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2016年10月の記事一覧
note小説 三十路のオレ、がん患者 第28回 凍る背筋
午後の病院。
不思議なものだ。
外来の朝は、再診の順番待ちで人が並んでいる。
それでも午前中に診察は終わらず、午後に食い込む。
人、年寄りが多く、ラッシュだ。
24時間で考えてみれば、1日のうち込み合っているのが4〜5時間だけだ。
残りの時間はガランとしてる。
毎日が祭りのあとだ。
幼い頃、医者と銀行は午後3時頃に仕事を終えて美味しいものを食べに行ってる。
人間は目の前の状況で判断し