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華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」伝わるわけのない話

コロナ過のラストチャンス!的に親友たちと3年ぶりに飲みに出かけた。
私の場合、の食事会ではなく飲み会。
30年越えのメンバーが本気で飲みまくる。

宴もたけなわ。

53歳達の声個室でも大きくなる。
子どもの話、夫の愚痴、いつもなら私も話していたことだ。
エミちゃんがいたので私はもう一人の手ごわい親友に
「実は女性風俗で男子の時間を買って遊んでるのぉ~。」

後はご想像できる範囲のご忠告と道を正せ!!
と、お説教。
想定内。

コンビニに行くようにみんな男性セラピストを利用はしていない。
でも、彼女たちの言い分は、旦那が単身赴任で連絡もめったに取ってない、一緒にいたら毎日の食事が大変、子どもが留年したとか、進路がどうのこうの。ちょっと前までの私には理解できる話だ。

彼女たちは自立して稼いでいるか、旦那様にたっぷり養ってもらって毎年旅行に行ったりしている。
でも、うちの子をうらやましがる。

よくできた子供だと。

そう、子どもはよくできていてもこれからの人生は私の人生。
正直、話すんじゃなかったな。と思いながらも彼女たちの私を思ってくれる心配は十分すぎるぐらい伝わってくる。

そのお金を自分に使いなよ!!
いや、これが幸せのよ。とヘラ笑いでかわす。

そう、パートナーはいて当たり前な生活。
私もそうだった。
子どもとする会話と違っていろんな話をしていた。
眠りにつくまで。。。

彼女たちと気持ちよく飲んで別れた。

その翌日、マコトくんに会う予定ではなかったけどマコトくんに会いたくなった。ラッキーなことに時間が空いていたので会えた。
家で夕方から飲んでいたのでマコトくんと会った時は堰を切ったようにむなしさを話した。

気が付いたら朝、

マコトくんそばでぐっすり寝ていた。
エッチもしないでたた、寝ていた。
どうやって眠りについたかはわからない。

依存的な人間かもしれないけど子供の時から暗がりで眠れなかった。
夫と出会って安堵を覚えた。
マコトくんにはお金を払うけどその安堵をくれる。
私はその瞬間は彼は嘘偽りのない安らぎをくれていると思う。

「ヨウちゃん、八時半だよ。」

涼やかな顔でマコトくんに起こされる。
いいんじゃないかな。
ヨウは幸せで穏やかに仕事をできているから。

彼女たちがパートナーと離れるときはそんな感情もわかないくらい家族を担当した年齢で、孫もいて、幸せな日々なんだと思う。

でも、ヨウは今を生きたい。
だから恥ずかしくない。

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