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空想科学的な本の未来

川口市出身の自称読書家 川口竜也です

先日他の読書会に参加した時のこと。SF作品に関する話題になった際に、今思いつく発明品って、昔のSFと比べて「突拍子もない」感が減ったよねって話になった。

今どのような発明品が世に出されているか、私自身あまり詳しくないのだが、確かに過去に思いついたものは出尽くした感も無きにしも非ず。

もちろん、仮想現実の拡張だとか、火星移住計画とか、人間そっくりのアンドロイドなどは確かに凄いとは思うよ。

でも、どうも今の延長線上にあるような、昔のSF作品にあるような「まさか!?」と思えるようなことって減っている気がする。

例えば、空を飛ぶ車や地面から浮遊するスケートボードとか、自動乾燥してくれるジャケットとか(2015年はとっくに過ぎたというのに)。タイムマシンやコールドスリープとか(猫は流石に難しいか?)。

まぁそれがあったところで、という気もするが、書きたいのはそのことじゃなくて、私たちの未来に本はモデルチェンジ的なことがあるのかなって話。

歴史という長い目で見たら、葉っぱや石に書かれていたのが、紙に書かれるようになって、活版印刷により本が大量に流通するようになった。今じゃ電子書籍やオーディオブックなども普及している。

電子図書館を導入している自治体も多いし、翻訳機能も発達しているから、外国の言葉が分からなくても比較的簡単に本を読める。最近だと、どうやら文章生成AIを取り入れた作品が文学賞を受賞したそうだし。

後半はどちらかというと本としての姿からは逸れるけれども、そう思うと、今後本ってどういう進歩を遂げるのかなぁ。

紙媒体、あるいは電子媒体としての本が主流となった現代、これ以上のものが果たして生まれるのだろうか。

例えばね、前にGoogleさんがリアルタイムで会話の自動翻訳をしてくれるゴーグルを開発するってのがあったが、そんな感じで、目の前に文章が浮かび上がるような本(と呼べるかは疑問だが)も生まれるかもしれない。

空を飛ぶ本が開発されれば、人間がわざわざ運ぶことなく、自宅まで飛んできてくれるかもしれない(ちょっと面白そう)。

濡れても自動で乾燥してくれる本とかも良いね。お風呂に持っていくのに便利!寝湯で本読むの、夢なんだよね。

とまぁこういう、割りと出尽くした感のあるところにも、新しい発見とかイノベーションってのはあるんだろう。まだまだ本の未来は明るいってことで。

もっとも、私のアイデアが実現したところでってのもあるけれども。そこはほら、優秀な発明家に頑張ってもらおう。それではまた次回!

※ アイキャッチの写真は、神保町はボヘミアンズギルド(夏目書房)の「紙のみぞ知るショーケース」で拝見した岩竹理恵さんの作品。

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