見出し画像

voice.03-哀しみは足音を立てずに、一番の理解者だという顔をしている。

ー過激な表現を含みますので自己責任で読むかどうか決めてくださいね。ー


ある日王子様が来て、迎えに来てくれる。

私にとっての王子様が、かつて冷たい死だったように。

いつも哀しみは足音も立てずに隣に居る。
じっと暗い眼で此方を見ては、ただ寡黙を貫いている。
その瞬間を待つように。

生きてるだけで本当に辛い人生だった。

息をしないように、息をした。
顔を見られないように、俯いて歩いた。
何も見ないように、聞こえないように過ごしていたら、とうとう頭が可笑しいと言われるんだ。
血を流していたら、唯一味方である親にも笑われるような日々を過ごした。

ここから先は

1,332字
詩やエッセイ20本で500円にてnoteにて販売をさせていただきます。 売上は詩集を制作するにあたり、書籍代に還元させていただきます。

「本当は生きたい」そんな君へ。 生きづらいけど”生きたい”でも”やめたい”そんな狭間で今日も揺らぐ気持ちが カプチーノのようにまろやかなも…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?