見出し画像

大学を休学して飲食店の店長をしている人の自己紹介

この記事をたまたまでも読んで頂き誠にありがとうございます。

僕は大学4年生を休学して飲食店の店長をしている石川勝巳です。

『休学』や『学生店長』、『就職活動未経験』というワードに興味がある方は是非最後まで読んで頂けるとありがたいです。

僕が大学を休学して現在の活動に至った経緯を簡単に振り返りたいと思います。

長いですが、1人の学生が『やりたいこと』を見つけて挑戦するまでの流れを5000字ぐらいで見ることができます。

こんな学生生活があるんだというのをこのnoteで読んでいただき参考にしてもらえば幸いです。

1:始まり

僕は幼少期から高校生まで長い間サッカーをしてきました。

今となっては結果も残せておらず恥ずかしい限りですが本気でプロサッカー選手になることが僕の小さい頃からの夢でした。

中学校の卒業論文みたいなやつにも本気で『サッカー選手になる!』と書いていたほどです。

それほど当時はサッカーが僕の生活の軸でキャプテン翼みたいに通学路でボールを蹴りながら登校していたし、昼休みや放課後にも暇さえあれば地元の友達とサッカーをしてきました。

そして、高校も県ベスト16は必ず行くような私立の高校に一般入部で進学しました。

その高校には地元の至る所から学費を免除で入ってくるような強者揃いの環境で本当についていくのに必死な毎日でした。

そんな環境下で結果を出せたり、出せなかったりともがいていく日々の中で僕は『サッカー選手になることはできない』と悟り、高校でサッカーに区切りをつけることに決めました。

区切りをつけたのは良いものの、長い間サッカー選手になるために頑張ってきたので、これからの人生を何を中心に生きて行けば良いのか分かりませんでした。

そんな中、1つの選択肢として兄や姉が行っているような大学へ進学をすることに決めました。

『みんな行っている大学に行けばなんかやりたいことでも見つかるっしょ』

と甘い考えのもと、僕に大学生活が始まったのです。

名称未設定のデザイン

(↑数少ない公式戦の写真)

2:転機

大学に入ってからは人生で初めてサッカーという時間から開放されて本当に様々な初めましての経験を沢山しました。

勉強も今までサッカーをするために学校という施設に行っていましたが、初めて勉強するために学校に行っていました。

高校ではアルバイトが禁止だっため、初めて大学生になってからお金を稼ぐという経験をしました。

また、大学は全国各地から人が集まっており、初めて他県の人と友達になれました。

そんな初めて尽くしの環境を楽しんでいたのも束の間、将来をどうするか考えなくていけないリミットが刻々と迫っていました。

就職活動です。

サッカーという選択肢をなくなった僕は本当にそれ以外の『やりたいこと』がありませんでした。

両親に『将来どうするの?』と大学に入った当初から言われてきましたが、いくら考えても『やりたいこと』『働きたい会社』は思い浮かびませんでした。

見つからないのに時間だけは非情なことに過ぎていきます。

このまま後回しするわけにもいきません。

大学に行けば『やりたいこと』『働きたい会社』は見つかると思っていました。

しかし、大学という場所は将来についての思考を後回しにしていった末に辿り着いた場所に過ぎなかったのです。

そんな将来の進路が決まらないまま大学3年生になる前の春休みの人生の転機が訪れます。

ゲストハウスとの出会いです。

僕は家でゴロゴロしながらSNSのストーリーを見ていたら北海道旅行に行っている投稿を見つけました。

僕は北海道に行ったこともなかったし、大学生活も残り僅かだし記念として北海道に一人旅をすることに決めました。

画像2

(↑北海道一人旅の写真)

