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料理しない宣言しました

我が家は、朝、昼は、セルフサービス制。晩御飯は、ドイツにいた時は、息子2人が週1ずつ、夫が週3回、私が週2回作っていました。ドイツからイギリスに越してきて以来、当番制度が崩れてしまい、ほぼ毎日私が料理をしていました。

息子たちは、ドイツにいたときはランチは学校のカフェテリアで買っていましたが、イギリスに来て、学校でランチを買うことができなくなりました。朝起きて、朝ごはんを自分で準備して食べ、お弁当を作り、コーヒー豆を挽いてコーヒーを入れフラスクに入れて学校へ行きます。イギリスにきて昼ごはんを作る作業が増えましたが、きちんと毎日やっています。

問題は夫です。イギリスに来て家事をほとんどしなくなっていました。

あるとき家族が揃った夕ご飯の席で宣言しました。
「もう、料理するの、やめます。」

宣言したとき、家族は一瞬固まりました。そして、夫・・・
"Fair enough." (あまり嬉しくないけど同意。)

まあ、納得せざるをえないでしょう。私が家族で一番忙しいことは家族全員わかってます。朝4時から働いているから、晩御飯の支度をするころにはへとへと。しかも家計は私が100%支えているのです。家計に貢献しないなら、労働で貢献して!・・・と、悲鳴のような叫びです。


料理しない宣言、その後

その後、びっくりするくらいスムーズにうまくいっています。もう料理しない、と、みんなの前で宣言してそれを受け入れられたので、私も罪悪感なく、夕方になって仕事が終わってのんびり。

息子は16歳と17歳。これまで、ずっと私の手料理を食べて育ってきました。特に料理上手というわけではありませんが、オーガニックや手作りの質のいいものを食べさせてきました。添加物も気をつけてきたので、外食でも添加物が多いと嫌がります。

だから家で食べるものも、かなりウルサい。味だけじゃなくて、体も添加物に敏感です。お金のかかるお坊ちゃんに育てちゃったわーーー、とも思いますが、体を作ることなので大事にしたい。

これまでそうやっていいものを食べてきたし、料理のレパートリーもいくつかあります。だから、自分で料理しなければいけなくなっても、出来合いの食品やインスタントに走ったりしません。変なものを食べるより、自分で作ることを選んでいます。

いいものを食べることは大事。豪華じゃなくていいから、質素でも素材が良くてシンプルに美味しいものを。息子たち、そのことは、しっかり体で覚えたようです。そして、そういうものを食べるには自分で作るのが一番合理的だということも。

親が子供にしてあげられることなんて、大してないけど、生きることの基盤のひとつを作ってあげられたかな・・・と思います。



はじめましてのみなさんに、自己紹介。
これからどうぞよろしくお願いします。
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