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体験を共有するということ

NEC未来創造会議

2017年度からスタートしたNEC未来創造会議。人の能力をAI(人工知能)が超えると言われるシンギュラリティ後の2050年に実現すべき未来像、実現するための課題、その解決方法を構想する活動です。

2018年度には実現したい未来像のコンセプトとして「意志共鳴型社会」を導出し、2019年度には実現する社会OSとして情報でなく体験をネットワーク化した「エクスペリエンスネット」を提案、そして、2020年度は意志共鳴型社会の実現に向けて今から取り組めることを社会実験しています。

エクスペリエンスネット

社会実験の一つがエクスペリエンスネットの可視化。

COVID-19で改めて浮き彫りになった情報社会(インターネット)の恩恵と限界。人間・社会・環境・未来の分断を克服するために情報に加えて体験を共有し、文脈(コンテキスト)レベルで意志共鳴することを目指すエクスペリエンスネット

これまではエクスペリエンスネットという言葉でしか表現できていませんでしたが、アイデアソンでエクスペリエンスネットが切り拓くシーンを想像して、そして、Konel/知財図鑑さんと一緒に5つのアイデアとしてまとめました。

●情報が偏ると曇り、多様化すると晴れる窓/BIAS Window
●人の思いやりを可視化する、守護霊ロボット/AIR Guardian
●「プロセスの重さ」を体感するボール/TRACING Ball
●見過ごす「美」にしおりをはさむメガネ/SHUTTER Glass
●自然と対話する、オアシス電話ボックス/TELE-NATURE Box

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GIFT&ACTION

同時に、GIFT(応援)とACTION(挑戦)という体験共有を通じて意志共鳴することが可能か?をeumoさんと共に「GIFT&ACTION」という社会実験での検証もスタートしました。

12月からスタートしたGIFT&ACTION。slackでのコミュニケーションに加えて、ACTION(挑戦)する内容をピッチで紹介するオンラインイベントも開催しています。ピッチイベントでは、slack上に流れるテキストや絵文字を中心とした視覚情報だけでは得られない、スピーカーの熱意を五感全体で感じます。スピーカーだけでも不十分、応援する人も含めた体験を総体として共有することの大切さを再認識しています。

体験共有と言うとVR(Virtual Reality)やAR(Augmented Reality)などのXR技術が思い浮かべます。しかし、Realityという再現性でなく、Understandingという理解(相互理解)が重要なんでしょうね。

INPUT(未来構想)からOUTPUT(社会実験)へ

2017年度からスタートしたNEC未来創造会議。今年度で4年目。INPUT(未来構想)の3年間を経て、OUTPUT(社会実験)にも注力し始めた2020年度。これまでの3年間があるからこその今年度。これまでの道程という財産を活かしながら、これからも前進していきます。ぜひ、応援してください。

よろしければサポートをお願いいたします。各種活動でありがたく使用させていただき、noteの充実を通じてお礼していきます。