わたしのこと(自己紹介)
訪問いただきありがとうございます。
「かやのうち」こと、フリーランス翻訳家の丸山華弥(まるやま かや)と申します。今までのnoteでは、気が向いたときに自分の想いをぽつりぽつりと書き綴っておりましたが、フリーランスとなった今、改めて自己紹介をさせて頂こうと思います。
<略歴>
幼少期:海外で育つ
アメリカ(テキサス州、ニュージャージー州)およびオランダ(ロッテルダム)にて幼少期の10年を過ごす。中学で日本に帰国し、中高一貫の女子校に入学。日本と海外の文化の違いに大きく戸惑う。以後、わりと内向的な性格になる。小さいころから読書(とりわけ、児童向けの物語小説)が大好き。
青年期:大学で英米の児童文学にどっぷりつかる
慶應義塾大学文学部の英米文学専攻に入学。在学中に読んだJ.M.バリ著『ピーター・パンとウェンディ』に衝撃を受け、本書をテーマに卒業論文を執筆。卒業後もピーター・パンゆかりのロンドンとスコットランドを訪れました。
社会人時代~現在:出産を機に自分のキャリアを見つめなおす
大学卒業後、大手EC会社に入社。自社開発商品のプロダクトからパッケージまでのデザイン開発を行う部門にて、主に北欧を中心とした海外デザイナーとの折衝や新規取引先の開拓を中心とした業務に従事。文学との接点を持ち続けたいという想いから、仕事の傍ら、フェロー・アカデミーにて児童文芸の翻訳について基礎から学ぶ(こだまともこゼミ在籍経験あり)。その後20代後半で結婚、出産を経験。夫の転勤により九州へ引越し、育児と仕事の忙しさとのバランスに悩み、仕事を退職。その後再び夫の転勤に伴い関東に戻る。
退職を機に、自分の本当にやりたいことを考え、子育てと柔軟に両立しつつ、言葉を紡ぐ仕事がしたいという考えのもと、フリーランスの翻訳家になることを決意。
<独立に至った経緯>
日々の生活や家族との時間を大切にしつつ、自分の好きを追求した働き方がしたいと思った
もともと、小さいころから本を読むこと、文章を書くことがとても好きでした。翻訳も好きで、中学時代は、勉強の合間によく当時好きだった日本の曲の歌詞を英語に訳して遊んでいました。
文学、とりわけ人間の本質的な部分に優しい言葉で触れる児童文学というジャンルが大好きで、大学では文学部を選びました。慶應の文学部では、二年目で専攻を選ぶのですが、「中国の翼の無い竜が、西洋の翼のあるドラゴンに変化した理由を知りたくない?そういうことを研究できるのが英米文学なんだよ」という友人の一言で英米文学専攻へ入ることを決意。英米文学専攻では、ゼミの課題図書リストに入っていた『ピーター・パンとウェンディ』に感銘を受け、ピーター・パンの物語に描かれている死と時の描写に焦点を当てて研究に没頭しました。
卒業後は大手のEC会社に就職をしました。しかし、文学との接点が日々薄れていくことで自分らしさが失われていると感じ、仕事帰りに週1回、フェロー・アカデミーで翻訳について基礎から学ぶことにしました。産休と同時に辞めてしまいましたが、最終的にはプロの翻訳家の方が多数在籍する児童文芸のこだまともこ先生のゼミに入れていただき、日々翻訳と向き合いました。
その後、出産と同時にコロナが流行り、自宅にこもる日々の中で自分はどう生きたいのか、と自己分析に励みました。最終的に【私は言葉を紡ぎたいのだ】と改めて強く思うようになり、noteを始めました。ほどなくして、主人の仕事の関係で知り合いのいない福岡へ引越したと同時に育休から復帰しました。しかし、慣れない土地でのワンオペ子育て+子供のすさまじい登園拒否+時短勤務内での完結が厳しい業務との両立が難しいと判断し、一旦仕事を辞め、息子と全力で向き合う生活を選ぶことにしました。
昨年秋、住み慣れた関東に戻ってくることになり、息子も新しい幼稚園に元気に登園してくれるようになりました。色々と落ち着き、息子が幼稚園に行っている間の自由時間に少しでも自分らしく働きたいと考え、【言葉を紡ぎたい】という想いと、フェローで培ってきた【翻訳力】を使って、フリーランスの翻訳家を目指すことにしました。
<どんな仕事がしたいのか>
【言葉をアートする】という自分のテーマを意識した仕事がしたい
起業届を提出する際、屋号を設けることができたのですが、そちらを"cotobart"(コトバート)という造語にしました。この言葉は、「言葉」と「アート」を組み合わせたものとなっています。
私の出身大学の慶應義塾大学のシンボルマークであるペンマークには【ペンは剣よりも強し】という意味が込められています。そしてその名の通り、言葉は使い方ひとつで人を守ることもできるし、殺すことだってできてしまうのです。言葉には、本当に大きな力が宿っていると考えています。
私は、人がまるで美しい絵画作品を鑑賞したときに感じるような感動を、自分の文章を読んだときに与えられるように、一つひとつの言葉を丁寧に選んで紡いでいくいわば【言葉をアートする】感覚で、常にいただいた仕事に真摯に取り組んでいきたいと考えております。翻訳の際は、その文章に元から宿っている美しさを損なわないように配慮しつつ、著者が文章に込めた思いをしっかりと届けられるように気を配るようにしています。
また、言葉を紡ぐことが大好きなので、ゆくゆくは自分の言葉で発信ができるライターのお仕事もできたら嬉しいと考えています。
フリーランスとして発信を始めたばかりでまだとても緊張していますが、今後どうぞよろしくお願いいたします!
<実績>
・ワーナー・ブラザーズ・ジャパン合同会社
「ハリー・ポッター」シリーズの公式海外ピックアップ記事の翻訳(英→日 2024年1月分~現在)
DCコミックス公式の海外ピックアップ記事の翻訳(英→日 2024年3月分~現在)
・プロ向け美容商材のEC会社
各種商品の取扱説明書の翻訳および、英語版公式Instagramの記事翻訳(日→英)・投稿業務 (2024年8月~現在)
・青土社
『ユリイカ 令和5年11月 臨時増刊号 J.R.R.トールキン没後50年――異世界ファンタジーの帰還』にて、『仔犬のローヴァーの冒険』(J.R.R.トールキン著)ブックガイドのあらすじ執筆を担当
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