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目玉焼きの乗っとらん焼きそばなんか、味玉が入っとらんラーメンとおんなしだらぁ?(三河弁でナポリタンレシピ)

そらそうよ。たまごが入っとらんもん。
(それはそうですよ。両方ともたまごが入ってない状態ですからね。)

やっぱり焼きそばにゃぁ目玉焼きがないとかんわ。
(やっぱり焼きそばには半熟の目玉焼きが乗っていないと、それだけでおいしさが半減してしまいますからだめですよね。)

今日は嫁さんが「ねーさんからきんの急にランチ呼ばれた」ゆーて、昼前にでてってしまったもんで、息子たちになんかつくったらんとかんな。
(今日は私のスィートハニーが、「昨日お姉さまから急にランチに行きませんか?って誘われましたので、今日はお姉さまとイタリアンの高級ランチを食べに行ってまいりますわ。おほほ。」と言って午前11時過ぎくらいに家を出発してしまったから、食べ盛りの子供達の為に料理上手で素敵なお父さんが何か作ってあげないといけないですね。)

なん作ろーかな。冷蔵庫の中になんかあるかん?
(愛する子供たちの為に何を作って差し上げようかな。我が家の冷蔵庫の中には何かお料理で使えそうなおいしそうな食材は入っているでしょうか?)

ちゃっちゃとできそーなん、、、焼きそばの麺は1人前しかあーせんし
(簡単に手早く作れておいしいもの、、、、焼きそばと言ったらいつも我が家の食卓には欠かせない、粉末ソースが意外とおいしい日清焼きそばは残念ながら1人分しか残っていませんし)

あ、そういやこないだ旅行に行ったときに買ったケチャップがあるもんだん、ナポリタンつくろ。息子らぁも好きだし。
(あ、そういえば昨年末に金沢に旅行に行ったときに買っておいた、ちょっとお値段高いけど無添加でおいしいケチャップが残っているから、それを使って和製洋食の勇「ナポリタン」を作ることにしよう。愛する子供たちもナポリタンは大好きだからきっと喜んでくれるに違いない。)

焼きそば見たから目玉焼きも乗っけるかん。
(先ほど日清焼きそばの余った麺を見てしまったから、なんだか鉄フライパンでカリカリに焼いた半熟の目玉焼きを乗せたくなりましたよ。よし、目玉焼きを焼いて乗せちゃいましょう。)

ほしたら食材を準備してこまい。
(そうしたら、冷蔵庫やパントリーからナポリタンを作るのに必要な食材を準備して並べていきましょう。)

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お、今日はちょびっと冴えてんな。自分のアーティストの才能がおそがいわ。
(WOW、本日のまな板アートはコミカルで面白い感じにできたんではないでしょうか。いつもよりも少しだけ冴えているかもしれません。もしかしたら僕はアートの世界でも食べていけるかもしれない。あぁ、そんな自分の才能がとても恐ろしいです。)

いつもの出来上がりのイメージはこんなんな。うっまそうだらぁ。
(いつも最初に出来上がりのイメージを頭に浮かべます。それに向かって作っていきます。出来上がりのイメージをもつことはとても大事。ほぉら、おいしそうでしょう?)

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ほしたらいこまい。
(それではみなさんお待たせしました。今から作っていきましょう。)

食材切ってくよ。トマトパスタはたいがいベーコンつかうことが多いけど、ナポリタンはソーセージがいいだらぁ。
(食材を切っていきますよ。トマトパスタを作るときはわりとベーコンを使うことが多いんだけど、ナポリタンの場合はやっぱりソーセージが合いますよね。ソーセージがいいですね。ですよね?)

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みじん切りにしたにんにくをフライパンに入れて、オリーブオイル入れて中火にかけまい。
(みじん切りにしたにんにくを冷めたままのフライパンに入れてオリーブオイルを入れてから火にかけますよ。中火位でOKです。)

油がちんちんになってにんにくに火が通ってふつふつしてくるもんで、ほしたら火の通りにきぃ食材から入れてこまい。
(オリーブオイルが熱々になってきて、にんにくに火が通ってくるとがフツフツしてくるので、そうしたら、玉ねぎ、にんじん、、、と火の通りにくい食材からフライパンに入れていってね)

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野菜を炒めてる間にパスタをうでてくよ。
(野菜を炒めてる間にパスタを茹でていきますよ。

今回ナポリタンなのでいつもみたいにうで時間1分前でなくて、1分長くうでるでな。塩加減はいつものな。
(今回はナポリタンなので、いつものようにパスタのパッケージに記載されたゆで時間の目安の1分前ではなくて、1分長く茹でますよ。塩はいつものようにちょっとしょっぱいスープくらいですね。)

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野菜らぁに火が通ったら塩コショウして混ぜて、食材ぐろにどけて真ん中あけて、ほしたらそこにケチャップ入れてみりん。
(野菜たちに火が通ったら塩コショウをして混ぜて、食材をフライパンのふちによせて真ん中をあけて、そうしたら空いたところにケチャップを投入してくださいね。)

