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過去を自分のものにする「再」

 再生産は通過地点だ。そしてその先には未踏の地がある。人生にしてもビジネスにしても、人の活きるとは「再生産」である。それは真似をすると言い換えられることもあり、もう一度やってみるということでもあり、自分と他人は違うということでもある。
 誰かがやったことは、ただ、誰かがやったことなだけだ。それは、あなたがやったことではない。だから、あなたはそれをやってみて良い。やってみると必ず、違う結果になる。必ず。もしくは同じように見えて、どこかに違いがある。その違いを見出すために、「もう一度やってみる」のである。

 そのような再生産を、とりあえずやってみるの精神で、通過地点とする。そして目標をかなえる。再生産。生産でなくとも良い。再行為。再設定。再出発。「再」は、かつてを我が物にするためにある。かつてを確認するためにある。自分と、その「再びである何事か」の違いを確かめるためにある。
 むしろ、「再」がなければそれを確実に知る方法はない。
 そのために、「再」をおそれないことだ。

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