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シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

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自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていき…
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【出版マインド65 真剣勝負】

【出版マインド65 真剣勝負】

原稿をライターに書いてもらう場合。
取材で聞かれたことに、
わかりやすく答える。
出し惜しみしない。
まとまった資料があるなら、提供する。

ライターの1つひとつの質問が、
読者の悩みであり、
不安であり、疑問だ。
答えに詰まっても気にしない。
次回までに解決すればいい。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣

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【出版マインド64 準備】

【出版マインド64 準備】

原稿をライターに書いてもらう場合。
あなたをライターと編集者が取材する。
目安は10時間と言われる。
2時間~1時間半×5、6回。

1回の取材を濃い内容にするために、
あらかじめ取材項目をもらったほうがよい。
あなたも準備できるし、
事前に資料を渡せたりするからだ。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノ

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【出版マインド63 礼節】

【出版マインド63 礼節】

少し戻る。
あなたの原稿をライターに書いてもらう場合。
ビジネス書の8割はそのパターンだ(個人的感触)。

ライターは編集者が選んで、紹介してくれる。
あなたに成り代わって大切な原稿を書いてもらうのだから、
お互いの信頼関係をつくるのが先決。

著者だからと、偉そうにふるまうのはNG。
ビジネスパートナーとして、接することだ。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たち

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【出版マインド62 校了】

【出版マインド62 校了】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
あなたの直し、
構成・校閲担当の推敲・意見、
そして編集者の直しを入れ、
最終的には「校了」となる。

これ以上の修正はしない。
この内容で印刷に入るという最終段階だ。
もちろん、「OK」の判断は慎重にしたいが、
締切は絶対厳守である。

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【出版マインド61 目線】

【出版マインド61 目線】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。

推敲をする場合、
書き終わって少し間を置く。
難しいが視点を著者から切り替えて、
読者目線で読む。

誤字脱字などよりも、内容に集中して
「テーマに沿っているか」
「わかりやすいか」
「独りよがりになっていないか」
をチェックしよう。

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【出版マインド60 図表】

【出版マインド60 図表】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
本文の推敲をやる前に、
イラストや図表を考える。

わかりやすいビジョアル重視の傾向は
年々強まっている。
印刷用データは当然プロが作るが、
原案は著者が作るケースも多い。
手書きでいいので、書いてみよう。
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商業出版したい人たちに
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【出版マインド58 120%】

【出版マインド58 120%】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
コンテンツを出し惜しみしてはいけない。

「出版後のバックエンドが売れなくなると困るから、7割くらいにとどめる」と言う人がいたが、
即却下した。

120%出しても、
売れるかどうかわからない。
それが商業出版の世界だ。
本が売れなければ、
バックエンドも売れるわけがない。

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著者としての

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【出版マインド57 断定】

【出版マインド57 断定】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
結論から書く。
「~と思う」「~と感じる」など
あいまいな表現を禁じて、
「~です」と断定的に書く。
具体的なエピソードを入れる。

この3つを心がけるだけで力が増し、
切れ味のある文章になる。
試してみてほしい。
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【出版マインド55 配分】

【出版マインド55 配分】

本文をあなたが執筆する場合。
1項目あたりの自分の執筆ペースを測っておきたい。

50項目を予定しているとしたら、
単純計算で1項目を書く時間×50以上の時間がかかることになる。

自分のペースを過信しないこと。
狂うことを前提に時間は多めに見積もっておこう。

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【出版マインド53 スタート】

【出版マインド53 スタート】

企画が正式採用された。
おめでとうございます。
ここからが、本当のスタートだ。

担当編集者ときっちり打ち合わせすること。
おおよその発売スケジュール。
自分で執筆するのか、ライターを入れるのか。
その場合のスケジュールは?
項目(目次)はこれでいいのか――など、
細部まで確認を。

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【出版マインド52 改良】

【出版マインド52 改良】

出版社内の選考過程のなかで、
企画の修正・追加、改編を求められる場合もある。

渾身の企画を作ったあなたは、
不愉快に思うかもしれない。

しかし、一般読者があなたに求めることを、
出版社の人が代わりに言っているだけ。
そう考えれば、納得できるかも。

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【出版マインド51 階段】

【出版マインド51 階段】

出版社の編集者が
「この企画いいですね!」と言っても、
即出版決定ではない。
その後に社内選考が待ち構えている。

編集会議、
販売など他の部署との会議、
役員(社長)決裁など、
たいてい3つ~5つのハードルがある。

編集者と一緒に
その壁を一つずつ乗り越えていく。
それが次のステップだ。

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商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書

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【出版マインド50 決断】

【出版マインド50 決断】

出版社に企画を持ち込んだとき、
企画変更を持ちかけられる可能性もある。
それ自体は、あなたのプロフィ―ルや実績が評価された証拠なので、
喜ばしい。

でも、
その要請を受ける受けないは、あなたの目的次第だ。
出版自体が目的ならば、
その要請を受ける手もある。

あなたのキャリアにとって
プラスになりそうでなければ、
拒否するべき。

あなたの出版人生はあなたしか決められないのだから。
――――――

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【出版マインド49 ウインウイン】

【出版マインド49 ウインウイン】

出版社とあなたは対等な関係。
オーディションでは、
出版社に「選ばれる」という意識になるかもしれないが、
それは捨てたほうがよい。

あなたはコンテンツを提供し、
出版社は資金と編集技術、人材、流通ルートを提供する。
お互いに良きビジネスパートナーと思うことだ。

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