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走るペースは最初から決まっている

今日もお疲れ様です。

大学4年生の代を休学して川崎にあるロックヒルズガーデンの店長をしている石川勝巳です。

店長をしている僕はお店の意思決定権を持っています。
社会人や学生のうちに学生団体などをやっている人は分かると思いますが、仕事には期限を設定しないといけません。
そのお店で生じたタスクに対する期限を僕が決めています。

期限を設定しないと行動できないからです。

夏休みの宿題を8月終わり終盤になってみんなアタフタしながら宿題を寝ないで頑張るのは『夏休み中』という期限が決まっているからです。

学生のうちは学校の先生が勝手に期限を決めてくれましたが、お店の店長となった僕はその期限を自分で決めないといけません。

その期限を切るということが僕はすごい僕は苦手なのです。

お店の売上を上げるための施策や改善事項を見つけるための会議が月に2回ほど僕のお店では行われます。

そこで新しいタスクが出る度に僕は『じゃあこれはいつまでにやろう!』と期限を切るのですが中々自分の考えた通りに終わることがありません。

人間は自分のことを過剰評価しすぎて、あまりにも早く終わる計画を立ててしまいがちになるという『計画錯誤』という心理的な要因もありますが、中々うまく行かない原因は僕の勘違いにありました。

それは期限は決めるものではなく決まっているということです。

タスクというのはある目的があってそれを達成するためにはやらないといけないもののことを指します。

最近あった出来事で言うと僕は現在飲食店を運営しているので生き残る為に売上を立てないといけません。

しかし、コロナ禍で僕のお店の売上の中核をになっている飲食利用が減少傾向にあります。

そこで、僕は売上をあげる対策より、利益を出すことに注目しました。

その為には原価(人件費、食材)をどれくらいかかっているか分析する必要がありました。

こうして利益を出すという新しい目的達成の為に原価を分析しないといけないといった新しいタスクが誕生しました。

そのタスクをいつまでにやらないといけないかという期限設定を僕は今まで『このくらいでできるだろう』とタスクの重さで決めていました。

『このくらいかかりそうだから、期限はここに設定しておこう』といった感じです。

こうした緩い期限設定は『できたら良いなぁ』の感じなので極端な話できなくても良いわけです。

そうなると日々増えるタスクの中で優先順位が低くなり、後回しになってしまい気づいたら期限がすぎていてこれどうするんだっけとなってしまいます。

このようにタスクが中々思い通りに行かなくて悩んでいた僕はようやく期限は自分の頭で考えて設定するものではなく目的によって決まっていると気づきました。

コロナ禍で飲食利用の売上を伸ばすことがむずしいので3月から利益を意識した運営をしないといけないという目的があったとしたら2月中に分析をして目標設定まで持っていかないといけないのです。

マラソンでトップ10位以内に入るという目的があったらその順位に入れるように走るペースを設定しないといけません。

目的によってやらないといけない『期限』や『優先順位』が決まっているのです。

だから、意識決定をする立場に立つ僕が頭を使うべき所は期限をとりあえず埋めて行動に移させることではなくこのタスクの『目的』は何かを考えることです。

目的さえ分かれば、いつまでに、どのくらいのペースでやらないといけないが自然と見えてきます。

僕は今まで期限をとりあえず埋めることを目的としていたから物事をうまく運ぶことができなかったのです。

イメージは『want ~したい』ではなく『must~しなければならない』まで落とし込めるぐらいまで目的を掘り下げないと人は期限内に行動を移すことができません。

なので皆さんも『期限』を埋めることばかりに意識しすぎるのではなく、その『目的』は何か考える癖をつけてみてください。

そうすると自然とやるべきことが見えてくるようになります。







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