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私の漢字、2020

自分にとっての「今年の漢字」を考えるのが好き。
私にとって今年は「整」えた一年だったなと思う。
未来の自分に、私はこんなふうに生きてたよ、と耳打ちするように、今年の私を振り返ろう。

社会人になって数年。不安定になる心の扱い方にそろそろ慣れたい。そう心に決めて、心を整えるべくいろんなことに手を出したな。
ひとつずつ、私を今年助けてくれた出会いを綴るからね。

【生活編】
①食洗機
半年米を炊かないなんてざらな、外食大好き女子な私。ファミレス大好き。でも、コロナで在宅期間が長く、もちろん最初はウーバーイーツさんにお世話になりまくりだった。でも、カードの引き落とし額がどんどん笑えなくなってきたので、やっぱりここは自炊かな、と思うようになった。私は手荒れがしやすいタイプなのもあり、皿洗いが本当に苦手。
急に登山の話になるんだけど、私は山登りをしたあとに下りるのが本当に苦手。頂上に着いたー!と思ったらヘリかなんかで下に降ろしてほしい、と子供の時からよく思っている。料理も感覚的にはいっしょで、作ったー!美味しいー!と思った後、もう皿洗いするモチベまで続かないのよね。だから、私が自炊するなら食洗機だと思い、ちょうど給付金をいただいた時期だったので、ついに購入。いまでも外食は大好きだけど、週3くらいではコンスタントに自炊できるようになった、大進歩!
ダイエットにもちょこちょこ興味を持った今年だったので、玄米や鶏胸肉をメインにしてみたりとか。玄米って美味しいんだね!白米とかよりも食感好きかも。あとはスープ作家の有賀薫さんのレシピは作り方が本当に簡単で、胃に優しいから本当にお世話になりました。
後で書くけど、大好きなスイスイさんとの料理番組めちゃめちゃ面白かった!あれみて私も昆布だし自分で初めてつくりました。


②机と椅子
在宅環境整えました!ローテーブルandソファでめちゃくちゃリラックスしながら仕事するのが夢だったのに、いざ叶ってみると肩と腰の痛さに勝てなかった……。しかも私は物を出しっぱなしにするのが果てしなくノーストレスなので、仕事机、プライベート机、食事机をわけたかった。結果、ハイタイプの机と椅子、足を伸ばすようの足置きを買って大正解。集中力が全然違う!食洗機もそうだけど、ふだんエンタメを通して感動という見えないものにお金を払ってるけど、こういう生活がダイレクトに便利になる物を買った時の多幸感は別ベクトルですごいよね。


【メンタル編】
これがこのnoteの本編……!自分の心と時間をかけて向きあえたし、その過程をちゃんとここに残しておきたい。

①cotreeさん  https://cotree.jp
Twitterかnote経由で知ったカウンセリングサービス。お金を払ってカウンセリングはしたことなかったけど前々から受けてみたいと思ってて、ちょうど連休前に急に予約したのを覚えてる。
ここ数年の私は、連休が本当に苦手で、なぜかというと昔の記憶を思い出してマイナス感情に取り込まれるという自分でも意味わからない発作に苛まれる可能性が高くなるから。それを少しでも防ぎたくて、cotreeを利用するチャンスだと思ったんだよね。
カウンセリングって、注意事項とかでもよくみるけど、「魔法」じゃないんだよね。悩みが一瞬で消えるような時間が提供されるわけじゃない。でも、受ける側、というか辛いときの私は心のどこかでそういう「魔法」を求めてしまっていたのは否めない。加えて、私はふだん仲良くしてくれる人からはこう、全肯定というか「わかるわかる〜」みたいなのを求めがちでそういうコミュニケーションに慣れてたから、カウンセリングの先生の客観的な視点からのアドバイスみたいなのをどう受け止めていいかわからなくて、受けた直後は何というか、初対面でのカウンセリングってやっぱこういうものだよねってちょっとあっさりした気分だった。
でも、このカウンセリングは明らかに私のきっかけになったと思ってる。特に覚えてることはふたつ、まずひとつめは「自尊心のコップ」って話。

