旅に出て気づくこと〜スイスでイギリスを思う
旅に出ると、いつもの習慣や常識が通用しなくて、あれ!?・・・と思うことがある。
久しぶりのスイスでまず気づいたのは、ああ、信号は守らなきゃいけないんだ、横断歩道じゃないところで渡っちゃいけないんだ・・・ということ。笑
イギリスは自己責任の国。信号(法律)に従うのではなく、車が来ていないという自分の認識と判断で渡る。
だから、信号が赤でも車が来ていなければ渡る。横断歩道じゃなくても、車が来ていないければ渡る。
あまり見ずに渡るひとがいて、車が止まらなければいけないシチュエーションもあるのが困りものだけど。笑
ドイツだったら、真夜中の信号で、車が全く来なくて、誰も見ていなくても赤信号で待ってる。苦笑
ドイツも自己責任の国とかいうけど、いやいや、違う、と思う。だって、法律絶対の国。自分の判断じゃなくて、公のルールに判断を委ねているから。そこにあるのは自己責任じゃなくて、責任転嫁だ。
ドイツ人よりさらにきっちりしていると言われるスイス人。誰も歩いていない、車もほぼ通らない交差点で、横断歩道から2mくらい離れたところを渡ろうとして、交通整理のおじさんに「横断歩道渡って」と指示された。怒らずに、にこやかに指示してくれたところが、ドイツ人との違いか。笑
そんなスイスで電車に乗ろうとしたとき、当たり前のように横から割り込んでくる人が何人もいてびっくりした。
スイスの人が・・・っていうわけじゃなくて、その人たちがたまたまなのかもしれないけど。
イギリスっていうのは、「見えない列」が習慣になってる。
バスなどで待っているとき、特に列は作らない。でも、何番目に来たかが暗黙の了解でわかっていて、乗車するときには、早く来たひとから乗っていく。後から来た人は、ちゃんと待つ。
順番が微妙なとき、どっちが先に乗るか譲り合いすぎて立ち往生になることさえある。
そんな習慣に慣れているので、割り込まれて必要以上にびっくりしたのかもしれない。笑
いつもの常識が通じない。
そんな経験に目が醒めることがある。
自分の当たり前が世界の当たり前でないということ。
国や文化が違えば、違うこと。
自分の常識に合わなくても、悪いことではないということ。
もっと小さい単位で言えば、ひとりひとり違っていてOKだということ。
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