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怪談・奇談

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「名状し難い記事たち」というマガジンの中に不思議な話が結構あったので、別マガジンとして独立させようと思いました。今後怪談的な話はこちらに分類します。
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#不思議な話

天井の景色

天井の景色

お盆も今日で終わりですね。

そう言えばこんな話を聞いたのを思い出したので
書き留めておこうと思います。

私が高校生ぐらいに同級生から聞いた話。

Nちゃんの母方の祖父母は東北地方に住んでいる。

毎年お盆の時期には泊まりに行っていた。
祖父母の家でいつも寝るのはかつて母が独身の頃に使っていた部屋。

蒸し暑い夜の事だったと言う。

なかなか寝付けずにいたNちゃんは何となくぼんやりと常夜灯が照ら

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UFOの話を聞いた②

UFOの話を聞いた②

医療事務をしていた頃の同僚Mちゃんから聞いた話。

Mちゃんが今の病院ではなく、別の会社で働いていたとき、一度だけ変わったものを見たと言う。

仕事が終わり、会社を退勤した。自家用車で通勤していたMちゃんは家までの帰り道をいつも通りに走っていた。

会社から家まであと半分くらいまで来たが、帰宅ラッシュに巻き込まれてなかなか車が進まない。

Mちゃんは、あぁまた渋滞か‥早く帰りたいのに、と思いながら

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気配

気配

相方の魚座君の話。

魚座君のが実家に私物を取りに帰った時の事。
自分の部屋に向かう途中、ふっと男物の香水の匂いがした。

あ、親父の付けてたオーデコロンの匂い‥

魚座君はそう感じた。彼のお父さんは彼が20代で鬼籍に入っている。生前のお父さんの職業はアパレル関係で、家にいる時もきちんとした格好をしていたそうです。髪型はオールバックで、オーデコロンをつけていたとの事。

魚座君が自室でクローゼット

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最近聞いた「変わった話」

最近聞いた「変わった話」

この話は私も又聞きというか、きちんと本人から聞いた訳ではないので細かなシチュエーションは不明です。

Sさんという理容師をしている方のお話。とある地方都市で商業施設に入っている理容店に勤務していた。

その理容店のバックヤード、所謂スタッフ休憩室兼備品倉庫があった。

サービス業というのは、スタッフが一斉に休憩を取ることはない。大抵は交代で休憩に入る。

Sさんが入店まもない頃、スタッフが休憩室に

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峠道にて

峠道にて

写真はフリー素材なので実際の峠ではありません。

先日相方の魚座くんとウチのワンコと、とある牧場へ遊びに行く途中の話。

気温が上がる前に行こう、という事で早めにスタート。目的地まで順調に進んでいました。

結構標高が高い所らしく、上にあがるにつれて耳がキーンとしてきた。

魚座くんは蛇行する山道が気に入ったらしく、テンション高めで嬉々として運転してました。私とワンコは大人しく座っているだけ。

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UFOの話を聞いた。

UFOの話を聞いた。

私が小学生の頃なので20年以上昔になります。当時の子供会で、ある大人の方が話してくれたもの。

仮にFさんとしておこう。Fさんの友人でTさんという方がいた。

ある日、TさんがFさんにUFOって信じる?と聞いてきた。

Fさんもそういう話は嫌いではない。あぁ、空飛ぶ円盤でしょ?なんかロマンあるよねぇ、と切り返すと、Tさんは次のような話をしてきた。

Tさんの自宅は郊外にある一戸建てのお家。周りは木

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迷い家・後記

迷い家・後記

私が子供の頃に読んだ迷い家(マヨイガ)について書きましたが、本家「マヨイガ」と異なる点があります。

山中に突然現れる「マヨイガ」。その家に行った者は、何か一つだったら家の中の品物を持ち帰っても良い事になっています。

それは、高価そうな食器だったり、素晴らしい漆塗りの重箱だったりするようです。品物は一説には山神様の所有物だとか。(山神に村の行事の為、食器等を借りる話もあるみたいですが、それは又別

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迷い家(まよいが)の話の記憶

迷い家(まよいが)の話の記憶

これは私が子供の頃に何かの本で読んだ迷い家(まよいが)の話なんですが、大雑把にしか覚えていないので忘れている部分は想像で補い書くとします。

画像はフリー素材を使います。それっぽい雰囲気が出ると良いのですが。

若い頃から登山が趣味の男性Aさんが秋に、とある山へハイキングに行った。いつも登っている山なので迷う事はないだろうと軽い気持ちでいた。

いつもの慣れた登山道を歩く。頂上へは簡単に着くはずだ

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なぁ熊田、こんな話し信じる?

