見出し画像

暖房ガマン、私は何と闘っているのか?

昨夜遅く、所属するコミュニティーの内輪での会話。

「今年は、暖房つけるの早かったわ~」

ある一人の唐突なコメントに、

「私も、もう床暖つけたよ~」
「僕も、先週つけちゃった」
「ウチも。いきなり寒くなるからびっくり」
「寒さはガマンできないから、私も・・・」

・・・・
・・・・
・・・・

と、返信コメントが一気に飛び交いました。

みんなは、秋だったはずの10月から暖房を早々とつけることに、ちょっとした悔しさのようなものを感じている雰囲気が伝わってきました。


そして、ある一人からのトドメのひと言が・・・

「毎年、10月に暖房を入れたら ”負け” だと思っていた。でも、今年は積極的に”負け”に行った。だから、”勝った” 気分。」


この「勝ち・負け」の言葉に妙に共感してしまったのと同時に、自分の中のモヤモヤを感じました。


◇ ◇ ◇

思い返せば、
毎年 夏と冬の時期になると、エアコンになるべく頼らないようにしようと自分に課していました。


しかも、ずっと続くこのエネルギー高騰、
毎月の電気代、めちゃくちゃ気になりますよね。


今年の夏は、ほとんどエアコンをつげずに扇風機で乗り切りました。(でも、熱中症になる恐れがあるのでムリはもちろん禁物です)



私は、夏にエアコンに頼らずに努力できたことに、何かに勝ったつもりになり、嬉しかったんです。



ですが、暑さはなんとかなりましたが、もともと寒さが苦手。

今年の10月の気候はいつもと違うことを薄々感じながらも、暖房のお世話になる期間・時間は極力短くせねば!と気負っていました。



「暖房 ”ON” してなるものか!」と何と競っていたのか不明だったんですが、今年初めて10月に根負けしてこたつを導入してしまいました。その時の様子は、以下のnoteで紹介しています。


ホンネは、10月のこたつ導入が悔しかったことに、気づきました。


これしきのことで、なんで私は、

敗北感をもってしまっているのか・・・


敗 北? てことは、

私はいったい何と闘っているんだろうか?


体は寒がっているんだから、さっさと暖房を入れたっていいじゃないですか。なんでそれが、勝ち負けの「負け」になるんでしょうかね。


冷静に考えたら、可笑しな思考にハマっていると自分でもわかっているつもりではいるのですが、私の心の闇は深そうです(笑)。


1時間くらい考えていたんですが・・・


自分をむやみに甘やかしてしまうと、

将来しっぺ返しがくる

と思っているみたいです、私。


強くあらねば、この世をサバイバルできない。

という強い固定概念が、心の奥底にドロドロと渦巻いていることに気がつきました。なんて、ネガティブ思考の塊の私!(笑)


この程度の寒さで自分を甘やかしてしまえば、
将来、氷河期レベルの寒波(人生の困難)が押し寄せたら、私は太刀打ちできないのではないかと恐れをいただいているようです。

自分の底ヂカラをはなから信頼していない、私。


でも、これは事実ではなく(実現されているわけではなく)、私の脳内で勝手に繰り広げているただのストーリーです。


自分の人生にハッピーエンドを望んでいるくせに、バットエンドばかりいつも妄想してしまいます。


私は、ずっと「勝ち・負け」の世界にどっぶりいました。自分を甘やかしていると、みんなに追い越されて負けてしまう。負けたら、自分を幸せにできない。そう信じてマジメに生きてきた名残りが強くあるみたいです。


私が闘っていた相手とは、過去から引きずっている

幻想(固定概念)だったのです。


実在しない幻想(固定概念)が対戦相手だったので、
傍から見たら独り相撲をしている哀れな自分の姿。想像すると笑っちゃうのですが・・・


その幻想(固定概念)の中身は、
負けた弱い私はこの社会で生き抜くことはできない、といった過去からずっと握りしめていた思い込み。


本来「勝ち・負け」は存在しない。
人間が都合のいいようにいろんなところに「勝ち・負け」の概念を作って、それを多くの人が採用しているだけ。


この「勝ち・負け」はゲーム感覚で楽しんでいるうちはよいですが、エスカレートすると人を苦しめる概念に化けます。


人生に勝ちも負けもない。


そもそも「負け」がないのだから、私は弱くたって大丈夫なのだ!

それに、ずっと強くあり続ける人なんてこの世に一人も存在しないのだから、みんな本当は何かしら弱いところがあるは当然なこと。


そう結論づけた私は、安心して弱い自分を認めて、こうして、こたつに入ってこの記事を書いています。


そろそろ、温まりすぎて喉がカラカラなので、水を飲んで寝るとしますね。


あなたは、今、何かと闘っていますか?
それは、実在するものですか?



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?