旅具|大判のストール|★★★★★
どこへ行くにしても、何をしに行くにしても、旅具店は必ず1枚は大判のストールを持って行く。
ストールに関しては、特にどこのものというお勧めはない。
暑い季節は、薄く乾きが早い物。
寒い時期は、温かくなるべく早く乾くもの。
季節を跨いで旅をするならその両方を持って行く。
以前、バスタオルを紹介したときに『天然繊維のもの』を使うのが良いと書いたが、ストールに関しては化学繊維でも良い。
バスタオルのように身体や髪をストールで拭くこともあるが、その頻度は高くない。
速乾性やコンパクトさを重視し、化学繊維のストールを使うのはアリだ。
ストールの使い道は多岐にわたる。
寒さを凌いだり、木陰を作ったり、目隠しにしたり、何かを包んだり、敷物にしたり、とにかく旅でストールの出番が全く無いということはあり得ない。
これはとあるバックパッカーズの男女混合ドミトリー。
2段ベッドが10台、計20人の男女が同じ部屋に寝泊まりする。
カーテンなども無く、プライバシーゼロだ。
そういう時はストールでカーテンを作る。
ロープを張ってひっかけたり、上段のマットレスの下に挟んだりして、どうにかそれっぽくする。
大部屋で生活する間は、ここだけが自分のプライベート空間だ。
直接地面に座るのも悪くはないが、一枚敷くだけで快適さが違う。
草のチクチクも抑えられる。
川に遊びに行くときはタオルと敷物、それに日除けも兼ねる。
暑い国に遊びに行くと、当然だが薄着になる。
しかし、宗教的な建物や神聖とされる場所では、肌の露出は禁止されていることが多く、短パンでは入場できない。
が、それもストールがあれば大丈夫だ。
公共交通機関のクーラーが効きすぎていて寒い時にも使える。
当然、肌寒い時期にも。
秋なら薄着の上にストールを羽織ってもいいし、冬ならしっかり着込んでその上からマフラーとして巻くものいい。
また、稀にだが、宿泊施設の寝具があまり綺麗でないことがある。
そういう時はシーツ代わりに首元を覆ったり、枕カバーとしても使える。
とにかく、ストールの活用法を挙げたらきりがない。
なんならただの "大きめの布" で構わない。
次に旅に出る時は、是非、旅具として採用して欲しい。
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