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一人目の Architect として、今カウシェに入社する理由

こんにちは、2022 年 7 月より株式会社カウシェに入社する伊藤です。本稿では、自分が一人目の Architect としてカウシェに入社する理由について、カウシェにおける Architect としての Vision や Mission を混じえつつご紹介します。

カウシェとの出会い、立ち上げ

カウシェには、プロダクトの開発がまだ始まる前の 2020 年 6 月初旬から複業として携わり始めました。きっかけは、Chief Product Officer(CPO)である深谷さんに「事業を立ち上げるのでバックエンドやインフラの構築を丸々お任せしたい!」というお話をいただいたことでした。
深谷さんとは前職(株式会社メルペイ)と前前職(株式会社ディー・エヌー・エー)の時に同じ会社に所属しており、特に前前職では「自分がバックエンドのリード」、「深谷さんがモバイルのリード」という形で同じチームでプロダクトを開発していました。その頃から深谷さんには「ものづくりに対する熱量の高さ」を感じており、「再び一緒にプロダクト開発に携われる機会をいただけるのは幸運だ」と思いました。その思いと「カウシェの掲げる”世界一楽しいショッピング体験をつくる”という Vision はエキサイティングだ」「ゼロから新規事業の立ち上げに携わることでさらなる技術の研鑽ができそうだ」という思いが相まって、カウシェからのお声がけに対しては即座に承諾の返答をしました。

その後、2020 年 7 月頃に「2 ヶ月後にプロダクトをリリースする!」というチャレンジングな目標を掲げてプロダクト開発が本格始動しました。このタイミングから、後に正社員となるメンバーの方々※が複業としてプロダクト開発に参入しはじめ、濃密な開発期間を経て無事に目標である 2 ヶ月後の 2020 年 9 月にプロダクトをリリースしました。
※ プロダクト開発メンバーの入社エントリーはこちら

入社を決めた理由

カウシェのリリース後は、現在に至るまで複業という形で開発を続けていました。カウシェでは「自律・自燃」を組織 Vision として掲げており、アサインされたタスクをただこなすのではなく、自ら「やるべきこと・やりたいこと」を発案して開発に取り組む文化が本業・複業を問わず定着しています。

そのため、複業であっても熱量を持って主体的に開発し、技術的にも裁量を持って取り組めるので非常にエキサイティングな環境でした。
しかし、カウシェのプロダクトと組織が大きく成長していく中で、自分がカウシェに対して考える「やるべきこと・やりたいこと」が複業という関わり方では消化しきれないほど大きく増えました。例えば、「生産性を高めるためのアーキテクチャの改善」や「CI/CD 基盤の整備」など、気がつけば枚挙に暇がない状態になっていました。

これを踏まえて、「ソフトウェア開発において会社全体に関わる設計や技術戦略の意思決定に責任を持つエンジニア」である Architect としてカウシェに入社することで、技術を磨きつつ「世界一楽しいショッピング体験」を世界に提供していきたい、と思ったのが自分がカウシェに入社を決めた大きな一因です。

初めてのテレビ放映をメンバーで見守っている様子

Architect の Vision と Mission

Architect は チーム(今は自分ひとりですが...)の Vision を下記のように定めています。

生産性を極限まで高めつつ、ビジネスのフェーズに応じた信頼性と安全性を担保したプロダクトを開発するために、会社全体のエンジニアリングを先導する

「新しい価値をいかに素早くお客様にお届けできるか」という生産性(Productivity)を念頭に起き、信頼性(Reliability)や安全性(Security)を担保したプロダクトを開発するために技術的な意思決定を先導する、というのが Architect の掲げる Vision になります。
Architect は、この Vision を達成するために下記の 3 つの Mission を定めています。

技術戦略の意思決定

「利用する外部サービスの選定」や「モバイルアプリとサーバー間の通信プロトコルの設計」、「マイクロサービスアーキテクチャの設計」などの会社全体のプロダクト開発に影響する技術戦略について、方針の策定と意思決定を行い標準化した状態でプロダクト開発に導入していきます。

技術基盤の構築

クラウドリソース、ネットワーク、認証・認可、継続的なテスト・デプロイ、監視・アラートなどのプロダクト開発を支える技術基盤的な要素に対して、方針の策定から設計・実装・運用までのすべてに対して責任を持ちます。

技術の探求

プロダクト開発に関連する技術要素について最新情報をキャッチアップし続け、ビジネスのフェーズに応じたベストな技術を常に探求しプロダクト開発にフィードバックします。
このように、Architect には広い範囲の技術要素について考えることが求められますが、このチャレンジングさも自分がカウシェに Architect として入社する理由の一つです。

おわりに

本稿では、自分が一人目の Architect としてカウシェに入社する理由を、Architect としての Vision や Mission を混じえつつご紹介しました。このフェーズのスタートアップでは「一挙手一投足がプロダクトの質を大きく左右し得る」というヒリヒリするような状況が、ものづくりが大好きな自分としてはとてもエキサイティングだと感じています。

Architect である自分と CPO である深谷さんとの対談記事も公開されていますので、そちらも合わせてご覧いただけると幸いです。

Meetyも公開しているので、ぜひカジュアルにお申し込みください。

イベント情報

7月13日(水)19:00
KAUCHE Tech Talk #1 最速で0→1を乗り越えたエンジニアリングの裏側
〜 Backend、iOS、Android全て見せます〜

7月20日(水)19:00
【Backend LT会】3社が向き合う解きがいのあるイシューとは
エウレカ x 令和トラベル x カウシェ3社合同イベント


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