加藤桂太 / Keita Kato

株式会社加藤工務店(4代目) | ex- SoftBank Vision Fund /…

加藤桂太 / Keita Kato

株式会社加藤工務店(4代目) | ex- SoftBank Vision Fund / 産業革新機構 / Accenture | 地域建設業の課題に取り組むnoteです。

最近の記事

地域建設企業は建設業界の人手不足問題にどう立ち向かうか

最近、「建設DX」という言葉を聞くことが多くなってきました。「DX」といえば、デジタル技術を利活用して何らかのイノベーションや顧客価値を生み出すことだと思いますが、建設業界における「DX」の目的は、「生産性向上」として語られることが殆どです。 なぜ「生産性向上」なのかと言うと、建設業界は就業者数が減少の一途を辿っており、このままではインフラ整備・維持管理の公共ニーズや、住宅・マンション建設等の民間ニーズに応えることができなくなる!という危機感からだと思います。 一方で、デ

    • スタートアップで地域建設業をおもしろくするために、noteを再開します。

      皆さま、ご無沙汰しております。 最後にnoteを投稿して以来、約1年振りの投稿になります。 これまでの活動を振り返って“地域建設業をDXでおもしろくする“という仮説で2021年3月にnoteを開始し、これまで世の中にあるデジタル・IT系のプロダクト・サービスを調べては、社内で導入・運用し、試行錯誤を図ってきました。 ※最初に投稿したnote(今読み返すと懐かしい…) 具体的には、施工管理アプリ、遠隔監視、3Dスキャン・測量、ドローン、ICT建機、原価管理システム、コミュ

      • 地方中小企業のSNS活用について考察してみた

        皆さまご存じの通り、Twitter, Instagram, YouTubeなどのSNSは、企業のマーケティング・ブランディングにおける重要なツールとして認識されており、大企業をはじめ多くの企業がSNSを活用しています。 地方自治体や中小企業のアカウントも、ちょっと検索すれば、たくさん出てくるようになりました。むしろ、情報が洪水しているくらいだと思います。 先日、社内の若手社員から「会社のInstagramを立ち上げたいと思うのですが良いでしょうか?」と聞かれました。 そ

        • 遠隔臨場を試してみたら、とても簡単に使うことができた

          今回のテーマは、”遠隔臨場”です。 エンカクリンジョウ?りんかくえんじょう? 初めて聞く方がほとんどだと思いますので、まずは概要から説明させていただきます。 遠隔臨場とは?工事の建設現場における施工状況の確認作業(発注者による段階確認・材料確認・施工状況把握など)を、動画撮影用のカメラとWeb会議システムを使用して、リモート(遠隔)で行うことを指します。 ※現場で直接確認してもらうことを、単に「臨場」と言います 発注者と請負者双方の作業効率化を図ることを目的としており

        地域建設企業は建設業界の人手不足問題にどう立ち向かうか

          ノーコード開発は、地方中小企業におけるDXの第一歩

          今回のテーマは、ノーコード開発について。 ノーコード、ローコードとは、プログラミング言語を使ったコーディングを全く、あるいはほとんどすること無くアプリケーションの開発を行うことを指します。 特にここ1~2年でよく聞くようになりました。わたし自身、以前はほとんど知らず、加藤工務店で働くようになってから知った領域です。(もしかしたら、よく聞くというより、自ら調べてきたからそう思うだけなのかもしれません…) 情報システム部門を持たない、システムの専門家がいない中小零細企業にと

          ノーコード開発は、地方中小企業におけるDXの第一歩

          道路点検AIは、道路メンテナンスで頼りになる相棒

          今回のテーマは、“AI道路点検”です。 まず、“AI”という言葉については、多くの人がご存知かと思います。 ビジネスの世界ではDXに匹敵するバズワード。ソフトバンクの孫正義社長が、「ソフトバンク・ビジョン・ファンドはAI革命への投資会社になる。」と言うくらい力を入れている領域です。 実際に私がソフトバンク・ビジョン・ファンドで働いていた当時も、AIはかなり流行しており、投資家からの出資を受けたいスタートアップ企業のピッチ(プレゼン)には、”AI”がかなり高い確率で含まれ

          道路点検AIは、道路メンテナンスで頼りになる相棒

          クラウドカメラを使ったら、現場がもっと見えるようになった

          今回のnoteは、当社の工事現場への導入をはじめたクラウドカメラについてご紹介します。 クラウドカメラとは?クラウドカメラとは、カメラで撮影している映像を、クラウドを通じて閲覧できる機能を持つカメラのことを言います。 これまで、防犯・監視用途を中心に、定置型カメラが普及してきましたが、撮影した映像は、端末側のSDカードなどに動画データとして保存しておく必要がありました。 インターネット通信、クラウド技術の発展により、専用のカメラで撮影している映像を遠隔地のPCやスマート

          クラウドカメラを使ったら、現場がもっと見えるようになった

          地域建設業をDXでおもしろくするために、noteを書きます。

          はじめまして! 加藤桂太と申します。この度、noteを始めることにしました。まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。 プロフィール加藤桂太(かとうけいた):1985年、愛知県瀬戸市生まれ。私立東海高校卒、慶応義塾大学理工学部卒、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了。 現在、家業の(株)加藤工務店にて専務取締役を務める(4代目後継ぎ)。 主な経歴 新卒でAccentureの経営コンサルティング部門に入社。その後、政府系投資ファンドの産業革新機

          地域建設業をDXでおもしろくするために、noteを書きます。