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2022年カウシェの組織作りについて

こんにちは、カウシェ代表取締役CEOの門奈です!

2022年の終わりのタイミングで、カウシェの組織づくりで取り組んできた12ヶ月の歩みを振り返っていこうと思います。スタートアップ創業期における組織施策について、皆さんの一助になる記事になれば幸いです。

また、カウシェはアドベントカレンダー企画で12月29日まで毎日記事を出していますので、ぜひご覧ください。

2022年を振り返る

6月に総額約22億円の資金調達をし、9月にアプリのリリース2年を迎え、そのタイミングで100万ダウンロードを突破。組織の人数も100名を超える会社へと成長しました。

2021年から比べると現在は2.2倍の人数になっており、順調に拡大。毎月メンバーが増える中で、組織の壁に向き合いはじめたタイミングでもあります。

カウシェでは月に一度KFM(KAUCHE FAMILY MEETING)という全社MTGを行なっており、その中の私のパート「Monthly Mon Time(通称MonMon Time)」で組織の壁の話や、その予防としてのMVVC(ミッション・ビジョン・バリュー・カルチャー)浸透、モメンタム醸成、今起きていることの言語化、共有を行なってきました。

ちなみに、MonMon Timeでは下記プロットの中のどの話をするかを意識し、話の最初に説明をしています。

2022年は毎月の全社定例でなにかしらのモメンタムを伝えていました。
“Startup survives on momentum” (スタートアップはモメンタムによって生き延びる) という Y CombinatorのSam AltmanのMITの講演での言葉も有名ですが、スタートアップにおけるモメンタムは生命の源です。そのモメンタムを言語化し、みんなで分かち合うことで、さらなるモメンタムが生まれやすくなると思います。

この1年でのカウシェのモメンタムを、一部共有させてください。

4月

創業2周年の当日に朝夜とイベントを行いました。ここでは、メンバーにサプライズで2周年記念グッズを自宅に送付したり、将来カウシェの仲間となりうる人たちに向けて、カウシェでどのようなメンバーが何をしているのか伝えたいという思いで、2周年の記念動画を作って公開したり、みんなが楽しめる様々な施策を行いました。
当時意識したことは、メンバーやグループが増えつつある創業2周年のタイミングで、今までどんなことをしてきたかを皆で把握し、振り返る機会を作るということです。

詳しい様子は2周年レポートのnoteをご覧ください。

5月

調達前のこのタイミングでは、中長期プロダクト戦略の思想など、未来の戦略を共有しました。例えばプロダクトの設計思想については、下記の問いを立て、思考を重ねています。

・「ユーザー間のやりとりの楽しさ」とはどういうものか? 
・「誰かと一緒に買うと楽しい」とは? 
・「お得」と「楽しい」はどういうバランスと関係性なのか?

こういった戦略を経営1DAYなどで議論した後、全メンバーにオープンにしています。

7月

このタイミングでは、シリーズBの調達を行なった今、組織の壁にどう向き合うかという話をしました。まずは今起きている / 起きそうな問題の言語化をすることで、メンバーのストレス軽減を測り、課題を認識することで目線を合わせ、整理をしていくことを心がけました。組織作りは一朝一夕にはいかず、コツコツと予防と手入れを行うことが大切だと考えています。

9月

9月に100万ダウンロードを突破したことは我々の中で大きなモメンタムとなりました。思い返せば、2021年の1月の全社定例時に「まずは、100万人に使われるサービスを目指していこう」とみんなに伝えていたことを思い出し、感慨深い気持ちになったことをお話ししました。

11月

カウシェでは、会社の現在の経営状況を適切にメンバーへ公開しています。それによって、誰もが当事者意識を持ち、バリューである「自律・自燃」に即した行動を取ることができると考えています。
私の考える「自律・自燃型組織」とは、下記だと考えています。

・素直だけど、御用聞きではない。当事者意識が高く、最後は自分で決断する
・実現に向けた、高い自己成長力(情報収集力、ネットワーク構築力、リソース調達力)
・チームに自らの熱量を波及し推進する

また一方で、「自律・自燃ではない行動」についても触れました。

こうしたバリュー行動の定義も、MonMon Timeで取り上げるようにしています。

12月

「あるチームに起きたことは、そのチームの問題なのか?誰かのイシューではなく全員で向き合う課題ではないか」という問題提起をしたのが今月。
カウシェの「価格価値」をどんどん生み出そう。そのためには、全社横断で自分ごと化していこう。他部署が感じている課題を自分ごと化する必要もあるし、自分が感じている課題を自ら他部署に相談したりする行動も行わないと進化が遅くなってしまう。ユーザーのみならず、パートナーにも愛されるサービスを作っていこう、という内容を伝えることで、For Teamに当事者意識を持とう、というメッセージを伝えました。

一部抜粋ではありますが、カウシェの組織作り施策の一例でした。

2023年に向けて

2022年は、大きなモメンタムがいくつもあり、事業も組織も想像以上に成長をしていきました。ただ、2025年度にGMV1000億円という目標を掲げる私たちにとっては、まだまだ道半ばです。
小さな勝利を積み重ね、顧客に愛されるプロダクトを作り、ひとつひとつのモメンタムの粒を山にし、大きな頂きを目指したいと思います。

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12/24にPIVOTで公開された、カウシェのグロース戦略の動画もぜひご覧ください。

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