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かたん*ことり

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糸にまつわるあれこれ。
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#つれづれ

落花流水

落花流水

いつのまにか季節が動いていました。
ずっと、内へ向かうばかりで何かをアウトプットすることができないまま、夏を越えて秋の空になっていました。

いろんな人がいろんな形で、私の背中を押したり手を差し伸べてくれたりで、最近、やっと糸を触りました。

やっぱり楽しい。

なんで、ずっと織り機の前に座らなかったのだろう?

糸に触りはじめたら、やはり、色々アイデアも湧いてきて、在庫の糸はたくさんありますが、

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かろやかな美しいもの

かろやかな美しいもの

吉本ばななさんの『ミトンとふびん』を読みました。
こういう静かな短編集はとても好き。
でも、たくさんの言葉に気持ちを引っかけながらゆっくりと読み進みました。
ゆっくり味わいたくて、1日に読むのは一編ずつ。

本の中でいくつもの言葉を拾いましたが、これって私が目指していきたい、織りたいもののカタチを言葉にしたら多分こんな感じ…と、ドキドキした言葉でした。

ゆらぎ

ゆらぎ

時々、私に必要なメッセージがどこからともなく届くことがあります。
視覚化された言語なんですが、日に何度も同じワードが矢のように私に飛んでくることがあって、それは、多分、私に今必要なメッセージなんだと思うようになりました。
そんな時はその言葉をもとに、少し考えてみます。

今日、何度も飛んできた言葉は「ゆらぎ」。

昨日、自分のことではないことですが、カードを引きました。
その時に現れたカードは、F

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ファーデン

ファーデン

運命の人…なんじゃないかな?
って思う人の顔を時々思い浮かべます。

今はなかなか簡単に会えないけれど、会えないからこそ、時々、心の奥でその人にシグナルを送ってみたり。

運命の人と言っても、愛とか恋とかの話ではなくて、でも、大きな意味で言ったら愛なんだけど、私の人生の流れのなかのバス停みたいな場所で何かを私に手渡してくれた人たち。

その時はわからなかったけど、今思えば大事なバス停で出会ってきた

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message

message

去年の8月の終わりに電車で数駅離れた街まで、レコードを買いに出かけました。

そこで、私は新たな出会いをしました。

手織りと一口に言っても、織り機の違い、技法の違い、考え方の違いなどがあります。

私が最初に習いに行った手織り教室は卓上の織り機を使って、どちらかというと最初にデザインをきっちりと考えてきっちりと織るような技法を教えてもらっていました。

よく見かけたり、耳にしたりする他の手織りに

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糸に導かれて

糸に導かれて

7年ぐらい前から手織りを習いに行っています。
きっかけは忘れてしまったんですが、手織りをやってみたい!と思って通えそうな教室を探しました。
そして、いくつか候補を決めたころの話です。

私は普段は遺跡の調査資料を作る仕事の手伝いをしているのですが、それと並行して年に2つの展覧会の手伝いもしています。
(去年、今年とその公募展は中止になってしまいましたが…)

公募展の手伝いなので、搬入搬出の受付、

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