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40歳目前でフリーランス2年目を経験して

私の略歴

 私は、今まで東証一部上場企業3社、未上場の企業1社でコマース(EC)領域全般に関わって2019年に法人を設立してフリーランスになりました。
 コマースストラテジスト(勝手に作った名称)としてフリーランスのコンサルになってもうすぐ3年目。フリーランスという形態で働くようになるまでの経緯と理由ついて記載したいと思います。

私の経験

 私が過去にやってきた仕事はコマース領域ほぼ全般です。(WEBデザインは少しかじった程度なので、今は多くのパートナー企業の方にお任せしています)
 ECの大規模リニューアルは何度もやってきました。戦略策定、要件定義、運用フロー構築、組織改編、売上改善、オウンドメディア、オムニチャネル、アプリ、広告、ブランド販促、最近増えている1ID統合、CRMまで多岐に渡り、ECというより通信販売というビジネスモデルが私の根本にあります。
 これらの経験を生かすのは当然ですが、海外カンファレンス参加やコマース、マーケ、システム関連等の企業・個人の方からの情報インプットも活発ににして自らの価値向上を行いクライアントの課題解決に生かしていきたいと思っています。

私の性格

 私の周囲の方々からは、今までの私の仕事スタイルや私の性格を考えるとフリーランスが合っていると言われることが多いですが、私の自己分析した性格はこんな感じです。
(好奇心旺盛)
興味を持ったら、とりあえず、買ったり、行ったり、体験する。ただし、興味を持たないと腰が重い
(現実タイプ)
漫画よりビジネス本派、映画はSFよりドキュメンタリー派(でもアメリカの連ドラは好き)、ZOOM飲みよりリアル飲み(これは当たり前か?w)、など自分の時間や行動は自分の生活に役立ち生かせてそれを実感(実践)できる方を選択するタイプです。
(計画性)
個人での旅行や家族、仲間と旅行はタイムスケジュールをある程度組んで効率良く時間を使いたい派、始めるまで時間がかかるが(心の準備期間を経て)やり始めたらこだわって進める
(本質を考える)
何でも本質を考えようとする。少し疑い深い(?)
(飽き性)
ちょっと飽き性(好奇心旺盛だけど)
(仲間意識)
自分が好きな人にはとことん尽くします。お節介したり、相談にのったり、誘ったりします。むしろ、仲間内で仕事を回していけるのが嬉しいし今後の理想。
(縁と運を信じる)
ご縁や運は結構信じる方で、全て自分のアクションが色々な道を示してくれると思っています。特に今付き合っていきたい人、大切にする人は知り合ってからの期間が短かくてもインスピレーション次第ですぐに親友みたいになります。

今後は、「類は友を呼ぶ」と思いますし、常に自分の行動に理由があればその時のご縁を大事にして、フリーランスの人、これからフリーランスを考えてる人の集まり(仲間意識)をもっと大きくしていけたら良いなと思っています。

フリーランスになった理由

ようやく本題です。
 サラリーマン時代から会社の言うことを聞くというよりは自分の考えや自分流のやり方を自分で考えて、行動するタイプでした。そのため、会社では炎上させたり、失敗もしました。
 仕事に対しての考え方は、
会社を利用して、自分自身の経験や知識を増やすことが最重要。その自分の成長(失敗、成功の経験)こそが、自分の属している会社の成長にもつながるという自分本位の考え方で仕事をしてきました。(これが良いのかわ分かりません)
今まで働いた会社では、恐らく周囲からも「あの人自由だな」と思われるくらい市場調査を重要視していたので会社にいなかったり、自分のやり方で仕事をしてきました。(当然先輩や同期の良いところは勉強させてもらいました)

そんな自由にやっていた私が、待遇も良く、無職になるリスクも少なく、仲間がいたのにフリーランスになったのは、下記の理由です。

1.更に自分で時間をコントロールしたい*1
2.色々な業界の企業サポートをして、自分の知識、経験を広げたい。
3.これから私の経験した領域であるコマース(EC)は人材ニーズが高まる

*1 自分で時間のコントロールするという目的
・行きたい時に海外カンファレンスや国内外の流行りの場所に行って実際に体験して、モチベーションをあげたり、インプット量を増やす事
・家族との時間を増やすこと(子供に少しでも多くの経験をさせてあげる事)が大きいです。

フリーランスになるために準備したこと

 実際フリーランスになっても、家族を養っていかなければならない大黒柱なので急にフリーランスになって、仕事があるかわからない不安は当然ありました。
私は、仕事とは「準備が8割」と思っています。
そのため、自分がフリーランスになる前から情報収集をして準備をしてきました。

1.自己分析

 企業に属している社員は簡単に契約解除されませんが、業務委託契約やコンサル契約はすぐに契約解除されます。(契約書による)
自分が必要とされる存在になっていかないと継続的に仕事はしていけないと思っています。仕事を獲得する、継続する事は非常に重要です。

