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大学を休学をして飲食店を運営している22歳が考える就職活動について

自己紹介します。

大学4年生を休学して屋上グランピング場と室内鉄板焼きを運営している石川勝巳と言います。

僕は将来ゲストハウスを開きたくて、場を運営するという経験を積むために学業を1年間お休みしています。

僕は別にタイトルでも書きましたが就職活動に反対な訳ではありません。

ただ、実際にお店を運営してみてバイトの面接など僕がしているのですが雇う側の気持ちがよく理解できるようになりました。

皆さんは優秀な学生を雇う側の企業の立場に立って就職活動について考えたことはありますか?

僕が雇う側の意見を代弁すると『就職活動』という行事はいらないと思っています。

なぜならみんな『その会社』で働きたくて入社している訳ではないからです。

就職活動という流れに飲み込まれて、学歴や年収などの競争市場に参加しては敗れていく。

そして第一志望の夢は儚く散り、2番目か3番目かに条件が良い会社になんとなく入社を決めていく。

受験と一緒で第一志望を突破できるのは本当に一握りの人数です。

だから、多くの人は『仕方のない入社』を余儀なくされます。

これって雇う側からしたら本当に厄介なことです。

『とりあえず就職しておくか』
『どうせ転職するから大丈夫』


と会社で働くことを『通過点』としか見てないのですから。

面接では

『御社が第一志望です』
『御社の理念に共感しました』


と建前では言うけれど本音は周りと比べて少しでも良い条件の企業に行きたいだけなのです。

別の条件の良い企業で働きたいという動機を否定するつもりは全くありません。

ただ、その為に就職活動をするのは違うのではないかと思います。

今では大学1年生からインターンシップに行っている人や学生団体をしている人がたくさんいます。

『それってなんのためか?』

と聞かれれば多くの人は就職活動の生かす為と回答することでしょう。

就職活動とは職業に着くための活動です。

仕事とは本来誰かの生活をより良くするための行いです。

料理を簡単にするために電子レンジという商品が作られたり、
その商品を売るためのサービス業があったりと仕事は人の生活を豊かにする為にあります。

その労働の対価として給与を僕たちは頂いているのです。

でも、就職活動は仕事を逆の考え方をしてしまっています。
つまり、良い条件(お金など)の会社で働くために仕事を選んでしまっています。

仕事に共感して働いてないから、入社して違うなと思ったらすぐに辞めて転職します。
良い条件の会社で働きたいから、1年生から良い企業に入る為にインターンに行ったりします。

大学3~4年の就職活動を『ゴール』にして行動している人がたくさんいます。

学生の多くは就職活動の為に日々行動しているのです。

常にインターンで忙しそうな人、常に色んな活動をしていて眠そうな人、すごい頑張っているけどそれがもし、就職活動の為だったらそれらの活動をしない方が良いと僕は思います。

その代わり『やりたいこと』を見つた方が良いです。

哲学者のハンナ・アーレントは人間の生活を大きく3つに分類できる言います。

『労働』:労働とは人間が生きるためにする行為のこと
『仕事』:与えられたことをこなす行為のこと
『活動』:自発的に行う行為のこと

以上の3つに人間の生活は分けられます。

ここで注目して欲しいのは『活動』です。

『自発的』というのは誰かにお願いされたり、強制されているからする行為ではなく自分がしたいから行っている行為のことを指します。

つまり、『活動』とは『やりたいこと』のことではないかと僕は考えています。

ある調査で世界150カ国を対象に『今の仕事は好きですか?』という質問に対して『YES』と答えた日本の割合は20%未満なのだそうです。

10人いたら2人しか自分の好きな仕事をできていません。

それは現代の日本の『就職活動』という文化があるからだと思っています。

そもそも、海外の子供たちは小さい頃から自分の将来で何がしたいかを考えています。

何十年も考え続けてきてようやく彼らは自分に合う職に就く訳です。

それを考えると日本のように2~3年で仕事を探すのは無理があります。

僕達は自分の価値観にあった仕事ではないと長続きしません。

就職活動という日本のイベントで強制的に仕事を見つけるのではなく、本来自分にあったorやりたい仕事を探す冒険は死ぬまで一生続くのです。

もしくは死ぬまで自分にあった仕事は何か分からないかもしれません。

それなのに就職活動というイベントがあるのは可笑しいのではないかなと僕は考えています。

現に僕は就職活動をしたことがありません。(自慢とかではありません。)

僕にはゲストハウスをやりたいという夢があります。

その夢に向かって行動していたら現在の会社に出会い、気づいたら店長をしています。

確かにやりたいことを優先するとお金の部分では苦労している部分はあります。なので良い条件の会社に就職した方がたくさん貰えると思います。

でも、今の仕事に対して、環境に後悔やストレスは一切ありません。

毎日楽しく働けています。

今日は群馬県に行って雪の中のサウナを体験してきました。

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そして何よりのびのびやれています。

やりたいことができると自分の軸ができるので競争意識がなくなります。

『これをしなきゃ』
『この資格を取らなきゃ』

と追われる日々ではありません。

自分なりのスピード感で夢に向かって前進しています。

最後に、上から意見を言うつもりは一切ありませんが
一度この記事を読んだ人は自分に問いかけてみてください。

今の活動は『就職活動』の為ですか?と

学生は本来勉強をするところです。

その時間を割いてまで企業に入ろうと時間を割かなくても大丈夫です。

なぜなら人生は長いからです。

みんながしている就職活動はゴールではなく本当は始まりに過ぎないのです。













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