見出し画像

自称読書家の京都探訪

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

一足早めに頂いた夏休み。毎年夏になると京都へ思い更ける自称読書家は、例によって今年も京都を訪れる。

去年(2023年)は急に京都へ行こうと思い立ったがために2泊3日。今年は早めに予定を立てた4泊5日の京都旅行。

「5日も滞在して何するの?」とよく聞かれるが、「特に。何もしないためかな」と返している。

仕事を忘れて、日がな一日、本を読んで、適当にぶらぶら散策して、旨い飯を食べる。それをあえて京都でやるという贅沢ね。

誰かが、「京都は毒沼のようなものだ」と言っていた。そのとおりかもしれない。「ようこそどすえ」の笑顔に釣られ、碁盤の目の町に引き込まれたが最後、初々しかったはずの若者の心は、曖昧に、確実に蝕まれていく。

万城目学「八月の御所グラウンド」63-64頁より抜粋

ほぼ毎年のように京都を訪れているため、洛中の観光名所は巡っているが、洛外にははまだまだ行ってないところばかり。

そんなわけで、「何もしないため」と言っておきながら、わざわざ長い時間を掛けて、日本海は天橋立を目指すことに決めた。

天橋立駅にて撮影

いつも通りの貧乏旅行、かつ急がねばならないスケジュールは立てていないため、片道4時間近くの普通電車ルートを選択。

旅のお供に持ってきておいた本は、森見登美彦さんの作品ばかり。読みかけだった「有頂天家族」を読了し、また別の作品を紐解いてゆったり電車に揺られる。

でも流石に4時間は長い。東京から京都まで夜行バスで8時間近く揺られていたため、結構な大移動である。

そんなわけでも、眠いは眠いため、少し本を読んで、うとうとして、また本を読む。

幸いなことに園部・福知山・宮津までは終点まで乗れるため、寝過ごすことはあるまい。

それに、普通電車の良いところは、景色を広く楽しめるところ。時間は掛かるが、その町の雰囲気を楽しめるから電車は好きである。

それに何より、電車なら本が読める。それが一番大事なこと。

そうこうしている内に、天橋立に到着。

天橋立ビューランドから撮影

ガイドブックなど、事前情報はなるべく見ないで行き先を決めるがゆえに、ちゃんとビーチがあって驚く。

それで言うと、今年の1月に立てた目標の一つ「海に行く。綺麗な海」は達成したかな(泳いではないけれども)?

でもリフトで展望台まで行って、天橋立を上から眺めて「そうそうこの画角よね!」とひとり興奮しながら写真を撮る。

ちゃんとバケーションしている人

本当に良いお天気で何よりである。明日はどこへ行こうかしらん。それではまた次回!


何だかんだ、天橋立から京都市内に戻る電車の中で、今日は記事を書けましたが、しばらくつぶやきだけで済ませるかもしれません。

だって「何もしない」ために京都まで来たんだからね。あるいは逆に、書きたいことが増えるかもしれませんが(笑)

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。