 企業に所属している時も、フリーランスになってからもたまに「何でもやるんで仕事ください。」と言う人がいます。私はそういう人に仕事をお願いした覚えがありません。(自分の事しか考えていない)
仕事を獲得したいのであれば、相手が何を課題に感じていて、それに対して自分が何を提供できるのかを明確に自己分析→コミュニケーション(伝達)をしていかないと仕事を共にする事は難しいと考えています。

自己分析
1.自分の今までの経験・経歴での強みは何か。
2.その強みをクライアントに対して、何の課題解決、貢献ができるのか。

まずは上記の基本となる部分をしっかり自己分析して、突発的なクライアント(になる得る)出会いの機会でも柔軟にプレゼンできるようにしておくことは重要な準備と言えます。
またフリーランスを開始してからも常に自らをアップデートし続けて自己分析もブラッシュアップしていく必要もあります。

2.市場ニーズの把握
 自分がやろうとしている事の市場性を把握する事も重要です。(多くの)企業が必要としているか?市場ニーズがあるか?を常に調査して事前準備しておく事でフリーランスになってからの自分の市場価値が把握できフリーランスになる決断がしやすくなると思います。

情報収集の方法
1.転職サイトからの情報収集
 私は転職サイトを通じて転職した経験はありませんが、複数の転職・サイトに登録して、どれくらいの数の企業が私のやっている領域の仕事をどれくらいの条件で探しているのか1社目から情報収集しています。(自分にマッチする条件があれば連絡やりとりもします)

2.Linkedin
 一昨年からLinkedinも登録し始めましたが、(2021年1月12日現在)私のプロフィール閲覧数は今年に入ってから2倍3倍に増えています。これは私の経歴がというより、私のやっている領域の仕事のニーズがどれだけあるのか、どういう人たちが閲覧しているのかを知る貴重な情報収集でもあります。外資企業の人事部門の方、ヘッドハンティング事務所の方が多い印象があります。
 ヘッドハンターの方々にはフリーランスになってから会う機会が増えました。人材業界のプロに教えていただく情報は、自分の領域の市場価値を理解でき、まだ「市場ニーズはある」と自分のやっている仕事に自信を持たせてくれて、モチベーションにもなっています。

3.ネットワークを広げる
 私はサラリーマンを辞める1年前くらいから異業種交流会やカンファレンス参加など、ネットワークを増やすことを意識してきました。また、自ら色々な合いそうな方々に声をかけて10人前後での交流会(という飲み会)も積極的に開催してきました。

 企業にいると業界の方向性やトレンド情報は入手しやすいですが、フリーランスだと自ら情報を取りにいかないといけないので、ネットワークを広げてFacebookなどで繋がり、「デジタル上での投稿や情報収集」と「リアルでの情報収集」を時間を効率的に活用して行っていくことが必要です。
今でも一番時間をかけてやっている事は「情報収集」です。
 念の為、情報収集のためにネットワークを広げたいわけではなかったですが、結果論として広げて良かったと思っています。
 フリーランスは孤独です。コンサルでクライアントの方々と仲良くしても外部の人という視点は変わりません。だからこそ、今までの仲間、出会う方々を大切にして、自分を支えてくれる仲間に感謝をしながら恩返しを少しずつでもしていければと思います。

これからのフリーランス

 2020年、コロナウイルスの影響で世界全体、あらゆる業界の企業に打撃を与えてきました。それは、今も続いています。
 企業の経営が悪化した時、売上のトップラインを伸ばし辛い中で事業存続のために企業が行う事はコストカットです。コストカットの中には広告宣伝費、経費、人件費、業務委託費等が含まれますが、フリーランスの業務委託費は真っ先に契約解除になる可能性が高いです。
クライアント企業経営の悪化は、今後もフリーランスにつきまとう一番のリスクであると同時に、フリーランスも発展していかないといけない時代になっていると思います。

ハイブリッド型フリーランス
 私はフリーランスの次のステップとして、クライアントに雇われるだけでなく、自分の強みを生かして事業を起こしていくことが重要であり、リスクヘッジでもあると考えています。それは「業務委託」と「事業を起こす」というのでハイブリッド型フリーランスになるということを意味します。事業を拡大するのは一人では難しいですが、フリーランスの方を優先に徐々にチーム化していきたいと思います。
ハイブリッド型フリーランスのメリットは下記で考えています。

1.リスクヘッジ:クライアント任せにならない複数の収益源を作っておく
2.チーム化:フリーランス同士のコミュニティ形成による孤独からの解放
3.経験の循環:フリーランスのインプットや経験を事業に生かし、事業のインプットや経験をクライアントのために生かす
4. 成長マインド:現状に満足せず、挑戦していくことで時代の変化にも対応

最後に

 フリーランスになりたい人、フリーランスの人に一人でも少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
 そして、フリーランスの方とのつながりを増やしコミュニティ化していきたいので、UIデザイナー、コーダー、運用業務(分析、SNS、LINE運用等)、健康・美容系のライターのフリーランスの方と出会いたいと思っています。

以上です。

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