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アジアの旅⑥中国四川省成都(2)【古街のレトロなホテル】

2018年の成都旅行記事。2番目は泊まってよかった古街にあるホテルのお話しです。成都は商業都市で大型のビジネスホテルがたくさんあります。一方で観光で訪れるなら是非泊まってみたい古い建物を使った雰囲気のいいホテルも多い。今回はそんな2軒のレトロホテルに宿泊しました。

一軒目は文殊院の近く、圆和圆。英語名はBuddha Zen です。中華屋敷そのもの、という趣があります。

グーグルマップの位置情報は正しくありません。百度(Baido)の地図を使いましょう。

異国情緒を感じたい人にはピッタリだと思います。ヨーロッパからのグループも来ていました。彼らは好きだろうな、こういうの。

外観や廊下、中庭の雰囲気は抜群ですが、客室はごく普通でした。マットレスがちと固かった。スパもあるのですがタイ在住の自分からするととてもお薦めできない。東南アジアのスパのレベルは最高なんだなと実感する内容でした。(個人の意見)

ここがいいのは何といってもロケーションです。文殊院の周りは文殊坊という古い街並みを再現した古都のテーマパークみたいになっていてホテルの周辺を歩いているだけで楽しい。素敵なお茶屋さんや食堂もたくさんあって食べ過ぎ注意です。

二軒目は文殊院とは別の古街、寛窄巷子(Kuanzhai Alley )の中にある徳門仁里 (デメンレンリホテル)です。こちら古い建物を更にそのままの残しているいい感じのホテルでした。

寛窄巷子といえば、成都観光のハイライトの一つ。大勢の観光客が訪れる古街です。清の時代の建物が多く残されています。このホテルはそのど真ん中にあり、正に文化財のようなお宿。ただ、そのためか、ホテルの看板も案内版もなく、古街の中をウロウロ探し回ることに。そしてようやく同じ名前の喫茶店を発見してそこの店員さんに尋ねると、なんと親切にも連れて行ってくれました。成都の人達、みんな優しいです。

これが入口。わかるわけがない。😂 入っていいのかどうかも躊躇してしまう玄関です。

中に入ると思わず唸ってしまいました。あらあら、何と素敵な佇まい。これはいいなぁ。

と思ったのもつかの間ここで問題発生。このホテルは現地で支払いすることになっていましたが、クレジットカードが端末を通らない。他の場所では使えたVISAが使えないのでした。現金はそれほど持ち合わせてはおらず、日本円やタイバーツで支払えるわけもなく。そして受付の女性は全く英語が話せない。スマホの翻訳アプリを使ってのやり取り。荷物を置かせてもらって現金調達に走ることになりました。

中国に行って一番困ったのはこの支払いの問題。小さな店や食堂ではカード不可、現金も百元札は不可(偽札が出回っているせいらしい)。ほとんどがQR Pay なのでした。普通の観光ホテルでは問題ありませんが、今回のような古いホテルでは気を付けないとね。両替所もなく、ATMクレジットカード引き出しもエラーがでるし、銀行の窓口では断られました。世界のVISAもここでは無用の長物。

困り果てて結局どうしたかというと。。。地下鉄で空港まで行って日本円を両替。空港には両替所があるのです。他に方法はあったかもしれませんが、焦っていてそれしか思いつきませんでした。地下鉄代分の小銭があってヨカッタ。

バタバタしましたが無事にチェックイン。

部屋は2階建てのメゾネット。板の間にカーペットを敷いていて歩くたびにギシギシ鳴る。武家屋敷みたい。

寝具は分厚い綿布団。まさに古民家です。嬉しいなあ。いろいろあったけどこの宿はアリだなと思いました。ホッとしてその後は寛窄巷子で食べまくり。

古街ではスタバもこの様相。スタバがあること自体が驚きでした。

今回、中国での旅行のお金の扱いに関していろいろ勉強になりました。上海の中国人の同僚に電話して窮状を訴えたら「現地の銀行で口座作ってQRペイすれば?パスポートで口座開設できるよ。」と言われた。それはカンベン、ということでやってませんが、北京や上海のような大都市ならこんなことはないと思います。が、今度行くときは準備を怠らないようにしよう、そしてまたレトロホテルに泊まるぞ、と己に誓うのでした。🍜 成都の前の記事は ↓ こちらです。

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