所詮アルバイトで自分の趣味にお金を使っていた身です。

一人旅をしても使えるお金には限度があります。そこで僕がお金を節約するために削ったが宿泊費でした。

なるべく安い宿をWEBで調べていた所、¥2200~ぐらい泊まれる宿を見つけました。

安過ぎて、『おいおい、牛角のお気軽コースじゃねぇーか(税込み)』と思ったのを今でも覚えています。

実施にその宿に足を運んだらそのには驚きの光景が広がっていました。

そこには日本なのに、外国人しか宿泊者がいませんでした。

部屋もドミトリーといって相部屋で僕の部屋には外国人3人と僕1人という
『ここは日本だよね?』というカオスな状態でした。

外国人の方達はとても気さくでフレンドリーの人が多かったです。

そんな宿泊者の中の1人と仲良くなり会話をすることになりました。
(以下仮名マイケルとして話進めます)

マ:『君は今何をしているの?』
僕:『大学生だよ!』
マ:『お〜そうなんだ!僕も学生だよ!』
僕:『え?今いくつ?(あまりのも学生には見えない年齢だった)』
マ:『26歳だよ!学びたいことがあってまた、大学に通っているんだ!』
僕:『へー!そうなんだ!すごいね!』
マ:『君はどうして大学に行っているんだい?』
僕:『うーーーん』

宿泊者の彼と会話して大学4年間通って就職をするというルートが僕の中で常識だったのですが、その固定概念がぶっ壊されました。

そして、楽しそうに大学の話をする彼に対し『どうして僕はこんな将来について思い詰めているんだろう』と考えされました。

この瞬間、僕の価値観は広がり、4年間という括りで物事を考えなくなりました。そして、『こうした価値観が広がる体験を絶対もっと多くの若者が体験した方が良いじゃん!』と感じ自分でゲストハウスをやりたいと思うようになったのです。

3:挑戦

ゲストハウスをやりたいと思ったのは良いものの人生はそう簡単には行きません。

自分でゲストハウスをやるにはどうした良いのか考えた結果、ゲストハウスで働くのが1番近道な気がしました。

そこで地元に帰った僕は今までのバイトを辞めて、ゲストハウスで働くことに決めました。

しかし、『英語』が話せなかった僕はゲストハウスで働くことができませんでした。

ゲストハウスで働く為にアルバイトを辞めたのに僕は収入源がなくなってしまいました。

『どうしよう』

本当にそんな感じで悩んでいた時にまたSNSでアルバイトの募集をしている友人のストーリーを見つけて迷わず応募しました。

そして、その職場で働くことになったのですがその職場は少し変だったのです。

公務員を辞めた店長、休学をして世界を回った学生、インターンというよく分からないカタカナの活動を大学一年生からしている人がいて、ゲストハウスから引き続き僕の固定概念がどんどん壊されていきました。

そんな変わった職場でアルバイトをすることになり、店長がどうやら来年からいなくなるということを聞きました。

そこで僕は将来ゲストハウスを運営するという『やりたいこと』があった為、場を運営するという良い経験になると直感的に感じ職場のオーナーに

『やらせてください!』

と志願しました。

そしたらまさかのできちゃったわけです。

その瞬間から学生店長が誕生しました。

店長になったのは2020年1月からこれから就職活動をしないと行けないというタイミングでした。

集合写真2020

(↑僕のイケメンしかいない職場)

