見出し画像

入職1ヵ月の私が高校生に教えてもらったこと。

こんにちは。NPOカタリバの広報チームに新しく入職したやまもとです。今日は都内にいくつかあるカタリバの拠点をめぐった際のエピソードを紹介します。

カタリバが運営する子どもたちの放課後施設で1日過ごしてみた

1日研修というかたちで、ある拠点での業務を体験する日。通常カタリバが運営する施設では、16時ごろ、放課後の時間帯になると子どもたちがやってくるので、それまでは朝礼、備品の消毒や開館準備、打ち合わせなどを行います。

そしていざやってくる子どもたちを迎え入れる時間になって驚いたのは、インターン生の活躍。大学生のインターン生たちがテキパキと現場を運営する様子にとても驚きました。私が制服を着ていたのはもう何年も前のこと。10代のみんなと何を話せばよいかなぁと不安になっていましたが、インターン生のアシストのおかげで子どもたちとお話することが出来ました。

また驚いたことがもう一つ。コロナ禍になってからというもの、子どもたちをサポートする場でも、オンラインの活用は欠かせません。この拠点も、オンラインとオフラインを見事に融合させた運営になっていて、びっくり、、!オンライン授業とオフライン授業を平行して実施していたり、リモートで働くスタッフと拠点で働くスタッフが全員参加できるように朝礼や振り返りはすべてオンラインで開催したり。この2年間で色々なトライ&エラーを繰り返しながら模索してきたんだろうな、と想像がつきました。

「あ、緊張しなくていいですよ」

この日一番印象に残っているのは、長年その拠点に通っている高校生に「今日はじめてなんですか?あ、緊張しなくていいですよ。」と言われたこと。なんという余裕の姿勢!フランクな子どもたちに緊張をやわらげてもらった1日でした。

子どもたちや拠点スタッフとの和気あいあいとしたやりとりなど、もちろん楽しさもあった一方で、彼らの一つ一つの言動には家庭の事情や、学校での困りごと、交友関係の悩みなどが垣間見える瞬間もありました。聞いてほしいであろう時にはしっかりと向き合い、触れてほしくないであろう時にはさらりとフォローしている拠点のスタッフたち。自分ならどうするだろうと考えると、人と接する仕事には明確な答えはないのだと難しさも覚えました。

そんな中で、高校生にかけてもらった「緊張しなくていいですよ」の一言にある「思いやり」はとても大切だなと感じます。彼が示してくれた、目の前にいる人が安心して過ごせるようにという思いやりは、私たち大人がやろうとしている「誰にとっても安心安全で居心地の良い場所をつくっていく」ための姿勢そのもの。そこで過ごした彼自身がその姿勢を体現してくれていました。大人だから子どもだから、ではなく、子どもたちから受け取るものもあるんだ、と先入観を持っていた自分にハッとしました。

彼らのことを、もっとたくさんの人に伝えたい

大人になってから10代の子どもたちと接する機会があまりなかったのですが、カタリバに入職して子どもたちと接する現場のことを知ると毎日が驚きと発見の連続です。

どんな環境に生まれ育っても、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育めるようになるために。日々伴走する人たちのこと、そこで切磋琢磨する10代の姿のことをもっともっとたくさんの人に伝えたい。カタリバ広報チームの一員として改めてそう強く思った貴重な一日でした。



▼カタリバが運営する居場所についてはマンガでも紹介しています
https://note.com/katariba/m/mbaabbe2cf55b

この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後まで読んでいただきありがとうございます!Webマガジンはこちら▼