なぁ熊田、こんな話し信じる?

私の高校時代のクラスメイト、タケルは唐突に聞いてきた。ちなみに席は隣。

は?なにを?唐突過ぎて訳がわからない。タケルは話を続けた。

熊田、呪われたアイテムってあると思う?オレさー手に入れたっぽいんだよねー。

私は聞き返した。呪われたアイテム?マンガやアニメでてくるようなヤツ?強い力を与える代わりに呪われるとかってもの?

そーそー。そういうやつ。熊田は特殊警棒ってやつ知ってる?よく警備員とか

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‥大丈夫ですか?

‥大丈夫ですか?

私が二十代前半に友達とその彼氏数人でキャンプに行った時の話。

場所は伏せます。大きな湖を臨むとあるキャンプ場とだけ記しておく。見出し画像の写真とは別の場所です。

私の友達、仮に「アサミ」としておきます。その彼氏も仮に「トモヤ」さんと呼びます。

アサミの彼氏、トモヤさんはアウトドア好きで、給料の殆どをキャンプ道具に注ぎ込む人でした。

トモヤさんの提案で私とアサミ、その他数人でとある湖の辺りに

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こんな話しを聞いたよ⑦

こんな話しを聞いたよ⑦

私が昔通っていた専門学校の同期生だった大河内くんの話。今はもう会う機会が無いので、詳細不明。

大河内くんが友達数人と某山中にあるキャンプ場へ行った時の話。

季節は秋頃だったと聞いた。大河内くんは特別キャンプが好きな訳ではなかったが、大勢で騒ぐのは好きなタイプだったので、特に断る理由もなくキャンプに参加した。

皆成人しているので、当然バーベキューにはアルコールがつきものである。参加者は皆男性で

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‥こんな話しを聞いたよ⑥

‥こんな話しを聞いたよ⑥

④で聞いたマキトの昔住んでいたアパートの話。
前回は部屋のテレビから「顔」が浮き上がってきた話しだった。今回もアパートの話。

マキトのアパートその2

残業が続いた週の金曜。明日はやっと休みだ!という事でマキトは夜更かしをした。テレビのドラマ録画を消化し、気がつけば日付けも代わっている。眠ろうとベッドに入ったのが午前3時ごろだった。

少し目が覚めてきた時だった。自分の身体に違和感を感じる。あり

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‥こんな話を聞いたよ。④

‥こんな話を聞いたよ。④

これは前回の、‥こんな話を聞いたよ。③の続きです。気になる方は前回もお読み頂けますと幸いです。

いや、しないっスよ。ようは作業室の照明消さなけれりゃ何も起きないんスよね?なら続けます。
お化けが怖いなんて言ってたら、病院で働けないっスよ!

そう言いながらマキトはコーヒーを飲んでいる。
私は感心しながら聞いてみた。マキトってさぁ、お化けとか幽霊とか怖くないの?

怖くないって言ったらウソっスね。

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‥こんな話を聞いたよ。③

‥こんな話を聞いたよ。③

前回少し触れた「診療情報管理室」で怪異を体験したもう一人のスタッフについて話そうと思う。

前置きとして。私が勤務していた病院。本館は地上5階+地下1階で、「管理室」は5階にある。このフロアすべてが診療情報管理室になっている。

この管理室内に、会議室・資料閲覧室・放射線画像診断部(レントゲン写真などを見て病気や骨折を診断する専門医グループ)の作業室が併設されている。

話しを戻そう。医療事務の業

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