世界が先かキャラが先か②　「キャラに世界のことを聞いていく」

ほとんどのコンテンツには、世界観とキャラクターが存在し得る。
それは、コンテンツを作る者と、その受け手の共通言語が世界観とキャラクターだからだ。

世界観はキャラクターを作る基準になり、キャラクターは世界観を作る助けとなる。

そんな中で、コンテンツにおいてはどちらが先に思いつくのか、そして関係性はどういったものなのか、という疑問が生じることがある。

実際のところどちらも先に考えつくことはある。だから、先にあるほうを参考にして、もう一方の設定を作っていくことが普通である。

※世界観が先の場合はこちら︰
https://note.com/kawausowright/n/nd95de4c37600

もし、世界観ではなくキャラクターが先にあった場合、そのキャラクターに世界のことを聞いていくのがいい。
そういうやり方をとると、案外すんなり世界観ができあがっていく。
これは、いわばそのキャラクターにインタビューをするということである。
テーマは「あなたの日常を話してください」だ。
これをすることにより、世界観という大きくて曖昧なものが、キャラクターに紐付いた説得力のあるものにすることができる。

キャラクターが朝起きて夜寝るまでを追いかけていく。このやり方を、既にできているキャラクターの分だけやってみる。
すると、自ずとそれらキャラクターの生きる世界が理解できる。できあがっていく。

もし、あなたがコンテンツを作るときに、既にキャラクターのほうが強固に作られているのなら。
そのキャラクターに世界のことを聞いてみよう。そうすることで、そのコンテンツの世界観ははっきりとした形をとっていく。
それが、キャラクターが先にあるときの、世界観の立ち上げ方だ。

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