健康診断の数値に、惑わされない
今日、私の住む市の健康診断に2年ぶりに行ってきました。
今日受けた健康診断の検査はとてもシンプルなものでした。個人医院で健康診断を受けたのですが、身長・体重・腹囲・血圧測定、聴診だけで、医師による健康状態のヒアリングもなくあっけなく終了でした。トータルで10分程度で拍子抜け。
自治体によって、健康診断の検査項目、自己負担額、受診できる年齢やルールに大きな違いがあるんですね。東京都区民だったころとの差が大きいと感じました。
現在コロナ禍ということで、一般診療に加え発熱外来や問い合わせ対応で、医師も看護師もとても忙しそうでした。
もっと、健康について医師と話をしてみたかったのですが、抱えている患者数とスタッフの割合、保険診療内ではなかなかそうはいかないのでしょう。健診が終わったらそそくさと自宅へ帰ってきました。
※ ※ ※
改めて健康診断の項目をまじまじと見てみると、身長・体重・BMI・腹囲・血圧・血糖値・尿蛋白・尿糖・中性脂肪・不整脈の有無のデータをもとに、ある程度の健康状態がジャッジされます。
全ての数値が正常値の範囲内であれば、
理論上は「健康状態に問題はありません」という結果になります。私はいつも数字上では健康ではありました。
また最近では、会社・職場などではメンタルヘルス(心の健康)チェックも導入されるようになりました。前の職場では、年に2回程度メンタルヘルス(心の健康)チェックがあり、結果は正常の範囲内でした。
でも働き方に問題ありとされてしまい、
「労働時間が長い」「睡眠時間が不足」と、一応の注意喚起はされていましたが、改善できませんでした(涙)。でもなんとか気合と根性で、欠勤をせずに働くことができたのは、ある自己暗示をかけていました。
それは、私がよく同僚に宣言していたのは、
私は風邪はひきません!
なぜなら、風邪をひかないと決めているからです!
ハッキリ言って、強がっていました(笑)。
でも結局、大きな風邪をひきました。
こんな感じで傍から見たら私は、
”一応” 健康な人となっていました。「一応」とつけたのは、
未病(みびょう)状態
だったからです。
私は健康のフリをしていたのです。
未病(みびょう)というだけで、病気ではないけれど健康でもない状態で生きていたのです。
その証拠に、いつも、心は焦りとイライラ、体は疲れが抜けない。会社を休むレベルまではいかない中途半端な状態。これがもう長年当たり前すぎて、この状態がデフォルトだったので、自分の健康な時の状態を忘れかけていました。
しかしこんな状態でも、定期的な健康診断やメンタルヘルスチェック結果の数値が「それほど大したことない」となってしまっていたので、ギリギリまで自分の体と心をないがしろにしていたんだと思います。
ごめんよ、私の心と体・・・
弱い自分を認めるのが怖くて、苦痛を感じないフリしてごめんなさい。
それ以降私は、診断結果の数値だけじゃなく、ちゃんと感覚で自分の心と体の状態を見てあげようと考えを改めました。
そんな昔のことを思い出した、今日の健康診断でした。
※ ※ ※
今日の健康診断の結果(数値)が2週間後に出るまで気になりますが、これからは、数値だけで自分の健康状態を判断せずに、心と体の苦痛や違和感に敏感になって、労わってあげたい。
死ぬまで付き合う自分の心と体を、
ちゃんと本気で面倒をみていこうと思います。
私が私の1番のドクター
となりたいと思います。
みんなで、本当のヘルシーライフを!
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