9月16日 読書会報告
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
9月16日の午後に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です!
この日は新規の方が2名、リピーターが4名の合計7名で神保町散策。夏の暑い間は中止にしていましたが、やはり大勢で神保町を練り歩くのは楽しいものです。
読書好きが集まるからこそ、好きなことを熱く語ることができる。無理に共感や理解する必要はないけれども、そのような場があるのはやはり大事なことだと改めて実感しました。
・紹介して頂いた本
御木茂則「映画のタネとシカケ」玄光社
我々はなぜ映画を見て心揺さぶられるのか。俳優の演技ではなく、撮影や距離感といった視覚的なテクニックや撮影の裏側を記す。映画で伝えたいメッセージをいかに効果的に伝えるかという、仕組みを知るのも面白い。
オリバー・バークマン「限りある時間の使い方」かんき出版
タイムパフォーマンスを上げるための本かと思ったら、一見無駄と思えるような時間を大切にすることを説く本。80歳を週換算すると4,000週間。この限りある時間をいかに有意義に使うか。
個人的には、ミヒャエル・エンデの「モモ」を思い出す。生産性を追求するのも大事だが、そのせいで何か大切なことを忘れてしまうのでは。
水谷竹秀「ルポ 国際ロマンス詐欺」小学館
SNSで知り合った人と疑似恋愛してお金を振り込ませる「国際ロマンス詐欺」。実際に騙された人や、自己破産してしまった人へインタビュー。
本拠地はナイジェリアだそうで、組織的な犯行ではなく、学生がアルバイト感覚で行っているらしい。いわゆる、友達に教えてもらった簡単に稼げるバイトらしいのだが…。
若林正恭「ナナメの夕暮れ」文藝春秋
最近星野源さんとラジオ「LIGHT HOUSE」を聴いていたのがタイムリー。中でも「無理して共感しない」話がお気に入り。全部はわからなくても、一理あるくらいに捉えればいいことを知る。
紹介者はビートルズが昔から好き。でも社会人になってから、大人と話すためにビートルズを聴く人もいると知る。その考え方に正直共感はできないが、まぁ一理あるなと最近考えている。
森下典子「日日是好日」新潮社
著者が茶道を習い始めて経験したこと、気づいたことについて記すエッセイ。お茶を通じて人生を楽しむ術や、日常のありがたみを感じる。
お茶を通じて、過去を思い出すこともある。時には嫌な思い出もあるけれども、過去のたくさんの自分が、今の自分の中に生きていると思うと、とっても心に染み入る。
横溝正史 「八つ墓村」KADOKAWA
金田一耕助シリーズの一つ。金田一ファン投票で1位になるほど人気のヒロインだが、映像作品だとカットされがちな野村典子を楽しめるのが良き。
紹介者曰く人物相関図が複雑に入り交じるため、ミステリー中・上級者向けと言う。メモを取りながら読み進めたと言うが、そのメモはまさに探偵の如く。
9月・10月の読書会スケジュール
9月23日(土) 10:00~12:00
朝活×読書会 → 満員御礼!
9月30日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!
10月7日(土) 10:00~1:00
朝活×読書会
10月14日(土) 14:00~17:00
散策×読書会
10月21日(土) 19:00~22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!
ご興味ありましたら、コメントや各種告知ページにて是非お待ちしております。皆様に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)
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