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シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

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自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていき…
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#商業出版

【商業出版のリアルを書いていきます】

SNSで続けてきた
「出版脳のつくり方」の記事が昨日、
100回を迎えたので、
リニューアルします。

次回からは、
「出版のリアル」というテーマで
書いていきます。

文字通り、形式的なこと、
きれいごとを排除して、
リアルな事実、
関係者の感情や本音の部分に
スポットを当てていきます。

念のために書きますが、
週刊誌っぽい「事実を暴露する」
などという狙いは、全くありません。

著者になりた

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【出版脳のつくり方 87】選ばれた人の責任と自覚

書籍の初出版に限って言えば、
商業出版できる人は、
年間で約1万人に一人です。

今週末に始まるプロ野球の日本シリーズの球場でも、4人か5人しかいない計算になります。

“選ばれた人”になるわけですから、
いわば“公人”と言ってもよいでしょう。
それだけの責任と使命が付いてくると、
自覚してほしいと思います。

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「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに
心構えと

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【出版脳のつくり方86】商業出版の著者は選ばれた人たち

商業出版の価値の第六は、
希少性があることです。

紙の書籍を商業出版するには通常、
何段階もの企画審査があります。

1冊の紙書籍を制作・販売するには、
数百万円の資金がかかります。
しかも売上げは、業界全体として
減少傾向が続いている。
ですので、投資に値するかどうか、
厳しく審査されるのです。

つまり、紙で商業出版をしている著者は、
選ばれた人たちと言えます。

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【出版脳のつくり方81】出版の価値とは?

出版の価値を、
きちんと理解しましょう。

商業出版はどうしても
「売れる・売れない」で評価されます。
一方で、日本人の知的・文化的資産を
本という形で残していき、
後世に役立てるという役割もあるわけです。

国会図書館や地方公共団体の図書館で、
あなたの払う税金を使って
保存・運用されるのは、
それが理由です。
素晴らしいことだと思いませんか?😊

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「出版脳のつくり方

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【出版脳のつくり方66】出版をビジネスに結びつける

専業作家を目指す方以外は、
本業やビジネスを続けながら
出版していくという道を選ぶでしょう。

商業出版の本の著者という立場は、
信頼性と権威性において
大きなアドバンテージがあります。

それをどのように活かしていけるか、
活かしていきたいか。
ブランディングとマーケティングの面から
考えてみましょう(つづく)。

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「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人たちに

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【出版脳のつくり方21】商業出版へのルート

商業出版を選ぶならルートは5つ。

自分で出版社に売り込む。
編集者や出版社の人間と知り合いになる。
著者から紹介してもらう。
出版塾に入るか、オーディション受ける。
出版プロデューサーなどに依頼する。

どのルートにも共通するのは、
行動しないと何も始まらないことです。
出版社のほうから話がくることは、
ほとんどありません。

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「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい

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【出版脳のつくり方13】自費出版を事業投資として考える

著者が制作費その他経費を負担する自費出版。
数十万円単位から1000万円超まで
様々なランクや呼び名があります。

商業出版と同様に、
全国書店で販売するケースも増えてきました。
ブランディングの一環、
あるいは企業の宣伝広告費として
出版に資金を投入する考えもあります。
一概に否定はできません。

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「出版界のおやっさん」と呼ばれ、
業界歴38年のプロデューサーです。

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【出版脳のつくり方12】kindle出版の価値とは?

kindle出版は、
審査もなく誰でも出版できるので、
便利なシステムです。

その分、商業出版のような権威性・信頼性は付きませんが、
「コンテンツをまとめる力」があることは
証明できます。
自分のコンテンツを整理するためにも、
やってみる手はあります。

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「出版界のおやっさん」と呼ばれ、
業界歴38年のプロデューサーです。

「出版脳のつくり方」では、
商業出版したい人

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【出版脳のつくり方11】やるなら商業出版一択

出版の目的として、
ブランディングやビジネスの拡大、
社会的地位の向上を狙うなら、
商業出版以外にありません。

テーマと内容がプロの手によって
厳密にチェックされ、磨き上げられており、
権威性・信頼性は
あらゆる出版手段の中で一番高いです。
同じ時間と労力を使うなら、商業出版一択です。

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「出版界のおやっさん」と呼ばれ、
業界歴38年のプロデューサーです。

「出版脳の

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【出版脳のつくり方10】出版の目的を明確にしよう

出版の目的や出版後の未来を
はっきりイメージしてください。
それによって、
手段や本のテーマが変わってきます。

商業出版が全ての目的に合うことは
間違いありませんが、
その分だけハードルは高いです。

kindle出版や自費出版でも
目的が達成できる場合もあります。

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「出版界のおやっさん」と呼ばれ、
業界歴38年のプロデューサーです。

「出版脳のつくり方」では、

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【出版マインド58 120%】

【出版マインド58 120%】

本文をあなたが執筆する場合の心構え。
コンテンツを出し惜しみしてはいけない。

「出版後のバックエンドが売れなくなると困るから、7割くらいにとどめる」と言う人がいたが、
即却下した。

120%出しても、
売れるかどうかわからない。
それが商業出版の世界だ。
本が売れなければ、
バックエンドも売れるわけがない。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての

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【出版マインド51 階段】

【出版マインド51 階段】

出版社の編集者が
「この企画いいですね!」と言っても、
即出版決定ではない。
その後に社内選考が待ち構えている。

編集会議、
販売など他の部署との会議、
役員(社長)決裁など、
たいてい3つ~5つのハードルがある。

編集者と一緒に
その壁を一つずつ乗り越えていく。
それが次のステップだ。

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「出版マインド」は、
商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書

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【出版マインド50 決断】

【出版マインド50 決断】

出版社に企画を持ち込んだとき、
企画変更を持ちかけられる可能性もある。
それ自体は、あなたのプロフィ―ルや実績が評価された証拠なので、
喜ばしい。

でも、
その要請を受ける受けないは、あなたの目的次第だ。
出版自体が目的ならば、
その要請を受ける手もある。

あなたのキャリアにとって
プラスになりそうでなければ、
拒否するべき。

あなたの出版人生はあなたしか決められないのだから。
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【出版マインド48 広げる】

【出版マインド48 広げる】

企画を持ち込む出版社を選ぶとき、
好き嫌いばかりも言ってられない。

類書を出している出版社などに広げていくことになる。
とにかく数を当たること。
それが必要な場合もあるので、
出版社をできるだけ多くリストアップしてみよう。
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「出版マインド」は、
紙の本を商業出版したい人たちに
著者としての心構えと準備、企画書作りから、
執筆・宣伝ノウハウまで、お伝えしていきます。
さら

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