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#読書

梶井基次郎を読んで

梶井基次郎を読んで

フォローさせていただいている方々の中で、梶井基次郎の話題がちょこちょこ出ており、好きな方も多いのかなぁと興味を持ったので読んでみました。

短編集です。
トップバッターに檸檬がきて、あとは

城のある町にて
ある心の風景
Kの昇天
冬の日
蒼穹
筧の話
楽器的幻覚
冬の蠅
桜の木の下には
愛撫
闇の絵巻
交尾

が収録されています。

檸檬はさすがの代表作ですもんね。
私は「城のある町にて」や「K

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坊ちゃん

坊ちゃん

夏目漱石著

前回の

↑の記事の流れで読みました。
たぶんその昔(小学生とか中学生とか?)に読んだことがあったような気もするのですが、内容をすっかり忘れているので読みました。

まぁ、控えめに言って最高でしたよね。

べらんめぇ口調の坊ちゃんが辛辣でカッコ良かったなー
そして、当時の人々の様子や町の様子が香ってくるのが良かったです。

松山の道後温泉に行きたくなりました。行ったことないのですよー

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硝子戸の中

硝子戸の中

夏目漱石著

明治〜大正にかけては近いようで遠い時代だと思っています。

江戸時代になると写真は少し残っているようですが、本の中やテレビで見聞きした話しか知らなくて。完全に想像の世界です。
でも大正時代や明治時代は人づてにちょっとどんなだったか聞いたことありませんか。

例えば
東北にいる曽祖母が関東大震災の時には、東京の煙が見えた…と母の話によると言っていたようです。ホントかなー?

そんな感じ

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