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私とて書くのがしんどい時もある

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

先日Noteの連続投稿が222日を超えた。メダルが貰えるわけではないのだが、語呂が良いためなんとなく嬉しい。

365日連続投稿達成まで、残り140日近くある。読了した本があったり、読書会の報告をする日は書くことに困らないが、正直ネタも尽きてくる。

そこで読んだのが、竹村俊助さんの「書くのがしんどい」PHP (2020)。会社の福利厚生で本が借りれるのは、自称読書家にはありがたい。

今でさえ毎日のように記事を書いているが、ブログを始めたての頃や、続けてもフォロワーが増えない日々が続くと、書くこと自体がしんどくなっていく。

そんな悩みを抱えた方向けに、書くことが楽しいと思えるようになる方法を記した書籍。

冒頭、書くためにはインプットが必要であることから述べる。

無から有を作ることが困難であるように、記事を作成するというアウトプットには、種となるインプットが必要となる。

では、その種をどこから見つける必要があるか。

竹村さんは「これって意味があるのかな?」と思った点は、すかさずメモすべきと語る。

町を歩いていたり、インターネットで面白い記事を見つけたり、話のネタは沢山ある。ただ、それに気づかないことには、話のネタすることはできない。

編集者であり写真家の都築響一さんのインタビューの中でも、誰もが知っているものなのに、誰もが見過ごしてしまっているものが世の中にはたくさんある、と述べている。

話のネタは意図して見つかるものではないが、意識して探さないと見つからないものでもある。

人生が雑誌だとしたら、人はみな自分の人生の「編集長」です。
おもしろいこと、役立つこと見つけてきて、集めればいいわけです。

同著 32頁より抜粋

その人の視点でしか見れないものに、人はときに惹かれる。

例えば、村上春樹さんだったら、世界はどのように見えているのか。柚木麻子さんだったら? 「コンビニ人間」の村田沙耶香さんだったら、どう見えているのだろう。

それと同じ様に、私には私にか見えない世界がある。ちょっと哲学的ではあるが、同じものを見ても捉え方は全く異なる。

その視点にきっと誰かが共感してくれる。スキやコメントというかたちで返ってくる。

誰かに読まれている、誰かに届いているという事実が、また次の記事を書く活力となる。すると書くことが徐々に楽しくなってくる。

文字にはその人のこれまでの人生が凝縮されています。
その重みは読んでいる人にも伝わるはずです。

同著 305頁より抜粋

私とて、まだまだ書くことに困る日もあるし、ネタをひねり出そうとするときもある。それでも、こんな駄文でも誰かの心に届いているならば、今日も頑張って書こうと思える。

書くことがしんどくなったら、タイトル通りこの本を読んでみてはいかがだろうか。それではまた次回!

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