ちんちんのフライパンでケチャップがボコボコいって、酸味が飛んだらケチャップを混ぜてな。
(熱々のフライパンでケチャップがボコボコいって酸味が少し飛びます。それからケチャップと食材を絡めますよ。)

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麺がうだるまでまんだええな。ほしたらトッピングの目玉焼きをちゃっちゃとつくろまい。
(パスタが茹で上がるまでもうしばらく時間がありますね。そうしたら最強トッピングの eggs fried sunny‐side upを手早く作ってしまいますよ。)

フライパンをチンチンにして煙が出たら一旦中弱火にして油入れるよ。
(鉄のフライパンを熱々にして煙が出てきたら、一旦火を中弱火くらいに落としてからオリーブオイルを入れますよ。)

たまご落として塩コショウして、そのまんま待っとるだけだでわけないよ。
(Eggをフライパンに割り落して、塩と胡椒を適量振ったら、そのまま待っているだけだから簡単ですね。)

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ぐろがカリカリで半熟卵のきいないのが濃い。まぁ見とるだけでよどがようけでるでかんわ。これ絶対どうまいヤツ
(外側がカリカリで半熟卵の黄身の色がめちゃくちゃ濃い!もはや見ているだけでよだれが出すぎて体中の水分が出てしまいそうになるからいけないですね。この状態の目玉焼きがベストオブベストの状態だから絶対に美味しくてほっぺたが落ちてしまううまさでしょうね。)

おっ、目玉焼きやっとったら、まーはいうであがる時間じゃん。ほいたら麺をフライパンにやって、追いケチャップして麺とからめたら盛ってくよ。
(あらいやだ。目玉焼きを作っていたら、もうパスタの茹で上がる時間になっちゃった。そうしたらパスタをフライパンに移して、もう少しケチャップを足してパスタと均一に絡めたら盛り付けていきますよ。)

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ほだほだ、目玉焼き忘れたらかんな。
(そうだそうだ、肝心な目玉焼きを忘れたら怒った子供たちに殺されちゃうからいけないですね。)

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チーズすり下ろして、ディルふりいれて完成だわ。
(最高級のパルミジャーノレッジャーノをすり下ろして、色のアクセントにディルを入れたら完成です。)

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麺を半熟卵の黄身に絡めてみりん。まぁどうまいこと!
(パスタを半熟卵の黄身に絡めてみてくださいね。もう、ほんとにおいしいこと!)

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あれ、次男がおーせん。どこ行った?おーい、じなーん!はよこんと冷めるよ。
(あれあれ、愛しの次男坊がまだ来ていないですね。一体全体どこに行ったんでしょう。おーい、愛しの次男ちゃん、早く来ないとせっかくの超おいしいパスタが冷めてしまいますよ。)

(次)待って待って、今トイレでしょんべんまってるで。
(もう少しお待ちください、尊敬するお父様。只今トイレでお小水をしておりますので。)

なんやしょんべんまっとんかぁ。はよおいでん。
(そうですか、お花畑にお花を摘みに行ってらっしゃるのですね。お花摘みが終わったら、できるだけ早めに来てくださいね。あぁ、あまり慌てないで足元に気を付けて来てくださいね。)

あ、最後にこんなん家族のきったない会話で申し訳ないね。
(あぁ、最後にこんな私ども家族のプライベートな会話を載せてしまって、とてもお恥ずかしい限りです。穴があったら入りたいです。土下座して謝ります。大変失礼いたしました。)

ナポリタンは好きな人はようけおるし、誰でもわけなく作れるから、是非作ってみりん💓
(ナポリタンが好きな人はたくさんいるし、誰でも簡単に作ることができますから、是非是非作ってみてくださいね💓)

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 愛知県岡崎市生まれ、西尾市在住のかとしんが三河弁(()内は標準語訳のつもり)でお送りいたしましたいかがでしたでしょうか。

 三河ってどこ?の人はここ見てね。

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 三河弁ってきたねぇって言われることが多いけど、母親が使ってた言葉(★)や幼少の頃の記憶の中にある近所のおじちゃんおばちゃんの会話を思い出し、普段使っていない言葉も交えて間違って使っていないか三河弁を検索して文字に起こしたから結構な時間がかかっちゃったけど、改めて故郷のことばを使うってとてもいいと思いました。

(★)母親が愛知県岡崎市出身だけど、父親は長野県平谷村の出身で祖母ちゃんは静岡県浜松市だったから、純粋に三河弁しゃべるのは母親だけなの。

 多分もう昔ながらの方言ってどこの地方でも少なくなってきていると思う。昔はその集落の中だけで発展してきた言葉たちは、いまはテレビやYouTubeなどの発達で標準的な言葉をみんなが使うようになったからなんだろうけど、やっぱりその地方地方の方言や独特な言い回しとかはずっと残っててほしい。無くならないでほしい。

 今回は猫野サラさんの企画が面白そうだったので参加させていただきました。サラさん、楽しい企画発案ありがとうございました。

 あ、今募集要項をちゃんと見たら2,500文字までって書いてある。今回の記事は三河弁と標準語訳合わせて4,000文字くらいありますな。。。ま、ま、まぁどっちかだけだと2,500文字に収まってると思うので今回は何卒ゆるして下さいね、サラさん💓



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