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市長から手紙が届き、たまたま出会った私たち

2019年のある日、市長から私宛に郵送が届きました。
「市民会議を行います」その出席の可否を問うものでした。

無作為抽出で市内の2000名あてに手紙は送られ、手を挙げた163名が市民会議に参加しました。
10代から80代の幅広いメンバーが5つのテーマに分かれ半年間に渡る協議を行いました。

その時のフレームワークが構想日本の「自分ごと化(R)」です。

無作為で抽出することでこれまで行政に関りがなかった人も関わる機会を作ることができます。

「官」と「民」の間には実質的にも、また私自身を振り返り心の中で区切り線がイメージできますが、「官」のエリアを自分ごととして捉えたとき、市民の中から行政では気付かなかった新たな視点でアイデアが生まれます。
これをタスク化し、実施することでよりよいまちづくりができるのでは。

5つのテーマで話し合った結果は外部で構成された推進会議で協議されました。最終的に市長をトップとした本部で4つの「重点戦略」として、KPIも設定され2020年2月に実践がスタートしました。

・子どもたちの成長を支えあえるまちづくり
・誰もが力を活かせるまちづくり
・安全で安心して暮らせるまちづくり
・愛着のもてるまちづくり



自分ができること。地域でできること。行政ができること。

まちの宝物サポート隊のスタートメンバーは、たまたま市民会議の「文化 歴史の活かし方」班にいました。

会議後にコロナ禍となり、お家時間が増えたお子さんに家庭で楽しみながら地元の文化歴史のことを知ってほしい。そんな思いから生まれたのが「川西ふるさとカルタ」です。

正式に会が立ち上ったのは、2020年10月1日。

これまで川西ふるさとカルタの作成を軸に、文化財エリアの整備、まち歩きマップ作成など行ってきました。今年春には川西市北部エリアの3つのコミュニティ様、地元の大学様と協力し「桜まつり」の立ち上げをさせていただきました。

文化・歴史を切り口として市民会議の提案をベースに関係する皆様と協議を重ねて新たなタスク作っていければと思います。
そして大事なのは、まず自分たちがワクワクできる内容かはとても重要です。

半数が現役の勤め人で少人数な私たちですので、焦らずにひとつひとつの活動を丁寧に行っていければと思います。PDCAもきちっと回しながら長く活動を続けてまいりたいと決意しています。

ここまで私の拙い文章を読んでくださった方、本当にありがとうございます。

今後アップする内容もみていただき会の活動にご賛同をいただけると幸いです。
川西市在住の方はメンバーを募集していますのでご検討ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

2022年9月 代表 光本

※市民会議:川西市の第5次総合計画の内、令和2年度から令和4年度に行う第2次川西市総合戦略の策定を行うもの(コロナ禍の影響でR5年度まで)。
※5つのテーマ:産業の活性化、子育て・教育の充実、住宅都市としての魅力向上、文化・歴史の活かし方、やりがいの持てる地域活動の促進。
※自分ごと化(R):構想日本のフレームワーク。参加する住民(国民)は無作為に選出、他人事を自分事に捉え住民同士で語り合う。中立の立場のコーディネーターが協議を進める。
※桜まつり:2023年より「お城 桜まつり」として開催予定。

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