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#16 環島達成!ただいま台北!そして帰路へ。

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約10日ぶりに戻ってきた台北は、相変わらず人も車もバイクもぎゅうぎゅうで、とにかく賑やかだ。

これまではいつも台北駅周辺に宿をとっていたけれど、急激な物価高騰で宿も値上がり、コロナ後の旅行再熱も相まって予約がとりにくい。

とはいえある程度の土地勘もついてきたので、今回は東門エリアに宿をとった。

バスや電車が使えるならアクセスはかなりいいし、もう台北に来る時は台北駅から外れても問題ない、というかむしろ街歩きには都合がいいとさえ感じた。

さて、とりあえずお腹が空いたし、周辺を散歩しながらご飯を探そう。

ということでフラフラしていると、なんとなく見たことある小籠包屋さんを発見。
そういや今回、まだ小籠包(正確には小籠湯包)食べてないな…たぶん…
ということで、そのお店に入ってみることに。

うん。そうね。
正直に書くけれど、ここの小籠包は私にはいまいちだったな。笑

曖昧な記憶で入ってみたけど、次から次へと来るわ来るわ日本人。
(ああ、すっかり観光地化したお店だったか。)

いや、有名なお店だっておいしいところはもちろんあるけれど、台湾で小籠包食べてイマイチだったのは初めてでした。
これはこれで経験だからまったく問題なし!いままでの小籠包運が強すぎただけ!

ただし、このきゅうりの冷菜は、にんにくが効いていてかなり美味しかった!
私は飲まなかったけど、お酒がすすんでしまう味!

台湾の一般的な食堂では、ちょっとしたおかずはショーケースにあらかじめ並んでいて、好きなものをセルフで取るというスタイルがよくある。
メニューに載っていないこともあるので、お店に入ったら周りを見渡してみるべし。

直接料理を見て選ぶのも楽しい。

メイン料理じゃなくても、地味にここに絶品がひそんでいることも多々あるので、ちょっとドキドキするかもしれないけど台湾に行った際にはぜひ挑戦してみてほしい!

それからスーパーに行って、マイ定番お土産などを購入。
台湾雑貨やお土産ってデザインもかなり可愛くて大好きだけど、正直おしゃれなお土産屋さんよりスーパーマーケットの方が大好き!

決してたくさん買うわけじゃないのに、何時間でも楽しめるこの時間が旅の癒やし。
いつもだいたい調味料や歯磨き粉、缶詰とか、地味なものばかり買います。

翌日は朝から活動開始。

相変わらず台湾の通勤ラッシュはちょっと意味わからないくらい混んでいる。
都心の満員電車も狂気を感じるけど、台湾の交通事情にも似たものを感じてしまう。

こんなにバイクがひしめいているのに、どうしてみんなぶつからず、なおかつ猛スピードで走れるんだろう。

でも、これが好きでわざわざ早起きして、交差点で車やバイクが流れる様子をしばらく見ているのだから私もなかなか狂気に満ちている。

パクチーの下にはおろしニンニクがたっぷり…!

台湾の朝ごはんといえば豆乳や蛋餅(ダンピン)だけど、どうしても麺線が食べたくて、朝からやっている麺線屋さんへ。

旅の中で覚えた中国語で注文してみたのに通じなくて、どうしようかと思ったら店員さんバリバリ日本語通じた。市内からちょっと外れているのに。さすが台北。

南や東側は基本的に日本語通じなかったから、台北に戻ってきて日本語で話されるとかなりびっくりするようになってしまっていた。

麺線は、とろみのある温かい素麺みたいなものなのだけど、出汁が効いていてめちゃくちゃ美味しい。大好き。
いまのところどこで食べても安定して美味しい。

これは茹でたカキとフワフワに柔らかく煮込まれたホルモンが入っているのだけど、これがまた美味しいんだよねえ。

朝からがっつりニンニクも摂取して、もうエネルギーギンギンで活動開始。

ここは、朝の廸化街。
ドメジャーな観光地なのでいつもなら人でごった返しているけれど、開いているお店の少ない朝に来るとほとんど人がいなくて、ノスタルジックな雰囲気と歴史を感じる建物を眺めながら、ゆっくりのんびり歩くことができる。

