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読書感想文の書き方

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今日で8月も折り返し。夏休みだったらもう終わりじゃんと軽く憂鬱になる時期である。もっとも、今や夏休みなど過去の思い出なのだが。

以前も書いたが、夏休みの宿題は溜め込まず早めに終わらせていたタイプ。だが自由研究と読書感想文はすこぶる苦手であった。 

小学生の頃は、物語を読んだところで全然感情移入できなかった。とにかく原稿用紙を埋めることに注力し、幾つも名詞を並べていた記憶がある。

先日「読書感想文のあるある」的な記事のなかに、「寿限無」の名前をフルネームで書いて誤魔化すというものがあったが、それと近いことをしていたなぁと思う。

今でさえ読書感想文的なものを書いているが、毎回決まったテンプレートに沿って書いているわけではない。

何度も校閲するほど丁寧に書くときもあれば、感情の赴くままに書くときもある。最悪酒の力を借りるが、流石に未成年に飲ませる訳にもいかないからね。

むしろ大人になってからの方が、読書感想文って凄く書きやすいと思う。色々な経験を経てこの本を読んでいるのだから、当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。

でも、何で子供の頃はあんなに読書感想文が嫌いだったのだろうか。

単純に本を読むこと自体好きではなかったのもあるが、何と言うか思ってもないことを書くのが嫌いだった。

「感想」って文字通り「心が感じて思う(想う)こと」である。感情が動かないことには、何も思い浮かべることはできまい。

小学生の頃、親から宿題のため無理やり書かされていたとき、思ってなくても良いから書きなさいと言われたことがある。

両親も読書が好きな方ではなかったから、とにかく必要最低限の文量を書くことを私に求めたのだった。

なぜ思ってもないことを書かねばならないのかと、幼き川口少年は泣きながら書いていたのだが、今思うと、それが自分の書くことの源泉なのかもしれない。

ここまで書いて、流石に読書感想文の書き方なんてタイトルをつけているのに、有益なことが1つもないのは悪い気がしてきた。

とは言え、私はどこにでもいる自称読書家であって、プロ読書家でも書評家でもないため、アドバイスなどできる立場ではない(じゃあなぜ書こうと思ったし)。

でも1つ助言するとしたら「思ってもないことは書くな」になるかな。

その点で言えば、最悪、最近見たアニメや遊んだゲームの感想文でもいいとも思う。

以前読書会で「Steins;Gate」を熱弁していた人もいるし。ノベルゲームは読書に含まれるか未だに疑問だけども。

それだけ感動したのならば、その想いを文章にした方が、書く本人もやる気も上がるんじゃないかなと、無責任なことを言ってみる。それではまた次回!

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