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​どんな場も朗らかな雰囲気にできる人でありたい。法務部門で働く私の9つの価値観

こんにちは。カタリバ広報担当の児島です。
カタリバ公式noteの新企画「9BOX~わたしが大切にしている9つの価値観~」。

職員一人ひとりが、人生と仕事において大切にしている9つの価値観についてインタビューするこの企画。
記念すべき1回目は、とても柔らかな雰囲気でメンバーからの信頼も厚い、経営管理本部 法務の山森 裕香子さん(以下、もりもりさん)です。

カタリバはメンバー同士、ニックネームで呼び合う文化があり、山森さんは “もりもりさん” と呼ばれています。

【もりもりさんのプロフィール】

もりもりさんの9BOX~わたしが大切にしている9つの価値観~

―—この9BOXを見て、もりもりさんらしいと感じました。自分を表す一文字に「朗」という字を選んだのはなぜですか?

「朗」という字は、明るい、わだかまりがないという意味をもっています。
子どもの頃からよく「明るいね」と言われることが多くて、でも明るいと言っても陽気な感じではなく、柔らかい印象という方がしっくりくるかなと思います。
そう周囲から言われるからという理由もありますが、自分自身も周りを明るくしたり、どんな場も朗らかな雰囲気にできる人でありたいと思っています。

――全体的に、大切にしている価値観から相手に対しての優しさや思いやりを感じました。この中でも特に大事にしている価値観はありますか?

一番は、「相手には相手の正義がある」ですね。
ついつい忘れがちになってしまうけど、悩んだときはここに立ち返るようにしています。
何かを進める中で、意見や考えが違うとき、「何でうまくいかないんだろう……」と思ってしまうけど、相手にも相手の正義や事情、そう考える背景が必ずあると考え、それを常に想像しながらコミュニケーションしたいと思っています。

――自分の意見を押し通そうと思う人もいると思うのですが、そう思えるようになったキッカケはありましたか?

仕事をする中で、少しずつ気づいていったと思います。
前職では、教材や書籍の企画や編集に携わっていました。企画を考えて提案しても賛同を得られなかったり、関係者との調整が想定通りにいかなかったりしたときに、「どうして理解してもらえないのだろう」「なんでそんなことを言うのかな」と思うこともありました。でも、自分がそう思ってしまうときは大抵うまくいかなくて(笑)。
それから、相手も同じように私に対して、「どうしてそんなこと言うのかな」と思っているのではないかと考えるようになり、相手の考えや背景を理解したうえで対応しなければならないと思うようなりました。
そういった失敗や苦労をしながら、少しずつ「相手には相手の正義がある」と思えるようになったのだと思います。
今もうまくいかないときは、初心に立ち返るように心がけています。

――他にも大切にしているポイントがあれば教えてください。

「相手には相手の正義がある」にもつながりますが、「変えるときほどリスペクト」も常に心に留めておくようにしています。

社内異動や転職を経て、“郷に入っては郷に従え”というように、疑問をもったり、変えた方が良いと思ったりしても、その場所に適したやり方としてその対応がとられてきたという背景があると考えて、最初はとにかくフラットな気持ちで一緒に学ばせていただくようにしています。
それでも、もっと良くしたいと思うことがあれば、これまでなぜそうしてきたかを自分が理解できた、そのうえで、やっぱり変えたほうが良いと自信をもって思えるようになってから提案するようにしています。

そのときに気をつけているのは、今あるものはこれまでのメンバーの頑張りがあってこそだという感謝や尊敬の気持ちを忘れないこと。変えたいと思うのは、間違っていたというわけではなく時代や組織の変化に合わせて更に良くするためです。
否定することなく、メンバーや子どもたちにとっての最善をこれからも選んでいきたいです。

――カタリバに入職してからより大切にするようになったことはありますか?

カタリバに入職して3年半ほど経ち、バックオフィスの仕事は初めての挑戦ですが、現場が嬉しい・安心するバックオフィスでありたいと思っています。

自分が企画や編集をしていた“プレイヤー”時代、バックオフィスの方を急な依頼で困らせたりしていたので、バックオフィスから連絡があると、「またやらかしたかな。謝罪しなきゃ……」とビクビクして電話に出たり、相談する敷居も少し高く感じていました。
わたしはメンバーに同じ思いをさせたくないので、メンバーがもつ「もっとこうしてほしい」といった期待に応えつつ、「言いづらいな」と思わせないように安心して相談できる場でありたいと思っています。

――カタリバは、もりもりさんから見てどんな場所だと思いますか?

現場と研究を両方やっていて、自分にとってはとても理想的な形を実現していると思っています。
目の前にいる子どもたちと向き合うことはもちろんですが、自分たちで子どもを支援したいという個人・団体をサポートしたり、子どもたちを取り巻く課題を解決するために日々の取り組みを研究につなげるなど、広く社会を変えていくことができる団体だと感じています。

そういう団体でいられるのは、やっぱり現場で子どもたちを支えるメンバーのおかげだと思っています。
とにかく、ユースワークをできる人は特別な能力をもった人だ、すごいなって!

子どもたちと接するのは好きですし、経験もありますが、自分には才能がないなと思っていて。
以前の職場で、島で子どもたちと1週間過ごすという若手社員が中心に担当するイベントがあったのですが、直前で体調を崩して声が出なくなって……。子どもたちに心配されて、逆に子どもたちが「任せて!」と率先して行動してくれた経験があって、子どものすごさを思い知ったと同時に、本当に間が悪いなと……(笑)。

だから、子どもたちに心を寄せて、少しでも状況を良くするために具体的な働きかけができるユースワーカーの方々のことを、本当に尊敬しています。

――最後にカタリバメンバーへ一言お願いします!

経営管理本部は、相談してもらえてなんぼの部署なので、遠慮なくご相談ください!
たくさん頼ってもらえると嬉しいです!

≪インタビューを終えて≫

インタビューの間、常に“メンバー”や“子どもたち”が主語になる、自分の行動の先に“相手”を思いやる気持ちをもつもりもりさん。その優しさ・温かさの裏で、ご自身の失敗や苦労した経験や、これまで感じていた仕事へのもどかしさが原動力になっていることがわかりました!
現場のメンバーを裏で支えてくれているバックオフィスの方々がいるからこそのカタリバだと、再認識する機会となりました。

次回もお楽しみに!


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