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バンコクからの旅日記 (23) インド|アーグラ城|皇帝の城は大きさで勝負

2018年12月のインド。デリーからアーグラへ移動。インドは大きな国。それは移動に時間がかかることを意味している。陸路で半日がかりで到着。
到着後、すぐに出かけたのはアーグラ城。ムガール帝国時代の城塞です。


大勢の観光客と一緒にゾロゾロ歩いていくと入口が見えてきました。
うへー、大きい。
重厚な赤レンガ造りで、通称赤い要塞(Red Fort)と言われているそうです。

最初の門からまた長い道のり。ここは偉い人が象に乗って移動するそうで、高い塀になっているのは象がわき見をして暴れないようにするためためだとか。

何という大きさ。レンガ造りは強固なので600年後もしっかり残っている。日本の木造のお城はほとんど燃えてしまってもったいないな。

強大なムガール帝国の栄華を伝える美しい装飾。

このお城を造った第3代皇帝のアクバルは13歳で王位に就き、領土を拡大して大帝と呼ばれたそう。しかし、息子たちはアル中やら鬱やら問題児ばかりで、唯一まともな息子は暗殺未遂に遭うなどあまり幸せな家族生活は送れなかったようです。権力者あるある。

バルコニーからはヤムナ川と広大な大地が見える。

謁見の広場。どこにいても王の言葉が届くように造られているそうです。

ムガールはイスラム王朝だったけれども、全民衆の心をつかむため、ヒンドゥーやその他の宗教にも寛容でした。典型的なイスラム装飾に見えて、所々にムスリムではご法度の人物や動物の装飾もあったりします。

インドの史跡はとにかくやたらに大きい。見学するにはかなりのエネルギーを要します。
年寄りからのアドバイス。インドは若いうちに行きましょう。
(2018年撮影)
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