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旅具|クロッツのやわらか湯たんぽ|★★★★☆
お外暮らしには絶対に必要なアイテム、湯たんぽ。
特に寒い季節は湯たんぽナシでは寝られない。
必要なのはわかっているけど、保管に場所をとる。
たためる湯たんぽは無いものか、と探して見つけたのがクロッツのやわらか湯たんぽ。
ウェットスーツの素材でできており、その名の通り、やわらかい。
カバーなしでも使え、使わない時期は中の空気を抜いておけばペッタンコになる。
![](https://assets.st-note.com/img/1643800140016-EUsSDiraje.jpg?width=800)
2017年に購入以降、愛用している。
特にNZを旅した時は、夏以外の時期はずっと使っていたし、
バックパックに丸めて入れておけたので助かった。
![](https://assets.st-note.com/img/1643799922713-rjIKRj8n3y.jpg?width=800)
カバーなしで使えるところもいい。
湯たんぽ専用のカバーなんてそれこそ他に使い道がないし、持ちたくない。
シンプルでそのまんま使えるデザインはありがたい。
肝心の保温力もなかなかで、朝までじんわり温かさが続く。
イケてない点を挙げるなら、お湯が注ぎにくい点と、独特の匂いだ。
ウェットスーツ素材なので、使用し始めてからしばらくは独特のゴムのような匂いがした。
苦手な人も多いと思う。
しかし、これは時間と共に薄れ、今は全く感じない。
お湯が注ぎにくいのは、本体が柔らかいうえに注ぎ口が小さいせいだ。
注ぎ口が小さいことで、やわらか湯たんぽのポニュポニュの感触が邪魔されないのはいいとして、
熱湯を入れる際には注意が必要だ。
実は、安全にお湯を注げるよう、本体にしっかり固定できる漏斗が付属するのだが、この漏斗はたためない。
![](https://assets.st-note.com/img/1643800814915-Oig6kC8brJ.jpg?width=800)
せっかく省スペースで持ち運べる湯たんぽなのに、この漏斗が嵩張って厄介だった。
なので、旅具店は付属の漏斗ではなく、ダイソーで売っているシリコーン製の漏斗を使っている。
![](https://assets.st-note.com/img/1643800291956-OWpOjmr8n0.jpg?width=800)
漏斗を使ったとしてもなお、お湯を注ぐにはコツがいる。
本体が柔らかくふにゃふにゃと形を変えるので、持ったままお湯を入れることはほぼ不可能だ。
必ず平らな場所に置く必要がある。
また、どれくらいお湯が入ったかも分かりにくいので、溢れてしまわないように様子を伺いながら注がねばならない。
その点が使いにくいので、☆ひとつ減点した。
PlatypusやNalgeneボトルなど、アウトドアブランドが出している耐熱温度の高いボトルを湯たんぽ代わりに使えばいいのでは?
と言われてしまいそうだが、私も以前はそうしていた。
ウォーターボトルなら季節を問わず日常で使うものだから、それに湯たんぽを兼用させれば収納スペースの問題などそもそも発生しない。
ところが、旅は暮らしなのだ。
これは旅具店がとても大事にしていることで、
合理性ばかりを追求しても旅は面白くならない。
硬いボトルにタオルを巻いたものを抱いて寝るのではなく、
柔らかくじんわり温もりのあるこの湯たんぽを抱いて眠りたいのだ。
限られた旅具たちで暮らしを回す面白さがある一方、
ちょっとした無駄や快適さを優先することがあってもいい。
でなければ長く旅は続けられない。
なにはともあれ、旅具店はこの湯たんぽが気に入っている。
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■ブランド: クロッツ
■商品名: やわらか湯たんぽ たまご型
■価格: ¥3,278(税込み)
■備考: お湯が1.2L入る。
使用環境によって差が出るのであくまで参考だが、熱湯1.2Lを入れて寝具に入れると、翌朝までしっかり温かい。
8時間経過後くらいから弱ってくるものの、10時間くらい経過後もほんのり温かい。
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