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シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

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自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていき…
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#商業出版

【出版マインド58 120%】

【出版マインド58 120%】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
コンテンツを出し惜しみしてはいけない。

「出版後のバックエンドが売れなくなると困るから、7割くらいにとどめる」と言う人がいたが、
即却下した。

120%出しても、
売れるかどうかわからない。
それが商業出版の世界だ。
本が売れなければ、
バックエンドも売れるわけがない。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての

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【出版マインド51 階段】

【出版マインド51 階段】

出版社の編集者が
「この企画いいですね!」と言っても、
即出版決定ではない。
その後に社内選考が待ち構えている。

編集会議、
販売など他の部署との会議、
役員(社長)決裁など、
たいてい3つ~5つのハードルがある。

編集者と一緒に
その壁を一つずつ乗り越えていく。
それが次のステップだ。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書

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【出版マインド50 決断】

【出版マインド50 決断】

出版社に企画を持ち込んだとき、
企画変更を持ちかけられる可能性もある。
それ自体は、あなたのプロフィ―ルや実績が評価された証拠なので、
喜ばしい。

でも、
その要請を受ける受けないは、あなたの目的次第だ。
出版自体が目的ならば、
その要請を受ける手もある。

あなたのキャリアにとって
プラスになりそうでなければ、
拒否するべき。

あなたの出版人生はあなたしか決められないのだから。
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【出版マインド48 広げる】

【出版マインド48 広げる】

企画を持ち込む出版社を選ぶとき、
好き嫌いばかりも言ってられない。

類書を出している出版社などに広げていくことになる。
とにかく数を当たること。
それが必要な場合もあるので、
出版社をできるだけ多くリストアップしてみよう。
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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、お伝えしていきます。
さら

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【出版マインド47 好きが一番】

【出版マインド47 好きが一番】

いつも言ってることと違うんだけど(笑)。
企画を持ち込む出版社を選ぶとき、
最初は自分の「好き」を優先するのでいいと思う。

あなたは出版のプロではないのだから、
出版社の特色や実績に詳しくないはず。
好きな本を出している出版社、
好きな著者が出している出版社を当たるほうが、
やる気が出る。
好きな相手と付き合うのが、
一番幸せですよね。

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「出版マインド」は、
紙の本を

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【出版マインド44 接点】

【出版マインド44 接点】

商業出版の書籍を流通させるためには、
出版社を通す必要がある。
企画書ができたら、出版社を決めたい。

自分で売り込む。
会合などで編集者と知り合う。
著者に紹介してもらう。
出版塾やプロデューサーに頼む。

編集者と知り合うには、
様々なルートがあるが、
企画書をいつも手元に置いておくこと。
チャンスは突然来る。

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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに

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【出版マインド43 最後は人】

【出版マインド43 最後は人】

企画書はコンパクトに、シンプルに書こう。
編集者も忙しい。
A4で10枚もある企画書を読む気力も時間もない。

企画の面白さも重要だが、
最後の決め手は人。
「この人と一緒に仕事をしたい」と
思ってもらえるかどうか。
プロフに全力を。
文章には人間性が表れる。

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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノ

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【出版マインド41 育てる】

【出版マインド41 育てる】

出版企画書8要素の8つ目、宣伝方法。
SNSのフォロワー数が絶対ではない。
実際、ほとんどSNSをやっていない著者の本が売れている例はある。

要は、著者として「広めていく」覚悟と手段を見せること。
そして、あなたを応援してくれる人がどのくらいいるのか。
有料コミュニティなど濃いファンを大事に育てていこう。

※【出版企画書の8要素】はコメント欄に。

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「出版マインド」は

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【出版マインド40 著者力】

【出版マインド40 著者力】

出版企画書8要素の8つ目、宣伝方法。
出版社は売れている本だけを
宣伝する傾向が強くなっている。
資金と人のリソースが限られているためだ。

著者の宣伝力、拡散力に頼らざるを得ない。
SNSのフォロワー数が重視されたり、
採用基準になるのはそのためだ。
(この項続く)

※【出版企画書の8要素】はコメント欄に。

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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに
著者

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【出版マインド39 類書との差別化】

【出版マインド39 類書との差別化】

出版企画書8要素の7つ目、
類書分析と差別化。

類書と同じ内容を書いても商業出版はできない。
まず類書を読みまくる。
数が多いほどよい。

「自分のコンテンツはどこが違うのか?」
「何がオリジナルなのか?」を見分け、
そこを強調して企画書に書こう。

※【出版企画書の8要素】はコメント欄に。

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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.153:著者になってほしい人BEST3-③

【初出版『最強の法則』100plus】vol.153:著者になってほしい人BEST3-③

前々回から、編集者が「出版してほしい」と思う人とその判断基準をお話しています。
私の基準は、下記の3つです。

⑴数字で表せる実績がある
⑵読者に未来を見せられる
⑶独自性を持っている

前回までは⑴と⑵を解説しました。
今回は、「⑶独自性を持っている」とはどういうことか、お話します。


独自性は、オリジナリティ、独創性、驚くような面白さと言ってもいいかもしれません。
少なくともビジネス書や自

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.152:著者になってほしい人BEST3-②

【初出版『最強の法則』100plus】vol.152:著者になってほしい人BEST3-②

前回から、編集者が「出版してほしい」と思う人、あるいはその判断基準をお話しています。
私の基準は下記の3つです。

⑴数字で表せる実績がある
⑵読者に未来を見せられる
⑶独自性を持っている

前回は⑴を解説しました。
今回は、「⑵読者に未来を見せられる」とはどういうことか、お話します。


読者はなぜ、本を買うのでしょうか。
なぜ、何時間もかけて読むのでしょうか。

読者は書籍に対して、自分の不

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.151:著者になってほしい人BEST3

【初出版『最強の法則』100plus】vol.151:著者になってほしい人BEST3

出版したい人はたくさんいます。
私にも毎日、出版を志す方からご相談があります。
では、編集者が「出版してほしい」と心から思うのはどんな人でしょうか?

出版社や編集者によって好みや得意分野が違います。
一概に「これだ!」とは言えないとは思いますが、
私は、次の3つを判断基準にしています。

(1) 数字で表せる実績がある
(2) 読者に未来を見せられる
(3) 独自性を持っている

今回は、「(1

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【初出版『最強の法則』100plus】vol.150:Facebookは応援団づくりに最適

【初出版『最強の法則』100plus】vol.150:Facebookは応援団づくりに最適

書籍の著者として「1億総出版時代」を生き残る。
そのために宣伝プロモーション戦略、戦術をどうするのか。
ここ数回、一つ一つのメディア・SNSの特性と利用法を見ています。
前回よりだいぶ経ってしまい、失礼しました。
今回はFacebook(フェイスブック)を取り上げます。


Facebookを出版の宣伝プロモーションに使うには、主に3つの使い方があります。
① 著者の活動状況、著作情報を出してい

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