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ロンドン、サウスバンクで食べ歩き+コンサート

サウスバンクセンター・ストリートフードマーケット

日曜はいつものサウスバンクセンター。ロンドンのウォータールー駅とテムズ川の間にある文化施設を集めたエリアです。

コンサートがあるので、それより少し早めにサウスバンク入り。広場でやってる、ストリートフードマーケットで食べ歩き。各国料理のベンダーが集まっていて、今まで何箇所かためしたけど、全て美味しくてハズレがない。


サウスバンクセンター・ウィンターマーケット

その後、テムズ川沿いエリアに行って、ウィンターマーケット。ロンドンアイ(観覧車)をみながらお店をのぞく。

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mulled wine (ホットワイン)を飲む。ドイツのクリスマスマーケットで飲むと、さすが本場の美味しさなのだけど、ここではちょっとがっかり。沸騰させてアルコール残ってないじゃん!・・・っていう代物でした。

ちなみにホットワインは、自家製がベストです。自分でスパイスをブレンドして、オーガニックワインで作るから。でもね、寒ーいクリスマスマーケットで白い息をはきながら、お祭り気分で飲む雰囲気は最高。

ホットドッグ屋さん「OH MY DOG!」・・・Oh my god.. ベタなネーミングが憎めない。苦笑

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コンテンポラリー・クラシック音楽

コンサートは、サウスバンクセンターの中で一番小さなコンサートホール「パーセルルーム」にて行われました。

プログラムにあった曲はどれも知らない曲ばかり。でも、テーマが面白そうで、タダ!だったのでチケットを取っておいたのでした。

オーケストラ”フィルハーモニア”の中の小グループによる演奏。指揮者はペッカ・クーシスト。

日本語の情報ありません。涙


コンサートは、すべてコンテンポラリー・クラシック音楽。

コンテンポラリーは嫌いじゃない。先日のスティーブ・ライヒも素晴らしかった。フィリップ・グラスも好きだ。でも、感情より頭を使う感じがあって、作品によっては聞いていて疲れることもある。

このコンサートでは、知らない作曲家、知らない曲ばかり。だけど、どれも素晴らしかった。

弦楽器で表現した鳥の鳴き声。そんなことは17、18世紀から作曲家が試みている。ベートーベンだってヴィヴァルディだってヴォーン・ウィリアムスだってやってきている。でも、全然違う。

ベートーベンが作曲家として初めて人類平等の主張を交響曲にもりこむという挑戦をした。ヴォーン・ウィリアムスが世界大戦のさなかにイギリスの平和な鳥の鳴き声で社会へ意思表明した。

そして、現代を生きる作曲家は、自然の音、鳥の鳴き声、うねる風の音を楽器で表現しながら、地球温暖化、環境のことを訴えてる。

できあがる音楽が違うのも当然。



で、とにかくすばらしかったんです。4曲だけ、1時間ほどの短いコンサートだけど。

コンテンポラリーってちょっと冷たさを感じることもあるのだけど、この演奏から感じたのは冷たさどころか、情熱だった。

ヴィバルディやチャイコフスキー、シベリウスみたいな偉大な作曲家はもちろん素晴らしい。でも、大きなステージではできないちょっとマイナーな曲だけど、実はこれこそがやりたい音楽なんだ!・・・って感じの。「これより素晴らしいものなんてどこにある!?」って言い放つ。



そして、その後30分後には、同じサウスバンクセンターのロイヤルフェスティバルホールにて、同じ指揮者、フィルハーモニアによるコンサートが行われる・・・という。この無料コンサートは、前振り。笑

そこでは、フルオーケストラで、ペッカの指揮で、ヴィヴァルディの「四季」が即興で行われるという・・・。しかも、彼は「四季」を指揮をしつつも、ソロイストとしてバイオリンを演奏するという。とにかく指揮者が素晴らしいので、これは必見。

ということで、パーセルルームでのコンサート終了後、隣のビルのロイヤルフェスティバルホールへ直行。当日券を買ってコンサートに潜入。


飲み屋のハシゴはしたことあるけど、コンサートのハシゴは初めてです。


次のコンサートの話は別記事で。
指揮者ペッカ・クーシストのことも、熱ーく語らせてください。


興奮冷めやらず。



私のこと↓

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