのでした。

私は回復することを諦めて

傷を抱えたままで
生きて行くことにしたのです。

そうしたら、

格段に楽になりました。


二十年やって、やり切った感があったから、

気が済んだのかもしれません。


癒しとは、

傷を治そうとするより、
傷と共存する、ということ。

傷の存在を許容する、ということ。

傷を悪者と捉えないこと。

傷を治そうとするより、
傷もあっていいよね、

と受容する、

それが癒やしなのではないかと、
最近は思います。

さいきん偶然、
「傷を愛せるか」という精神科医の本を
見かけましたが、

私は、傷さえ愛しているか、
と言われると、
その表現は私にはビミョーです。

私なりの
傷に対する表現を

私なりのコトバにしてみると。

傷を治そうとするより、
傷を傷のまま放っておく、
そのままにしておく。

「許せない」と傷を敵視すると、

傷は力を持って反撃してくる。

こっちが放って置けば、

傷も何もして来なくなる。

そういうことだと思う。

傷を愛している、というより、

傷に注意が向かなくなった、

というほうが近い感じ。
 


傷がある自分でいい、と

傷のある自分を許せたら

安らぎに包まれました。


自分を許せないと、他人も許せなくなり、

周りはみんな敵になります。


自分を嫌いな人は

他人もみんな嫌いです。


自分を許せたら

他人も許せて周りの人がみんな

素敵な人に見えてきました。


やっとここまで来ました。

傷を治すことに半生を費やすより、

これからは自分の人生を生きよう。


そろそろ山の頂上が見えてきて、これ以上、登るところがなくなってきた感じ。


登る次の山を探さなきゃ。


「許し」について↓


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