見出し画像

今回のおすすめ本 喜多川泰『上京物語〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜』


みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、喜多川泰『上京物語〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜』という本です!


Instagramもよろしくお願いします✏️


 本作の主人公は祐介と祐輔。前者は父が祐輔に向けて書いた一冊の日記帳に綴られた物語の主人公となります。後者は大学入学を機に上京していく、この作品の主人公となります。
 祐介は「成功者になりたい」という願望を持ち、日々過ごしています。しかし、祐介には資金がないことから起業するのではなく、とりあえず働いて資金を貯めることにします。祐介は自分が思っていたよりも「仕事が楽しい」と感じますが、貯金は思ったよりもできずに、より一層身を粉にして働くこととします。祐介は「お金」に執着している人物であることが伺えます。
 祐輔は父の書いた物語を読み、自分と重ね合わせて考えることとなります。祐介は成功者になりたいと願いながらも、日々忙しなく生きていくだけで精一杯となっていました。父の書いた手紙には、成功者になるために必要な5つの「常識の殻」を破る方法が綴られています。この教えは読者にも有用なものだと思います。

ぜひお手に取って読んでみてください☕️


読後感想

 人は幸せを他人と比較して生きることで不幸になると感じます。良い出来事があったとしても、周囲を見てみるともっと良い出来事を手に入れている人が多くいます。特にSNSではその数は計り知れないものとなっています。現代に生きる人は比較によって容易に不幸を感じやすくなってしまっているのではないでしょうか。「他人と比較してはいけない」とは言うものの、そこから離れることは難しいと思います。対策としてはSNSを極力見ない、自分の好きなものに集中するなど、別の行動で埋め合わせていくことが挙げられます。
 人生は基本的にうまくいかないことが多いと感じます。幸せそうに生きている人も、内側では不安を感じたり不幸を感じたりしているかもしれません。
本書ではそんな中どのように生きていけばいいのかを教えてくれると思います。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,263件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?