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算数は楽しくて美しい。楽しいものを嫌いにさせるなんて何事ですか。

私は、シュタイナー教育を専門にしています。シュタイナー教育の基盤になっている思想「人智学」はじめ、小中学校の各教科、芸術、手仕事、工芸など、いろいろ教えますが、専門は算数・数学です。

私の会社e-waldorf international ltd (簡単にe-waldorf 〜イーウォルドルフ〜で通ってます)で「シュタイナー算数教育教師養成講座」という講座をやっています。

名前の通り、シュタイナー教育の算数を教える先生を育てる講座。すでに学校や教室の先生方だけでなく、自分のお子さんたちに算数を楽しく教えたい、算数好きになって算数の力をつけてもらいたいと思うお父さん・お母さん方も参加されています。

算数って、嫌われ者ですよね。算数好きは絶対マイノリティです。

この講座に来る人たちは、算数を教えたい人たちなんだけど、実は、受講者の半分以上が「算数嫌いなんですーーー」と言いながら受講を決めます。

算数嫌いで苦労した。
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子どもたちにはそうなってほしくない。算数好きになってほしい。
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華代先生の発信している「シュタイナー算数」は、なんだか美しいし楽しそう。
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こんな算数だったら子どもたちも楽しいんじゃないか。
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もしかして、今からでも大人の私が算数好きになれるんじゃないか。

と思って受講される方が、半数以上です。

で、受講生の100%が「算数ってこんなに楽しかったんだー」と目をキラキラさせながら算数に取り組むんです。

今第8期の講座が終わったところ。6ヶ月の講座が終わって、今まで楽しみにしていた、すでに習慣になっている講座の勉強が終わり・・・みなさん、「シュタイナー算数ロスに陥ってます」「講座が終わってしまって寂しい・・・」とおっしゃいます。笑


算数・数学は楽しいものです。美しいものです。美しいものを感じて、算数の喜びをそのまま体験できれば、算数の学びは喜びです。

そうでなく、公式を覚え、公式の使い方を練習し、テストで点をとるだけでは、算数そのものの喜びはない。

算数の喜びは・・・
・自分で考える喜び
・自分で試行錯誤の末、発見する喜び
・数や形の不思議に心を震わせる喜び
・自分が成長していく喜び
・点と点が線でつながっていく喜び
・思考力が深く広くなっていく喜び
・算数を通して世界を見ると、世界の真実に近づける喜び
・算数を実生活で使える喜び
・算数を使うともっと難しいことができるようになる喜び
・自分で創り出す喜び

子どもの頃、数学の問題が解けるのが嬉しくて数学が好きだった私。でも、テストで点をとった喜びは、数学本来の喜びではないです。ゲームで得点するのと同じ喜び。攻略して嬉しい、得点というご褒美もらえて嬉しい・・・という喜び。テストの得点は、馬の鼻先にぶら下げられた人参と同じ。

シュタイナー教育を知って、算数本来の喜びを初めて知った・・・と思いました。

そんな算数の喜びを、そのまま子どもたちに体験させているのがシュタイナー教育。

シュタイナー教育を実践すればするほど、「なんで、一般の算数教育は、楽しいはずの算数をわざわざつまらなくして教えて算数嫌いを大量生産しているんだろう?」と不思議になってきます。

算数の喜びそのまま、子どもたちに伝えれば子どもたちの目はこんなにキラキラするのに。

算数嫌いだった大人だって、算数が楽しくて夢中になるのに。




「シュタイナー算数教育教師養成講座」 
第8期の説明会あと1回です。




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