4:新たなる旅路

そして、学生で年間5000万を売り上げる飲食店の店長になった僕は休学をすることにしました。

大学4年生というと週に一回ゼミに行くだけという状態だったので、別に休学をしなくても店長という仕事をできなくはありませんでした。

しかし、僕は休学をすることに決めました。

なぜなら『言い訳』を残す選択肢を残したくなかったからです。

初めての挑戦で上手くいかなった時のことを想像した時僕は絶対に言い訳をすると思いました。

『大学のゼミが忙しくて、、、、、』
『卒論の締め切りがもうすぐで、、、、』

と言い訳を作ろうと思えば大学に行っていた場合いくらでも作れました。

なので、休学をすることに決めました。

なぜなら自分で選んで決めた道を他の環境のせいや誰かのせいにしたくはなかったのです。

これから起こりうることが全部僕の自己責任で実力不足。

そういった環境に身を置かないと自分は絶対にサッカーのように中途半端で終わってしまうと思ったから休学という選択肢を取りました。

『準備は整った!』

といざ店長になったもののまたも人生はそう上手くは行きません。

新型コロナウイルスです。

僕のお店は屋上グランピングBBQ場です。つまり、飲食店の運営を現在僕がしています。

もちろん、影響はものすごく受けました。

一緒に働いていた仲間は消えて、売上も10万行けば良い方と本当に地獄のような時間でした。

結果も出せず、仲間も消えて、『僕は一体なんで店長をしているんだろう』と思いました。

『この選択が本当に正しかったのか』とも思いました。

いくら後悔をしても、休学をして店長をしているという現状は変わりません。

当時はすごい時間もあったのでとりあえず自分のような『休学』✖️『店長』という人生を送っている人なんてそうそういないだろうと思い、この体験をnoteでブログという形で発信することに決めました。

まさかこれがまた人生の転機になろうとは思いもせずに。

こうしてnoteを書いていくうちに僕はあることを思い始めました。

『確かに僕はやりたいことはある。でも日本の中にはやりたいことがあって本当に挑戦できている人はどれくらいいるのだろうか』と。

僕は一体どれほど恵まれた環境にいるんだろうと考えました。

多分、ほとんどの人がゲストハウスを将来やりたいという学生に飲食店を運営できるみたいな好条件は整いません。

ここまで読んでくれた方は分かると思いますが僕はどこにでも存在する凡人大学生です。

こんな僕がこのような恵まれた体験をできてしまっているんです。

このような環境を僕だけではなくもっと多くの学生にこのような環境を提供したいと思うようになりました。

新しい一歩を踏み出そうと思ったら本当に踏み出せる環境を。

こうして僕の本当にやりたいことが見つかりました。

1:それはゲストハウスのような価値観が広がる出会いの提供

2:現在店長として学生ながら挑戦できているように他の学生にも挑戦できような場の提供

この2つをことを実現できるようなコミュニティを僕は作ろうと思っています。

その名も『ビギニングプレイス』という名前のコミュニティです。

名前の通り『始まりの場』という意味で、多くの学生に新しい一歩を踏み出してもらいたいと思い名付けました。

ビギニングプレイスの説明がまた後日書きます。

こうしてゲストハウス、学生店長この2つの体験が僕に新しい挑戦への道標となりました。

改めて思うことは『行動』したから今があるんだということです。
またの名を『アウトプット』と言います。

僕は休学をして店長をしている身なので周りから変わった経歴の持ち主だと思います。

それで、たまに進路相談などのお話を受けますが僕が言いたいことがいつも変わりません。

『やりたければやればいい』と僕は思います。

ちゃんと考えられる学生に多いのですが行動に『目的』を見いだせないと行動しない理由にする人がとても多いです。

『ただ、留学いくだけでは、、、、』
『休学は手段なので、、、、、』

と話を聞くたびに『行動しちゃえ!!』といつも思っちゃいます。

僕の自己紹介を読んでください。

ゲストハウスをやろうとしたのにも関わらず英語が話せず不採用。
店長になったのに新型コロナウイルスで運営自体が厳しい状況に陥る。

人生はそう簡単には行きません。

でも、これらの体験は『行動』したから体験できたことです。

そしてその体験があったから『ビギニングプレイス』という新しくやりたいことができたのです。

以上が、僕の自己紹介です。

この記事を参考に同じような学生生活を送っている方や新しいことに踏み出せていなかった人向けに少しでも何かのきっかけになれば嬉しい限りです。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

おやすみ!!!

勝巳









この記事が参加している募集

サポートはいらないです!!多分、僕より良い記事を書いたり、挑戦している人は他にもいっぱいいるので!