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原作ファンの個人的超ざっくりまとめ。映画「キングダム 大将軍の帰還」

何を隠そう私は漫画『キングダム / 原泰久』の大ファンだ。

たぶんこれほどまでに「好き!大好き!」と思えて、全巻持っていて、何度も読み返したことがある回数で言えば、人生のバイブルであるドラゴンボールの次点にくるかもしれない。

ただ、「おすすめの漫画ある?」と聞かれて『キングダム』を挙げると、「知ってるけど、ちょっと個性的な絵柄が苦手で…」という理由で読まないor読む気にならないという人が割といた。

正直言うと、私も最初は「絵のタッチは好みじゃないな~」と思っていたのでよくわかる。
でも、それだけの理由で読まないとしたら、超もったいない。

そして、一度ハマると、全員もれなく美男美女に見えてくるから本当に不思議。
(桓騎なんて最初「なんてフザけたビジュアルだよ!笑」と思っていたのに、今じゃもう完全に色気にやられている。かっこよすぎて悶絶する。はあ。かっこいい。)

ドラゴンボール愛について幾度となく長文を書き連ねては、友人知人に「長すぎて、最後まで読むの、ちょっとめげそうになったよ」と言わせてしまう過去を持つ私が、キングダム愛について語りだすと当たり前にキリがないので、今回はあくまで映画について。(あ、でもネタバレとかはほぼ無い。はず。)

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私は、漫画の実写化はかなり好みが分かれてしまって、どんなに好きな漫画でもキャスティングの時点で「うーん」と思ったら最初から見に行かないちょっと面倒くさいタイプなのだけど、『キングダム』に関しては個人的に最初からキャスティングがとてもよかった。
もちろん過去作も全部観ている。

若干、主人公の山﨑賢人に関しては「実写はなんでも山﨑賢人かよ~」と思っていたけれど、やはりなんでも山﨑賢人なだけあるわ。
私の中で主人公のキャラとはちょっとイメージが違ったのに、今では完全に役をモノにしている。こりゃとにかく山﨑賢人なわけだ。

ただ、秦王に吉沢亮、楊端和に長澤まさみをもってきた時点で、監督やプロデューサーとは気が合うなと思っていた。大好き。

また、映画4作目かつシリーズ最終章と言われている今回では、原作でも1つの大きな区切りであるシーンがラストに来ていて、『キングダム』ファンの多くがこの区切り方にはかなり納得できるのではないかと思う。

単行本だと、16巻くらいまでの内容が映画化されたことになる。
ちなみに現在(2024/08/08)72巻まで出ているからね。なのにずっと面白いからね。あとまだまだ終わりそうにないからね。おったまげ。

メイン以外のキャラのキャスティングも非常に丁寧で、ストーリーや演出においても、とにかく制作陣・俳優陣の原作に対するリスペクトが感じられたので、1ファンである私としてはとても満足度の高い実写作品になっていて、それはそれはありがたかった。

作品名は言わないけど、「なんだこれよくこれで実写化と言えたな…」というレベルで、オリジナリティという枠を超えた改変を加えている作品も過去にあったので、原作へのリスペクトが伝わると嬉しい。

特に、漫画の時点で「どう実写化すんだ…?無理では…?」と思っていた王騎将軍や麃公将軍の再現度は素晴らしかった。

大沢たかおもトヨエツも、ちょっと軟派でトレンディな色男って役どころが多いイメージだったのに、よくもまあこれほどそれぞれ違うベクトルで猛々しい役を演じられたもんだ。かっこよかった。

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というわけで、今後、続編的なものが作られるかはわからないけど、区切りとしてはとてもよかったし、もし次作が出るとしても楽しみだな。

映画を観てからちょっと漫画を読み直しているのだけど、みんな切り傷はおろか、骨折れても、体に矢だのヤリだの刺さっても、血が噴き出しても戦っているのどういうこと?
強い気持ちでそこまでいける?いけるの!?

って思っていたから、私は親知らず抜いたんだけど、麻酔切れてかなり痛かったんだけど、『キングダム』観たあとだったからちょっと強くなった気になって。
「カカカ!こんなの大したことねえよ!」って、心の中でイキったんだ。

でもやっぱり痛かったから、めちゃくちゃロキソニン飲んだ。

麻酔と鎮痛剤がある時代でよかった。

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