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コムジョと岐阜とお芝居と☆2022年後半編

11月から四つの芝居、影絵、ミュージカルと観劇&お手伝いしました。その記憶と思い出を今年のうちに。。。


まずは、下北沢・劇小劇場にて!


ネオゼネレイター・プロジェクト2022 33rd anniversary


Silent Blue ~farewell Song~
世界はそろそろ終わりそうだけど、ずっといい天気

世界の運命を握る情報をある男の脳内から取り出そうと挑んだミッションが失敗に終わってから10年。それでも世界はまだ終わってはいなかった。戦争、食料不足、水不足、大地震など様々な天変地異も起こってきたけれど、私たちはミッション失敗後の研究所跡地で、大量に積まれた書籍類や映画などの映像資料に取り囲まれて長い長い午後のような生活を続けている。そんなゆっくりと終末にむかってゆく最後の日々を、この人類文明が培ってきた様々な文化の軌跡を辿ってゆく、喪失と再生の物語。


出演の咲田とばこさんが、岐阜の劇団ジャブジャブサーキットの団員、コヤマアキヒロさんが元劇団員。

昨年、公演でご一緒させていただきました。

2021年公演『サワ氏の仕業・特別編』↓


蒲公仁氏も出演されていた!



今回はまたまた岐阜出身の劇団ジャブジャブサーキット元劇団員の私によく似ていると噂のてっちゃんからお誘いいただいたのです。感謝🙏


初っ端、なんと咲田さんが、白衣で登場するので、サワ氏の続きかと思いました。笑

しかも、近未来感がサワ氏の昼間版といった感じ。


「世界はそろそろ終わりそうだけど、ずっといい天気」とあるように悲壮感は無い。

世界の終わりにこんな感じでいられたらいいなとシュミレーションさせていただいたよう。


なんとも不思議な感覚に陥るも、役者さんは超パワフル。

真面目なのか不真面目なのか分からなくなる笑いもありのファンタジーでした。




そこで、何となく印象に残った石塚義髙氏という役者さん。

頂いたチラシに、出演役者の今後の活動が記されており、ドラマ「 クロサギ」に出演とのこと。


ほほぉ、観てみたいがウチには、テレビが無い。

しかしながら、無料動画サイトで公開されているではないですか。

ほほぉ!とその日を楽しみに、石塚義髙氏の登場を今か今かと待っておりました。


わー、見れた!


と、残念ながらその回だけでしたが、そんなこんなで私は「 クロサギ」にハマってしまった。


今は「 クロサギ」ロス中。。。



余談ですが、冬ソナ・ヨン様ブームの時もテレビが無いので、散々話題になっていたのを知らないのはヤバいんじゃないかと、レンタルビデオ屋さんにわざわざ借りに行きました。

さすがにヨン様ロスにはならなかったな。




さて、お次ぎは、


人形劇団望ノ社の影絵!


全国専門人形劇劇団協議会主催で、脚本家のいずみ凛氏からのお誘いでした。


人形劇団望ノ社は、矢内世里とダニエル・ウィッシーズを中心とした影絵カンパニー。
今回はチャールズ・ディケンズ原作の「クリスマス・キャロル」をもとにした新作を上演する。脚本をダニエル・ウィッシーズ、演出を矢内が手がけ、音楽をハッチハッチェルが担当。




アナログ世界&ハッチハッチェル氏に心掴まれ、あまりに素敵なクリスマスすぎて、この日にもう正月気分になってしまったくらい。

まだ、別の場所でも再演されるらしいので、たくさんの人に観て欲しい作品です。



昔学校で使われていた懐かしのオーバーヘッドプロジェクター



そして観劇後、ゲキミテトーク1年1組のコーディネーターいずみ凛氏のお誘いによって、創造者同士による観劇した芝居について語り合う会に、いち大道具として参加させてもらった。

「感動」を観劇後すぐに創り手に伝える事が出来るこの会は、とても意義があることだなぁと思いました。

あえてこういう時間を作る、「余裕」って素晴らしい。

だいたい、終わったら早くバラさなきゃとか、スタッフもバタバタしていて、創り手が余韻に浸る暇はないのだ。

ほやほやの感想を直に聞ける、伝えられるのっていい。



さて、お次ぎは、岐阜の劇団、

劇団ラッキーキャッツ


『ひろったラッパ』を観劇。


この公演の日、てくてく歩いて会場に向かう途中、

ぎふねこに会いました。


ラッキーキャッツやん、

とか思いながら、ふと私が岐阜在住の頃、劇団ラッキーキャッツのチラシの絵を描かせていただいた事を思い出した。最初に描いたのが’98年『大丈夫の帯』という芝居のチラシ。



その原画はこちら。


おお、同じような猫やん。


この原画の猫のモデルは、岐阜で働いていた頃の舞台会社の大道具の倉庫に住みついてた「シェリー」という名の猫。

確か私が命名した。


猫と梅。
この時の芝居の内容に関係あるのかないのか分からぬこの絵をよく採用してくださいました🙏


以来「ボクの未来」「フラミンゴの名前」「ジョリサバ」とチラシを描かせていただいたのをHPの公演記録をみて改めて思い出しました。
20代。懐かしい。


郷愁に浸ってしまいましたが、ラッキーの芝居、良かったです、もちろん。
「戦争」に翻弄された楽器たちと、それを見つめ直す現代の学芸員たち。過去と現代がシンクロする躍動的な舞台でした。


いつも、大道具の屋台崩し的な仕掛けがあるんですよね。感心しながら観ております。

ラッキーさん、同時配信してるのがまたすごい。
今後も楽しみです。



さて、今年最後は、

劇団はぐるま

ミュージカル「ふしぎの国のアリス」!!!


公演するにあたってのことはこちらのnoteにも↓



あっと言う間でしたなぁ。



千秋楽を観たのですが、この世の憂いを吹っ飛ばしてくれました。

最高のミュージカルだったなぁ。

身内ベタ褒め。笑



終わりよければ、全て良し。

そんな気分で2022年を終わる事ができそうです♡


いづれの芝居も「生きるのに大切なことは何か」を問いかけてくれているよう。



一言でいうと、それは


でしょうか。


人間愛、友情愛、映画愛、文学愛、楽器愛…等々。色んな愛に私達は囲まれております。



今年も残すところあと1日!滑り込みセーフのお芝居観劇日記でした〜。



関係する全ての皆さまに感謝!🙏
夢をありがとう♡です。

古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