人に褒められないとやってられない私は、子供の思考のまま止まってるって話。本来は自分でそのコップを満たすべきなんだけど、いまの私は「注いで注いで」って他の人にコップを差し出しながらまわってて、他の人に褒められないと「そのコップが相手にクシャクシャに握りしめられた気持ちになる」という話をされて、それ!!!!!!!ってなった感覚はいまでもものすごい覚えてる。他人軸、というか、自分は結構好き勝手に生きているようで、承認欲求が本当に強いからなあ。

ふたつめで覚えてるのは、先生からの質問。まず私が完璧主義をやめられない、ミスが怖いという話をしていた。完璧なんてこの世にないってわかってるんですけどね、といったときに先生から「完璧なんてこの世にないってわかってるのに、のあとに文章を繋げるならどうしますか?」と言われた。眼から鱗すぎて頭が真っ白になったんだけど、その時私の口からでてきたのは
「完璧なんてこの世にないってわかってるのに、
 それを諦めたら自分がなりたくない人になってしまうようでこわい」
という文章だった。そのあと、私は「なりたくない人」の話をした。その過程で「私は〇〇する人が許せない」という強い言葉まで使った。そのとき私が例に出した「なりたくない人」は、世間一般からみたらそこまで悪い人ではないと思う。私は人に大事なことは「選択の自由」だと思っているから、人の生き方にとやかく言うような人にはなりたくないと思っている。その一方で、心の中で何か思うぶんには自由だとも思ってる。とはいえ、先生からの質問をきいたときの自分の答えは、ひとつの価値観にこりかたまっていて、自分で自分が恐ろしくなった。「私は自分を許せていないと思ったけど、人のことも許せていない」と身に染みて実感し、「このままじゃまずい」と思い直した出来事だった。



②スイスイさんの「すべての女子はメンヘラである」
https://www.amazon.co.jp/すべての女子はメンヘラである-スイスイ/dp/4864107483

cakesの連載から大好きなスイスイさん。マガジンも購読していて、更新された瞬間に読みにいっている。表に出すのが躊躇されるような自分のドロドロした感情を言語化し、さらにそれを肯定しつつ浄化したり、たまには共存という選択肢も含めて提示してくださることで、悩んでる自分はひとりじゃないと思う反面、悩みをそのままにせずメンヘラから抜け出すために背中を押してくれる本当に私の導き手。
念願の書籍化ですぐポチり、付箋を貼りながら読破し、これまた念願の「死ぬまでにやりたいこと100」を書き切った。「死ぬまでにやりたいこと100」を書いて一番面白かったのは、「過程と結果のやりたいことが混ざってる」ということ。例えば。
A:小説を書く
B:小説で賞をとる
C:小説がメディア展開される
という目標を書いた場合、BとCはAを叶えた先にあるから、いま目指すべきは一旦Aだけになるということが明確になる。そんなの当たり前じゃんとか思うかたいるかもだけど、私には青天の霹靂だった。自分のやりたいことを、過程と結果にわけると、私の場合ほんとうに結果の割合が多くて、「あれもこれもできてないって思ってたけど、そんなん最初の●●に手をつけてないんだから当たり前じゃん!まずそれやれよ自分!」みたいな、なんというか意外と敵は小さいぞ、みたいな気分になった。スイスイさんがよく「PDCAを回すんだ、失敗してもそれを糧にPDCAを回せばいい」という励ましをしてくださるんだけど、その意味がやっとわかった気がする。まずはとにかく、やりたいことの中から、あらゆる発端になるやつを選び出して、それをもとにPDCAを回して他のやりたいことも叶うようにしていけばいいんだとふに落ちた。


