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糸に導かれて

7年ぐらい前から手織りを習いに行っています。
きっかけは忘れてしまったんですが、手織りをやってみたい!と思って通えそうな教室を探しました。
そして、いくつか候補を決めたころの話です。

私は普段は遺跡の調査資料を作る仕事の手伝いをしているのですが、それと並行して年に2つの展覧会の手伝いもしています。
(去年、今年とその公募展は中止になってしまいましたが…)

公募展の手伝いなので、搬入搬出の受付、審査、展示、監視と一連の業務の手伝いをします。

7年ほど前のある日、その公募展の展示が始まり工芸品の部屋の監視員をした時のことです。
監視員席のすぐ横に展示してあった作品に目が留まりました。

織り布をパネルに仕立てた作品だったのですが、キャプションに付けてあった名前をみたら、ん?あれ?見覚えのある名前…

その作品の出展者の名前は私がいくつか候補にしていた手織り教室のひとつで見たことがある先生の名前でした。

手織り教室のリサーチを始めてすぐに、私の目の前に1人の先生の作品が現れたのです。
こんな偶然ってある???
と、びっくりしたのと同時に不思議な縁を感じざるを得なくて迷わずその先生の所にいく事を決めました。

のちに聞いた話によると、先生は毎年作品を出しているわけではなく、たまたまその年だけ出していたというのです。
(そう聞いたら、ますますこの出会いはすごくないですか⁈)

これは、偶然なのか?必然なのか?分かりませんがそんなふうに私は手織りと出会いました。

それ以降、まだまだ手織りにまつわる不思議な出会いや巡り合わせは続いています。

少しずつそんな事も綴ってみようと思います。



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