見出し画像

6月10日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

6月10日の朝に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です!

この日は新規の方が1名、リピーターが3名の合計5名で読書会。時には肩の荷をおろしてゆったり笑える本を読む。でも大切なことはしっかりと学び取ることも大事なり。

読書会終了後に撮影

・紹介して頂いた本

Chika「北欧こじらせ日記」世界文化社

いつの日か北欧に移住したいという夢を叶えるために、フィンランドで寿司職人になった著者の物語。誰しもふわっとした夢や、こうなったらいいなという願望を持っているが、なかなかそれを実現するって難しい。

著者が夢を実現するために、チャットでフィンランドの方と仲良くなる、就職もフィンランドの会社に直接アポを取るといったバイタリティに感動した。ゆるっと読めるためおすすめ。

益田ミリ「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」幻冬舎

漫画家益田ミリが、連載企画として47都道府県を巡るだけの話。何が面白いって、どこかに行かねばという気概が少なく、気の向くまま自由に旅している感じが良い。真似したけれども、やはりつい予定を立ててしまう。

後でAmazonのレビューを見たら賛否両論。「観光名所やスポットに関して具体的な情報がない」といった、旅に対する捉え方の違いに驚いたという。それも含めて楽しんでみてはいかがだろうか。

清水義範「主な登場人物」角川書店

元々はSF作家だが、後にパスティーシュで著名になった清水義範さんの短編集。レイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」の”主な登場人物”情報から勝手に物語を作り上げる、物語の注釈のみで構成された"注釈物語"など。笑いたい時に是非おすすめ。

門井慶喜「銀河鉄道の父」講談社

最近映画を観に行ったので、改めて宮沢賢治の自伝を読み返した。家長として質屋を継いで欲しいと願う父と、家業を継ぎたくない長男 宮沢賢治の生い立ちを読みながら、なるほど、宮沢賢治という生き様を知る。

架神恭介 他「よいこの君主論」筑摩書房

「完全教祖マニュアル」の著者。マキャベリの「君主論」を元に小学校5年3組の中における勢力の変化を図でストーリーでわかりやすく記す。

「君主論」的には中立は認められないという。なぜなら、勝っても負けても”君がいなかったから”に陥るため、君主論的にはどちらかに加担しなければならないらしい。

6月の読書会スケジュール

6月17日(土) 14:00~17:00
散策×読書会
6月24日(土) 13:00~18:00
文学×ボードゲーム会
6月24日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!

ご興味ありましたら、コメントやPeatixにて是非お待ちしております。皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

・注意事項
こちらの読書会は、神保町ブックセンターのカフェにて開催しておりますが、運営元のUDS様の主催とは別のイベントでございます。
お見かけした際には店員さんやスタッフさんにお伺いせず、直接主催者にお声掛け下さい。

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。