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年賀状じまい、やってよかった

七草がゆを食べると、もうお年賀期間は終わりです。


今年はとくに、お正月気分はだいぶ薄れていました。というのも、今まではお正月のお楽しみの1つに「届いた年賀状を読む」がありましたが、


2021年から「年賀状じまい」をしたからです。


年賀状じまいは、年齢的に60~80代の終活を意識するようになってからが一般的なようですが、



最近は、年代別(20代 ~ 80代)に年賀状じまい文例がネットで紹介されていたり、それに応じた年賀ハガキが発売されたりしているので、どの世代でもニーズは高まっていると思います。


私は、年賀状じまいをしたいなと思ったキカッケは、2021年の都心からの引越しでした。環境も生き方もガラッと変わったタイミングで、また終活もゆる~く少しずつ始めていこうかと思ったのです。


年賀状を長年習慣にしていた人にとっては、年賀状じまいは一つの大きな断捨離でもあります。


私は、年賀状じまいを通して3つのことについて、考えを深めることができました。


① 人間関係の見直し


まさしく断捨離ですね。
といっても私が年賀状を送る・頂く枚数は少ないのですが、毎年15名前後の方と年賀状だけのつながりがありました。


やり取りしている年賀状の結びのひと言「また、会いたいですね!」は、決して「●月●日に、会いましょう!」には発展しない。そのような意志は、はなっからないことは、お互い言い出さないだけでわかっていること。 


年賀状だけのつながりの人間関係っていったいなんだろう?と、改めて思いました。


普段お互いがなにをして、なにを思って生活をしているいるのか全くわからず、年賀状のときだけ意識する人間関係って? そこに、時間とエネルギーをかける意味ってなにかしら?と・・・。


② コンタクトは年末年始だけじゃない


コンタクトは365日いつでもできますよね。
年賀状じまいをしても、連絡をたいだける方は数名います。年賀状じまいしたからといって、連絡を絶つという意味ではなく、お互いがコンタクトを取りたいタイミングですればいいかなと思います。


ほんとうにつながりを持ちたいと思っていれば、なにも年末年始にこだわる必要もないのかなーと。


③ ほんとうに大切なことに集中できる


メリットとしては、これが一番大きい。
毎年、クリスマス(25日)までに、年賀ハガキを買って、文面を清書して、投函をしてとプレッシャーがありました。たかが15枚前後ですが、それが一切なくなったのはスッキリです。


断捨離できた時間とお金とエネルギーは、自分にとってほんとうに大切なことに投下することができます。



◇ ◇ ◇

といっても、年賀状じまいをご連絡しても、今年の三が日に年賀状が1枚届きました。きっと忘れているのかな?(笑)。このように、それでも年賀状を出したい方もいらっしゃるので、私は寒中見舞いでお返事を書きます。



昔からの風習やしきたり、自分が無自覚にやってきた慣習の見直しのキッカケを与えてくれたのが、この年賀状じまい。


年賀状だけでなく、他にも自分の身の回りを注意深く見渡すと、慣例でただ意味もなくやっていることが、私にはたくさん埋もれています(笑)。


大きな組織で働いていた時は、小さなギモンや違和感を堂々と感じることができず、たとえ感じていても変えるだけのエネルギーも勇気もなかった。


これからは、ギモンや違和感は放置せず遠慮なく感じちゃって、少しくらい怖くても自分にこびりついている古い価値観や慣習を、少しずつ剥いでいきます。


剥がれる過程は、ちょっと痛いけど。



◇ ◇ ◇ 

とくに日本って国は本音と建前、どちらも大事。
だけれども、自分が幸せであるためには、勇気を出して本音の割合を少しずつ増やしていきたいな ♪


 

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