車の多い台北市内でも、ここはかなり車通りも少なく、カオスになりがちな歩道も比較的しっかり確保されているので、朝の散歩にぴったり。

そこから台北101の方へ移動して、周辺散策。
ぷらぷらしながら近くにある四四南村という古い建物をリノベした一帯へ。
しかし本当にリノベの国だな台湾は。

ここから見た景色が、温故知新というか、昔と現代が共存していてとてもよかった。
それにしても天気がよろしい。

台北に戻っても相変わらず目的を決めずひたすら歩きまくる。

台湾の歩道は、歩道でもあり店の一角でもある。

すると、やたらと家具屋さんばかり並ぶ通りへ。しかもどこもやたらとお洒落。

あとから調べてみたら文昌家具街と呼ばれる、インテリアショップが100軒近くも集まるエリアだったらしい。

デザイナーズからアンティークまで、かなりふり幅広めに見応えのありそうな(そしてお値段も良さそうな)アイテムが並んでいて楽しかったな。

こういう思いがけない場所との出会いも、楽しい。

そりゃ最初から調べていればダイレクトに辿りつけるけど、自分じゃなかなか「台湾で家具見よう!」と思わないから、いつもこういう偶然に世界を広げてもらっている。

猛烈に「好き!」と思ってシャッターを切った街角

あとは、たぶんこの先も観光ガイドには載らないであろう通りや小道をひたすらにウロウロ。

洗濯物を抱えたおばあさんやランニング姿でくつろぐおじさん、険しい顔で自転車をこぐお母さん、見るからにだるそうに働く店員さん。
街の風景を眺めながら、そこに生きる人たちのことも、失礼の無いように気を付けながら景色として切り取らせてもらう。

というわけで、台湾最後の夜は気張らずにテイクアウトしよう。
でも絶対に胡椒餅は食べたい。
それだけ心に決めて歩きながら、小さな胡椒餅屋さんへ。

インドのナンのように窯にくっつけて焼く

胡椒餅は、ざっくり説明するならカリカリに焼かれた肉まん。
でも、肉まんより具がゴロゴロみっちりジューシーで、胡椒がスパイシーに効いている。
まんの部分も、まんとパンの間くらいの感覚かな。

これとビールの組み合わせが台湾で最強!くらいに思っているので(実際は他にも最強はたくさんある)、どうしても食べて帰りたかった。

あとは、帰り道で地元民で賑わっていたお店のワンタンまぜ麺(乾意麺)を購入。

最高に大好きな18日ビールで

そしてビール好きなら、台湾に来たらぜひ、いや絶対飲んでほしい賞味期限18日の限定ビール!
最高!これ本当に大好き!台湾来たら絶対に飲みたい!絶対飲んでる!

これら3点セットで台湾最後の夜は、優勝にて華々しくフィナーレです。ありがとう。

お店で豪華に!贅沢に!じゃなくて?
いや、私はこういうのがいいんだよ。これが最高。素敵な贅沢。



そして、12日間の最終日。
近くの市場で軽く朝食をとり、のんびりと空港へ向かい帰路へ。

帰りの飛行機もLCCで、時間的にも機内食を頼んでいなかった。
周り四方は台湾人団体ツアー客。
ツアーだからかみんな機内食がついていて、私以外に渡される。

すると隣に座った台湾人の老夫婦が、私がお金が無くて機内食を頼まなかったと思ったのか、せっせと食べ物を渡してくるではないか。

英語も通じないし、ジェスチャーで(いや、いらないよ!大丈夫よ!)って伝えるけど、(遠慮すんな!大丈夫!まじで!)ってな感じで全力笑顔で渡してくる。

正直、ごはん食べてきたし、ごはん時でもない3時間ちょっとのフライトだし本当に必要なかったんだけど、断ってもキリがないからご好意をいただくことに。

そしたらもう次から次へ出てきて、他のツアー客が老夫婦にまわしたお菓子までくれて、最後は(頼むから!もういらないから!)と必死の訴えにて終了。

そこから、身振り手振りと簡単な中国語で、台湾一周してきたことをつたえたり、彼らが台中出身であることや台湾のおすすめスポットなどを知る。
本当、人って上手に話せなくてもコミュニケーションできちゃうんだよなあ。すごいなあ。

最後の最後まで、温かい気持ちで満たされる旅となりました。(お腹も満たされました。)

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