③Nolaさんの添削企画
https://note.com/nolanovel/n/n7c332b72c971

やりたいこと100を書いてから次に繋がったのが、Nolaさんの添削企画。定員オーバーで結局ご縁がなかったんだけど、1万字の短編を数年ぶりに書き上げられて、本当に嬉しかった……!これは、やりたいこと100の中の「書く楽しさを思い出す」をクリアできたきっかけ。
「出すからには受かりたい」という気持ちだけが強くて、その割には焦っていつも中途半端な出来で出すくせに、落ちたらずっと引きずる、執筆した時間は一体なんだったんだろうと悲しくなるという、まあなんともマイナスなサイクルに陥りがちの私。でも今回に関しては、「書く楽しさを思い出す」ということに焦点をあてて書いたから、びっくりするくらいスラスラ書けたし、数年間の自分の書きたかったことをけっこう入れ込めて、膿みを出しきれた気分だった。書き上げられたこと自体が嬉しくて、書いた内容もいまの自分だから書けたもので、素直に自分の作品が愛おしかった。ああ、小説ってこう書くんだった、私はこれが好きだった、と思い出せた。まさに「書く楽しさを思い出す」というやりたいことがクリアになって、次のステップである他のやりたいことに目が向けられるようになった。



④瞑想アプリ「寝たまんまヨガ」
https://www.studio-yoggy.com/yndapp/

寝られない日が続いたときにアプリストアを漁ってて、メンタルケアに良いときいて興味があった「瞑想」だったこともあり、入れたアプリ。
正直、半信半疑というか、スピリチュアル感が強いのかなと不安だったんだけど、一回ちゃんとやってみたら私にはあってた。特に「Deep Relaxation Short」を聞いてるんだけど、体を一回緊張させてリラックスすることとか、深呼吸する大切さをものすごく実感。特に「サンカルバ」が衝撃的すぎて、最初聞いたとき「え???なんて???」ってなった。ちなみにサンカルバっていうのは、自分が望む心のありよう、みたいな意味の言葉らしくて、それを心の中で唱えてみましょうというプログラムがあるんだよね。そのとき、cotreeさんやスイスイさんのやりたいこと100もやってたから、自分のメンタルのどこを直すべきか意識できてたせいか、意外と唱える言葉はすっと出てきて
「自分を、許す。
 人を、信じる。 
 自分は幸せになれると信じる」
っていう三つの言葉を数日間、寝る前に唱えてた。唱えながら、「めちゃめちゃ私ガチやん」ってなんか自分でちょっと可笑しくなりながら律儀にやってたら、これが暗示効果というかメンタル落ち着くんだよね。ちょっと落ち込みそうになったときも、すぐに「自分を許す、人を(以下、略)」って唱えられるようになって、自分のメンタルが落ちきるまえに食い止められるようになったのが本当に自分にとっては大きなことだった。
Kindleの定額サービスに入って、メンタル系の本を読みあさって、自分に必要な言葉とか考え方とかを集められたのは良いことだった。


⑤平土井さんの各プログラム
https://www.amazon.co.jp/仕事も人生も全てが思い通りになるタイムマネジメントノート-たった15分-A4用紙一枚に書き込むだけ!!-平土井-俊-ebook/dp/B07L741XTR

やりたいこと100をやってるときに、「どうやりたいことを実現するか」みたいなハウツー本を読み漁った時期があって、そこで出会った平土井さんの著書。私はワークシート系に記入するのが大好きだったから、ものすごく分かりやすくてぴったりだった。そこから平土井さんのメルマガを購読して、日曜朝に1週間の目標や振り返りをする無料セミナーに何回か参加するようになったり、販売されているプログラムをいくつか買うようになった。
平土井さんが投げかけてくれる質問は本当にわかりやすくて、でも今までの自分は考えたことがなくて、より「いま自分は何をやるべきなのか」をスムーズに自覚できる魔法の質問で一気にファンになった。いまはちょうど、この前購入したプログラムで、1年間の目標立てができて、それを実践するのが本当に楽しみ。
メンタルケアをしながら、こうやって前に進むためのハウツーも並行して手を出せるようになって、一歩ずつ前に進めてることを実感している。


【まとめ】
ものすごく長文になってしまった笑
こんなかんじで、2020年は自分の心や生活を整えて、やっと目標とか前に踏み出せる状態までこれた。
ひとつひとつのサービスや、著者さんたちにとても感謝したい。本当にありがとうございます。救われてます。ひとつひとつを試行錯誤で触れながら、自分の中で噛み砕きながら、「羨ましい」とかそういう一時の感情にふりまわされず、「いまの私には何が必要か」見極めながら、自分にとって本当に必要なものだけを取り込む大切さを学んだ一年だった。


来年の漢字はいったい何になるかな。
どうか幸せな一年になりますように。


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