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1月13日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

2024年1月13日(土)の朝に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です!

この日は新規の方が2名とリピーターが2名の合計5名で読書会。新年一発目の読書会にしては順調な滑り出し。

今年もたくさん本を紹介いただいて、積読が増えるのだなと今からワクワクしている主催者。何であれ、様々な側面から本を楽しめるようになりたい。

紹介して頂いた本

読書会終了後に撮影

宮部みゆき「理由」新潮社

東京都荒川区の高層ビルで起きた殺人事件。20階くらいから人が落ちたと、下層に住む住民が見かける。いかんせん高層マンションでご近所付き合いがない人々は、根も葉もない噂やゴシップも飛び回る。

新聞記者がその事件の関係者に取材していくうちに、徐々に全容が明らかになっていく。事件の真相自体は非常にシンプルなのだが、様々な視点から見ることになるため、話が複雑になってしまっているのがまた良き。

本当に、宮部みゆきさんは登場人物のキャラクターというか、ペルソナを作るのがうまくて震える。

逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」早川書房

1942年独ソ戦が激化している頃、狙撃兵として戦争に駆り出された少女たちの物語。巻末の参考文献が多くて、歴史の勉強になる。

深緑野分「ベルリンは晴れているか」筑摩書房

1945年敗戦後のドイツはベルリンにて起きた事件。米軍の兵員食堂で働く主人公に疑いを向けられて…。当時の時代背景を物語で追えるのは面白いと。

村田沙耶香「生命式」河出書房新社

人間が亡くなったら、故人のお肉をいただく風習がある未来。子供の頃「人肉を食べたい」と言ったら嫌悪感を抱かれたが、今では人肉を食べるのが当たり前になった時代を生きる主人公。

友人の葬式で人肉を食べた瞬間、ようやく私は正常の一部になれたと。世の中の常識を受け入れられない自分と、心のなかで正常でありたいと思う自分が、カニバリズムの話なのに共感してしまう。

ときに、村田沙耶香さんは”擬態”という言葉をよく使う。世の中の常識に沿うような生き方をするために、ある意味人肉を食べる必要があったという言葉に、自分の悩みが言語化されたと。

アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」早川書房

記憶喪失のまま宇宙船に一人ぼっちにされた主人公。発表した論文が学会で大バッシングを受け、その後教員として働いていたが、その論文に関わるプロジェクトを任されてと、徐々に記憶を思い出していく。

物語では異星人が登場するそうなのだが、プロトコル(約束事)さえあれば、数学のように言語の伝達が可能なのだ。ディストピアとは違う、現代の科学や数学の延長線上の未来感があって面白かったという。

2024年1月の読書会スケジュール

1月20日(土) 14:00~17:00
散策×読書会 → 満員御礼!!!
1月27日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!

ご興味ありましたら、コメントや各告知ページにて是非お待ちしております。皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

・注意事項
こちらの読書会は、神保町ブックセンターのカフェにて開催しておりますが、運営元のUDS様の主催とは別のイベントでございます。
お見かけした際には店員さんやスタッフさんにお伺いせず、直接主催者(アンダーリムの眼鏡の男)にお声掛け下さい。

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。