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誕生日にファンドレイジング、募金をしてみた

フェイスブックの誕生日募金


元旦の朝、誕生日の1週間くらい前に、フェイスブックから「誕生日ファンドレイジング活動してみない?」とお誘いがあった。そんなことは全く考えてなかったのだけど、「やってみようかな」と軽い気持ちでやりはじめました。

フェイスブック上で募集をして、Facebookの決済システムを利用。クレジットカードなどで、オンラインショッピングをするような手軽さで決済できる。集まったお金は、フェイスブックから指定の機関に支払われる。

調べてみたら、私たち家族が関わっているシュタイナー学校も募金先にあった。なので、その学校を募金先にしてファンドレイジングをスタート。

本来、ファンドレイジングをしようとおもったら、その目的、プロジェクトの内容、コンセプトなどを練らないといけない。クラウドファンディングにしても、ファンドレイジング企画の審査があるところもある。お金を集めたかったら、労力もかかるのだ。

それに比べてこのフェイスブック誕生日募金は、特に決める必要もなく、気軽に始められる。「とにかく、この学校を応援したい!」という気持ちだけでスタートできる。

この誕生日募金というのも初めてだったし、フェイスブックから「目標金額が多めのほうが集まりやすい」と聞いたので、よくわからないまま3000ポンド(50万円くらい)を目標金額にした。内心、300ポンドでも集まればいいや・・・と思いつつ。笑

募金の募集期間はあと1週間残っているが、数回の告知で300ポンドは超えた。なんとなく雰囲気がつかめたので、もう少し告知に力をいれて、もうちょっと金額を集められると思う。


お金を集めたいなら、集まる方法を考えなくちゃ

イギリスのシュタイナー学校は、基本、政府からの補助金はゼロだ。つまり、運営のすべてが、学費と寄付にまかなわれている。学費は運営するのにギリギリいっぱいの金額。どこの運営もカツカツなのが現状。

学校は、手紙やニューズレターなどで「寄付歓迎」の意味の一文を保護者に送っている。寄付歓迎、寄付したい人は連絡ちょうだいね・・・といった内容の一文。

学校側からすれば、喉から手が出るほどお金が欲しいはずだけど、「寄付歓迎」の一文は、「どっちでもいいけどねーーー」と言わんばかりのインパクトの弱さだ。

はっきり言わせてもらうと、そんなんではお金は集まらない。

だいたい、「寄付をしたいんだけど、振込先とか教えてくれる?」と連絡をするだけでハードルが高い。しかも、そうやって連絡するとき「3000円だけなんだけど寄付したいんだけど・・・・」とは言いにくい。ある程度まとまった金額じゃなかったら、なかなか自分から寄付しますとは言いにくいものだ。


ファンドレイジングでお金を集める方法

お金を集めたかったら、まずはお金を出しやすい機会をつくること。

学校でよくあるフェアやバザーでは、私は学校にお金を落とす気満々ででかけていく。大した金額ではないけど、1日に数万円くらいは使う気分で行く。お金を出して学校を応援したいという気持ち。

なのに、学校のフェアで、2ポンドのコーヒーを買って10ポンド札を出し、「お釣りは募金にして」とわざわざ言うのに「そんなのいいわよ」とお釣りを無理やり押し付けられたときにはびっくりした。

フェアやバザーはファンドレイジングの機会でもあるはず。喜んで学校に貢献しようと出かけていくのに、募金箱もなければ、おつりも取ってもらえない。かといって、買いたいものもあまりなかったりする・・・。

お金が余っている人、わずかでも出して貢献したい人はいっぱいいる。でも、出す機会がない。

だから、簡単に出せる機会を作っておくことは基本。いちいち銀行振り込みをすることもなく、オンラインショッピングなみの気軽さで、クレジット決済でポチッと募金できるのはすごく気楽。お金なくても、気持ちだけの100円だけでも出せる。

大きな金額は出せなくても、小さな金額がたくさんの人数から集まれば、募金額もまとまる。もちろん大きな金額を出してくれる人もいる。みんなの力が集まるってすごいことだ。出してくれたお金のことを「チリ」とは言いたくないけど「チリも積もれば山となる」のは本当だ。

一人の誕生日募金で5万集まるとする。もし、学校の保護者のうち20人でも同じように誕生日募金すれば100万になる。労力もほとんどかからない。


誕生日に募金活動をすること

今回、なんの気無しにはじめた誕生日募金。やってみてすごく嬉しかったのだ。

私も個人で募金をすることはある。環境、教育、子どものこと、難民問題・・・。でも、一人で出す金額は、私のたったひとりの力だ。でも、今回ファンドレイザーを立ち上げたことで、ちょっと告知しただけで、みんなの力が集まった。一人ではできないことが、みんなの力が集まるとできるようになる。エネルギーの流れが全く違う。

募金してくれた人の多くは、学校に直接関わりのない人たち。私のことを信頼して応援してくれるひとたちや、シュタイナー教育を応援したい人たち、私の誕生日のお祝いに、プレゼントの代わりに募金してくれたひとたち。

学校のコミュニティ限定で声をかけたのでは絶対集まらないところから、募金が集まってきた。

すごく嬉しい。私個人へのプレゼントも嬉しいけれど、私が応援したい機関(今回はシュタイナー学校)のために募金してくれるのは、もっと嬉しい。ちょっとでも学校に貢献できたことは、私もすごく嬉しい。

フェイスブックでたくさんの「お誕生おめでとう」のメッセージをもらった。これもすごく嬉しい。ありがたいことだとおもう。その気持ちを、「募金」と言う形でなくても、「おめでとう」の気持ちをこめて、募金情報をシェアしてくれるだけでも、ものすごく大きな貢献になる。

貢献するって、お金だけのことじゃない。人に感謝の気持ちを表したり、応援の気持ちを伝えたりするのも、お金でもできるし、何かをするのでもいい。告知協力だっていい。


ということで・・・お願い

募金に協力していただけたら嬉しいけれど、「お誕生日おめでとうーーー!」の気持ちの代わりに、この記事やファンドレイジング情報をシェアしていただけるのもすごく嬉しいです。Facebookアカウントあるひと、よかったらご協力ください。

もちろん、募金で集まった金額は、私のもとにではなく、全額、指定された募金先「セント・マイカエル・シュタイナー学校」にいきます。

シュタイナー教育を応援したいひと、協力していただけたらうれしいです。ありがたいです。感謝です。

どうもありがとう。


※ トップの画像は、The St Michael Steiner School のウェブサイトからおかりしました。



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