【生存戦略】"タグ付け"できれば専門医はいらない
おはこんにちは! カワウソです!
Xではよく議論になる「専門医必要?不要?論争」についてカワウソなりの考察をしてみようと思います。カワウソの結論としては、その人が"タグ付け"することができるか次第と考えています。なんでも無い科医のカワウソの生存戦略を記載していきます。
そもそもカワウソは?
そもそもカワウソ自身には専門医が必要だと考えています。実際に内科専門医取得のためにJ-Oslerなどの苦難を乗り越えてきました。2024年5月末に内科専門医試験を受験してきました。受験レビューもnoteに記載しています。
転科の時に考えたこと
専門医 or 非専門医?
カワウソは外科系からなんでも無い科医に転科しました。その際、専門医取得を目指すのか、他の道を目指していくのか非常に悩みました。
当時の選択肢は大きく5つありました。
非専門医として訪問診療、検診、療養病床:いわゆる泥っぽ医
他の専門医プログラム:内科、マイナー外科、精神科
自由診療
産業医
公衆衛生医師
それぞれ実際にスポットバイトで勤務をしたり、保健所を見学させていただいたりとコロナ禍でできる範囲での情報収集もしてみました。特に下の3つは研修医の時には知らない世界だったので、とても勉強になる機会でした。
結局は内科専門医
高給ハイポの泥っぽ医の選択肢は当然魅力的でしたが、カワウソが内科専門医プログラムを選択することにした理由は以下のとおりです。
保険診療を続けたい:
そこそこのハイパー病院での臨床経験を活用したい
非臨床から臨床へ戻るハードルは高い(気がする)
泥っぽ医から専門医プログラムに戻るハードルは高い(気がする)
"タグ"がない
研修医上がりで特別なスキルのないカワウソが生きていくには厳しい
専門医という"タグ"は最低限のスキルをアピールできる
幸いにもなんとか生き延びていますが、カワウソは次の選択もうまくいかない可能性も考えていました。選択肢の多い方、多い方を選んだ結果が今になっています。
選択肢を増やす必要があると考えた理由が"タグ"がないことなんですよね。
"タグ"とは
SNSでもよく"タグ付け"されることが多いですよね。その人自身がどんな人なのかをアピールするものが"タグ"です。
言い換えると、"タグ"とは自分の強みを明示し、周囲に伝える力です。例えば、「感染症なら〇〇先生に聞いてみよう」と言われるような専門性はわかりやすいタグの一つです。専門医資格もタグに該当します。
また“タグ”の掛け合わせも当然有効です。例えば、感染症×消化器内科のように、異なる専門性を組み合わせることで強力なタグを作ることができます。
タグ付け>>>専門医
タグをつけることで、自分の強みを明確にし、周囲に認識してもらうことができます。これは研修医や医学生にとっても非常に有益な戦略となります。簡単にタグを獲得する方法として専門医はあります。
専門医を持っていてマイナスにはなりませんが、他の方法で十分に自己ブランディングできる人は専門医は不要です。なんでも無い科医のカワウソはブランディング最弱なので、SNSの活用など、もっと頑張らねばと反省しているところもあります。
まとめ
専門医が必要か不要かを決めるのは個人次第。なんでも無い科医のカワウソは自己ブランディングのための手段を複数持っていないと、今後改悪される保険診療の世界を生存できません。タグをどんどん増やしていきたいです。
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